2001年07月31日(火) |
『風と共に去りぬ』2本立て〜(^^; |
My Best Favorite Musical Acter…山口祐一郎さんの舞台。 昨年9月に行われたファンクラブのイベントで出演なさると聞いた時から楽しみにしてました。(*^^*) だって、レット・バトラーですよ!? そりゃあ、かっこよさそうじゃないですか! でもね、具体的なスタッフとキャストを聞いた時…私は黄昏ました。(遠い目) 演出…山田和也、脚本…堀越真、etc.『ローマの休日』のスタッフが多い!! (T△T) 私は(><)『ローマ…』は、 「大地さんと祐一郎さんが出演してなきゃ、学芸会じゃん!!」 …とまで言い切っていたので、そりゃあ、もう…イヤな予感満載でございました。
…で、結果はと言いますと…最悪の予想だけは避けられたようです。(笑) ただ、ミュージカルと銘打っていながら歌が少ないような気がしました。 『オペラ座の怪人』や、『レ・ミゼラブル』や、『エリザベート』のように全編歌ってくれといってるわけじゃないですが、ミュージカルと銘打つからには!もっと歌が多くてもいいような気がします。セリフからいきなり大きなナンバーになったりするだけでなく、もっとさりげなく小さなナンバーもあってもよかったんじゃないでしょうか。上演時間3時間30分(休憩30分)という長さのわりには歌が少ないように感じて不満でございました。 詞は…秋元さんは嫌いではないですが、どうしてもポップスのイメージとかあるのでどうかと…。 いや、悪くはないのですが、やはりミュージカルの詞=台詞でもあるので、部分的にどうかと思うところがあったのですが、及第点ではないでしょうか。 ただ、ふと思ったんですが…秋元さんってミュージカルをやりたい人なのかな…って…嫌いだったら引き受けないでしょうし、相当いろいろなものを観てる気がしました。(^^;
あと、舞台装置なんかは上手いと思いました。 廻り盆は使用しない…正解だと思います。 はじめて山田さんを誉めてあげたい。(爆) 場面転換がボードウォークというものを使用してホントにスピーディーなのです。(床が左右に移動して、場面転換がされます) そのおかげでだれたりせずに一気に観れる舞台でした。 最初、昼の部は1Fで観てたのですが、既に観劇していたかたから『2Fの方がアトランタ炎上の場面の仕掛けが面白い』と聞いていたので、どうしても観たくって夜の部も…観てしまいました。(笑) この舞台は1Fから観る方が舞台が平坦に感じたので、2Fからの方が面白いかもしれません。
まあ、いろいろな不安要素はありましたが、一回観るだけでは物足りなさを感じてしまうくらいには…面白かったです。(^^) …なので、8/13にも母と一緒に観に行くことが決定いたしました。(笑) そして、ついバトラーのキーホルダーを買ってる東宝に踊らされてる自分がいました。(。_。;
2001年07月28日(土) |
『オーヴァー・ザ・センチュリー』 |
『ソング&ダンス』が、よりダンサブルに、ファッショナブルに変りました。 四季のいいところは歌えないダンサー、踊れないシンガーのいないところでしょう。(まあ、過去にはちょっと例外がありますが…(^^;) 『ハレルヤ!』ではじまった時にはその迫力に度肝を抜かれました。 …だって、四季の舞台は大音響。(^^; まあ、「あれ!?あの人ってこんなにもうまかったっけ!?」…という感嘆も含まれていたのですが。 楽しかったですね。もっと『ソング&ダンス』色が残っているのかと思っていたのですが、全然別物でした。 おなじみのあの曲から、懐かしいあの曲、まだ聞いたことのないあの曲…。そして、上演権がないために今まで聞けなかったあの曲を楽しむことができました。 ふふ…『あの曲』が気になる方はぜひ、劇場に足を運んでくださいませ。 歌とダンスだけなのに、いろいろなミュージカルの曲やジャズなのに、独自のストーリー性があって実に興味深いです。 加藤さんの才能というのはそこが知れないと思いました。 ただ…加藤さんが出演されてるかと思ったのに…出てなくて、それだけが残念でした。 いくら実力のない人はいない、層の厚い劇団だとはいえ、スターシステムをとらないところがネックなのですよねぇ…。(><)
2001年07月18日(水) |
『平成市村座・市村座の怪人』 |
市村座が旗揚げしてから5年…。 どれほどこの日を待ちつづけたでしょうか。(T-T) 名古屋公演ないし、スケジュールがあわなかったり…ずっと見逃していましたが、漸く、観劇できました。 内容は…面白かった!(^^)の、一言に尽きます。 市村さんの舞台はいついかなる時も楽しませてくれるので好きなのですが、今回は格別でございました。 市村さんは人を楽しませるということにかけては天才的だと思います。
