2002年06月22日(土) |
『フォーチュンクッキー』 |
『フォーチュンクッキー』といえば、中華レストランで出口のところで配ったり、チェックの時に貰える(笑)占い入りのクッキーですね。 食いしん坊な私としては、これが大好きです。(^^) 今まで、一番美味しかったのは…虎ノ門のホテルオークラのフォーチュンクッキー。 バニラの上品な香りが口の中にふんわりと広がる美味しい一品でした。 …手で掴めるだけつかんで貰っていた人の気持ちがよくわかりました。 きっと、あの方は常連さんに違いない。(−−;
…と、フォーチュンクッキーの味談義はともかく、本日の舞台もまたとっても楽しかったです。(^-^) 見逃したらきっと損をしていた…そんな風に思える舞台でした。 もちろん、神戸まで行った甲斐はありました! まあ、神戸自体も大好きな街なので、行ったついでに遊んでこようとか、イスズベーカリーやフロインドリーブへ行けるかなとか、また異人館も行きたいなとか思って…神戸行きを決めたので、『もし!』仮に舞台がつまらなかったとしてもいいかな…くらいの気持ちで行ったのですが、この舞台は『大当たり』です♪ 行ってよかったv…な舞台でした。 まあ、例によって例の如く…綜馬さんが出演する!という理由で行くことに決めたのが60%、演出・振り付けが謝珠栄さん、脚本が高平哲郎さんだってのが15%、神戸公演だってのが25%だったのですが(笑)。
良かったです…の一言で終ってはどうしようもないですが。(^^; ライトポップなコメディで非常に楽しめたし、元気が出ました。
カメラマンの夢に向かって頑張ってるモナ(湖月さん)と仕事に生きる映画マニア(笑)の叔母様…パオ(日向さん)と文化人類学者のニック(綜馬さん)と久しぶりに会う弟…ユン(畠中さん)とがチャイニーズ・レストランで出会って…なお話なんですけど、この後は言いたくない! (^^;;; 敢えて言うなら、綜馬さんてば幾ら若い時にできた子供という設定とはいえ、あんな大きな娘がいるような役をやるようになっちゃったんですね。(;。;) ただ、『アルマーニを着てるオリエンタルはジャパニーズ・マフィアよ』と言われていた綜馬さんはとてもおもろかしかったです。 韓国人か日本人か判断つきかねたパオ達が韓国語で挨拶するのにクールに切りかえすニック!発音はやはり綺麗でした。その次に『もうかりまっか?』と言われて『まあまあでんな』とすら答えている姿もかっこいいんだけど……………… そこは『ぼちぼちでんな〜』と言って欲しかった!(力説) チラシの写真ではもっとチャイニーズなカンジだったので、それを楽しみに行ったのですが…実際はもっとスタイリッシュで、普段の綜馬さんに近かったです。 今回もお髭付だしー。 それでも、ナチュラルに演じられるいい役を貰ったな…というのが最初の感想でした。今回ものびのびと楽しそうに演じてらっしゃいました。 本当に、綜馬さんて役に恵まれてますよね。
おまけに…舞台上で実際に中華を食べてるんですけど、それが新神戸オリエンタルホテルにある『桂林』のお料理らしくて…羨ましくってプンすかです! だって…開演が12時からじゃ、途中でお腹がすいてきますよね。 しかも、あのゴージャスなホテルの…暴力団の抗争もあったけど…すごく好きなホテル…ケーキはとても美味しかったので、中華も美味しいに違いない。6/20〜22の3日間限定で舞台で食べているのと同じ料理を味わおう!という特別メニューも出てたみたいでしたが、私が行ったのが最終日の上に観劇途中でラストオーダーに入ってしまうので食べられませんでした。 嗚呼、出演者の方が本当に美味しそうに食べてらっしゃったので、私も食べてみたかったです。
ついつい食べ物の話になっちゃってますが、それはともかくとして! 舞台は想像してたのより遥かにおしゃれな舞台でした。劇場もその雰囲気にあってたし…最前列の客席がチャイニーズ・レストランを思わせるテーブル席だったのがすごく良かったです。最初はそれもセットなのかと思ってました。 まあ、開演前にロビーでフォーチュンクッキーを売ってたお姉さん達がまさか出演者とは思わなかったし…いろいろな意味で驚かせてくれました。 出演者の皆さんの演技がとても濃やか! 回転舞台で裏側に回った時もそこにいる役者さん達はほとんど隠れてるにも関わらず演技してましたし、そこはかとなくいろいろな映画の話やパロディが出てきて楽しめましたし、湖月さんと日向さんの『巴〜里〜♪』も聞けたし!(笑)<ヅカ好きじゃないとわかりませんか…? (^^; アンサンブルの人達も歌って踊って芸もして…まさしく、芸達者な人ばかりだったし、演出が振付師としての印象が強い謝さんだから非常にダンサブルで動きやフォーメーション(?)が綺麗ですしね。まるで寄せ木細工のようにぴったりとはまった出演者の動きがとても統制がとれてていいなぁと思いました。 そんなだから、観てて退屈する暇なんてない盛りだくさんの舞台でした。 もちろん、曲も素敵で…綜馬さんのハイバリトンが綺麗に響くのはもとより、日向さん、湖月さんとのハーモニーが何とも言えなかったです。 あまり大きくない劇場の効果なのか、音が隅々まで綺麗に響き渡ってました。 『音に抱かれる』ってああいう感覚なのかもしれません。 ただ、そんな中にあって畠中さんは……(^−^;……もうちょっと頑張って欲しかったな。あのキャラクターの持ち味は大変イイ味出してたので、好感が持てましたが。
でも、私的には完成度が高かったと思った舞台でした。 すごく楽しかったからまた観たいです!
そして、楽しかった舞台の余韻に浸ろうとフォーチュン・クッキーを買ってきました。 その結果は…
『オーバーワークもいいけれど、健康は一生の宝!』
でした。(^−^;…う〜ん、当たってます?はずれてます?
そういえば…畠中さん扮するユン…漢字を当てるなら『遠』かな…? とか思って、他の出演者にも当てはめてみようと思ったのですが…(エセ中華好きの私ですが、中国語ができるわけではないです。ニイハオとザオアンとツァイツェンとガウチョアーとウォーアイニーとかあまり役に立たない言葉しかわかんないんです)綜馬さんのニックには…と考えて……『肉』しか思い浮かばない私って……(冷汗)ちょうど舞台上ではそれぞれが家族のことを語りながらしんみりとしてる場面だったのに、何故にこんなことを考えていたのか…。 『肉』…額に文字が浮かんできそう。 …ごめんよ、ニック!(^x^; ファンとしても、中華好きとしても、観客としても間違ってます!(>_<)
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