もう、耳にお馴染みのあのメロディが…聞いたことあるようでいて、微妙に別物になっているという素晴らしさも感嘆いたしましたが、市村さんの多彩な演技がぎゅぎゅっと凝縮されていました。 『栗栖ちぬ』…その一言だけでも笑えるのはさすがです。 『クリスマス・キャロル』で1人54役やっただけのことはあります。 今回も何役もやってらして、その度に役が全く個性を変えてるのは吃驚したのを通り越して脱帽です。 わたしは、オークショナーが好きかも…(^^; ここまで、キャラクターを演りわけられる方は何人もいないと思います。 道具の使い方とかも…興味深いです。 シャンデリアが…道成寺の釣鐘に変るのも素敵(笑)でしたが、オルゴールが三味線になっていたのは…笑うしかないでしょう!! 『オペラ座の怪人』の四季オリジナルキャストだと強調してましたが、もう…そんなことは忘れ去られ、『市村座の怪人』のインパクトだけがいつまでも残るでしょう。(笑) アンコールで予定外に『私は私』…でした?『ラ・カージュ・オ・フォール』のあの曲。 あの曲も聴けたのです。本当に予定外だったらしく、ピアノの人とか、帰ろうとしてたのに呼び戻されて…焦ってました。(笑) 千秋楽だけの予定だったらしいのですが、意外に盛りあがったので気分をよくした市村さんからのサービスでした。 こういうサービス精神旺盛なところが市村さんを好きな理由かもしれませんね。
ええ、『ハムレット』の先行予約申し込みをしてしまうくらいには、面白かったんです。(^^)
ただ、この舞台中にいやなことがひとつ… お隣の席にいた男の人がぶつぶつ呟く煩い人で…せっかくの舞台が充分楽しめませんでした。 『くうぅ〜〜、俺も(市村さんと)握手してぇ〜〜!!』 とか。 …そうか、したいか。(笑)でも、市村さんはきっといやだと思うよ…?(爆笑)
他の方への迷惑も考えて、上演中は静かに観劇しましょう。(-人-)
2001年07月15日(日) |
『キャンディード』&『悪の華』 |
本日の観劇は2本立てでした。 『キャンディード』は宮本亜門さんの演出を一度観てみたくて、佐渡さんの指揮を一度生で聞いてみたくて、岡幸二郎さんが出演されてたから…そして、バーンスタイン作品だったから…そんな理由で観劇しました。 結果は…当たり〜!(^^) 最初、キャストにオペラ畑の人が多いからもっと、オペラ色の強い作品なのかと思ってました。(笑) 内容もヴォルテール作品ということでしたし…。 でも、違いました。…が、非常に楽しかったです。 多彩な才能のコラボレーションでした。(笑) ただやっぱり、オペラ畑の人だとセリフが聞き取りづらいんですよ〜っ!(T△T) 私がいたのは2F席3列目でしたが、その席ですら音が届きにくい個所があって、一生懸命聞き耳立ててました。(笑)例外は中島啓江さん…(^^;この人は存在感もさることながら、声も他の方を圧倒してました。 楽しくも美味しいキャラクターですよね。(笑) 後は岡さんの役がおかしかったです。グネゴンデのお兄さん役だったその役は、『何度も危ないめに合いながらも、その美しさゆえにその度に誰かに助けられてしまう』…そんな羨ましい<こら(^^;役でした。 キャンディード役の石井さんは、今回はじめてのタイトルロールだそうですね。 ちょっと意外な気がしたけど…そういえば、そうなんですね!美味しい役どころが多いせいか、あまり気にしたことなかったけど…。(^^; 石井さんってあまり好きなタイプではなかったんですけど(役が…ですよ、役!『レ・ミ…』のマリウスとか、『カルメン』のエスカミーリオとか…)今回はじめて役に好感が持てました。キャンディードが成長してゆく過程が如実に変化していてよかったです。 きっと、再演したらもう一度見にいくけど、グネゴンデ…もう少し『喋れる』ようになっててね…?
そして、その後は『悪の華』…はしごしました。 しかし、『キャンディード』の開演時刻が2時だったために『悪の華』開演時刻に遅刻すること30分以上…。 サイテーですね。(><) 死かも、こういう時に限って1F8列目だったりするんですよ。おまけに私の席に座ってるおばさんがいて、なかなかどいてくれないもんだから…浅丘さんに睨まれちゃった…ような気がする!(またか〜…とは言わないで…(。_。;) き、金券ショップで¥8,000.というチケットを見つけなければ見てなかった演目ですがなかなかに面白かったです。 浅丘ルリ子さんはやっぱり、お綺麗なのですよ。家が没落したために遊女に身を窶した武家の娘役の凛とした女性の感じがとても似合ってらして…お着物なのに衣装がえが多くて大変だったでしょうが…見てるほうとしては楽しかったです。 ただ…藤間紫さんが共演されてたものだから、イマイチあの方に美味しいところを攫われたという感がなくもないです。舞台女優って怖いと思いました。(笑) ただ、着物で何度も早変りするのは面白いんですけど、早さに感心しましたが、やはり…場面転換がミュージカルのようにスピーディーではないのですよね。 『キャンディード』の後だっただけに、転換のスピードが少し気になりました。 …でも、浅丘さんの舞台には好感が持てました。幕が退いてからもちょこんと顔をのぞかせたり、意外におちゃめなカンジでした。 『草迷宮』…観たかったけど、公演地&スケジュールの関係などで観れなかっただけに今回、『悪の華』を観れて満足でございました。(^^) たまにはもういう舞台もいいものですね。
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