足し算 - 2004年07月27日(火) お祭りでもらった金魚が15匹 小さな水槽にひしめき合う 毎日少しずつ死んでいき 残ったのは大きな金魚ばかり そう 力のある者だけ生き残る 人生の縮小図がそこにある。 彼氏は将来を夢見る アタシといる将来を それはまるで夢見る少女のように ばかばかしく見える。 将来なんてものに希望も夢も無いアタシにしてみたら 何年か後の話なんて 霧に包まれて見えないけど 彼には見えるようだ それは蜃気楼に過ぎないとは伝えれない。 完全理数系の彼には 1+1=2 しか知らない だけどそうじゃない 1+1は2じゃない 人生を経験の足し算で生きたいる人間にはわからない いろんな経験と感情を隠して そろそろと足を踏み出すしかない引き算の人間の気持ちは 水鳥。 ... - 2004年07月25日(日) 鏡越しに自分を見たら なんて複テい顔 無表情とは悪意に近いと ふと思う 別れた彼氏が やっぱり戻ってきて あたしはやっぱり 受け入れてしまって けど 誕生日すら忘れられてると知り ため息がでる ばかばかしいね ... HERO - 2004年07月20日(火) 彼氏と別れた アタシから切り出した ウソをつかれるのがイヤだった 自問した 『これから先 信じれるの?』 NOだった 『何度目か覚えてる?』 NOだった 信じたいという願いと 信じれないという癖の狭間で悩んだ 疑う癖は治らない なぜなら必ず裏切られるから 浮気をしたわけじゃない だけどウソをついた もうウソを見破るのに疲れた 裏切られるだろう事はわかっていたけど どうせなら気が付きたくない けど悲しいことに カンが鋭いという女の習性だけは健在で 残念な事にそれは的確に命中する 電話が鳴る メールが届く きっと家の前の道を車で行ったり来たりしてるだろう でもココで折れたらいつものように 何も解決してないまま戻ることになる アタシはヒーローを求めていたのかもしれない 苦しいとき助けに来てくれる 絶対に期待を裏切らない いつも守ってくれるヒーロー そんなもの存在しないと悟った幼い頃とは違った アタシだけのヒーローを どこにも居ないのに 水鳥。 ... - 2004年07月16日(金) 悲しみを 雨に溶かして キミに贈ろう どんなに遠くても きっと届くから 水鳥。 ... 臆病者 - 2004年07月15日(木) 知り合いが理不尽なことで怒り出したとする アタシはそれが理不尽なのかどうか ちょっとわからなくなる だから親友に電話して聞く アタシおかしい? 親が訳もなく怒り狂うとする アタシはその理由がどうしてもわからなくて 親友に電話して聞く 彼女もわからないと言う 彼氏が信じれない行動をとる アタシはそれが普通なのかわからなくなる だから親友に電話して聞く それはおかしいと教えてくれる 自分の考えにいつから自信が持てなくなっただろう 自分の行動にいつから自信が持てなくなっただろう いつから自分を嫌い いつから自分の考えを疑うように? 臆病者になっていったんだろう 電話をかけるのが嫌いなの 出た瞬間の声がめんどくさそうに聞こえるから 沈黙が嫌いなの 自分の存在を遮断された気になるから 淋しい時は本を読む アタシはいったい何冊もの本を消化してきたんだろう 母子手当てが出る事になった 自己破産のおかげか父の収入が減った為だ 夜のバイトを辞めたから今恐ろしく生活が苦しい だからすごく助かるけど 手当てなんてものはあとからはいるのであって 今現在苦しくても助からないのが不思議だ こんな世の中だからだと言って諦めれば生きやすくなるのだろうか アタシにはわからない事ばかりだ。 水鳥。 ... 定義 - 2004年07月14日(水) ボクには 愛の定義がわからない キミは知っている? 水鳥。 ... - 2004年07月13日(火) 時々想い出す 定期的に逢っている間 2ヶ月も逢わなかったら 触れた手の温もりも横顔も思い出せなかった なのに急に 想い出す 淋しいわけじゃない 悲しいわけじゃない 理由がわからない そんなもんだろう 感情なんて キミの言葉を待ってた くれない愛情を待ってた けどそれは目に見えなくて だけどだけど 盲目だったのはアタシ アタシの心 財布の奥底に 白い小さな布で丸めたリング 誰にも触れさせない アタシの心の奥底と同じ きっとそれは 心の底の形 キミと一緒にいて 幸せだっただろうか キミがココに居なくて 幸せなんだろうか 水鳥。 ... - 2004年07月08日(木) 10年以上ぶりに再会してしまった 知人のあまりの変わって無さに驚き 自分の身にこれから降りかかるかもしれない事を想像して ため息をついた そんな夏の始まりは好ましくは無い。 見慣れた銀行の中に行くと 見慣れない場所に連れて行かれた 父の自己破産によって手放した 身分不相応の家が売れた為 アタシの持分の権利を渡す作業に両親と一緒に。 今思えばどうしてあんなにでかい家を建てたのだろう 1階にはお風呂とトイレと物置と和室が2部屋洋室1部屋 事務所が1部屋。事務所にはキッチンまで付いていたけど物置状態。 2階には大きなリビングとシステムキッチンにトイレ 洋室に小さな和室付き 3階には洋室2部屋とシャワールームにトイレ 3階の1部屋がアタシの部屋だった 12畳もあるその部屋に一人で居た テレビを端に置き 反対の端に布団 洋画の字幕が見えない距離。 そんな巨大な家には 建築するときに語った夢が 全て入っていた 玄関は吹き抜け 和室は2間が続くように 見上げるほどの靴箱に関しては1番上の段が届かないほどでかい 2階のリビングでパーティーが開けるほどの空間 28インチのテレビが小さすぎるその部屋 そんな巨大な家だった。 その家を買ったのは両親の知り合いだった。 土地を抜いての値段が5千万以上かかったのに 売値は土地と前の山と隣の空き地50坪ほどを加えて 2300万円 破格の値段だ その全てにアタシの名義が含まれていた為 銀行で何通もの書類にサインと印鑑を押す そして買主も目の前で嬉しそうにサインをする。 両親の知り合いが買ったけど 名義は息子夫婦 アタシの同級生だった。 なんだか惨めな気持ちになった 今の生活は苦しいけど窮屈には感じない それこそ身分相応なのかもしれない けど そんなんじゃなくて 幸せそうな同級生に うん きっと嫉妬したんだろう。 なんて醜い感情だろうね アタシが手放したもの 手に入れたかったものを持っていく彼らに嫉妬 そんな自分がいやだけど それでもこれが人間の感情なのかもしれないね。 数日前 彼氏に連れられて前のバイト先の飲み会に参加した そこの店に偶然居た人に声をかけられた 10年以上前縁が切れた人だった パトロンのおじさんと東京に行きソープで働いて ジャブ中になって帰ってきたとうわさで聞いていた その後 男性不信だと言った舌の根も乾かぬうちに なにやら犯罪を犯し 指名手配中だという男と逃亡 そして数年前 友達の働いている子供服売り場に子供を連れて現れた そこまでの話は聞いていた。 その時一緒に居た男の人はどうやら 旦那さんではないらしいけど。 いつも問題を撒き散らす人だった 次の日友達二人にその話をし 電話番号を聞かれて言ったといったら すごく同情された アタシも憂鬱だったりする。 彼女に関わると必ずなにかに巻き込まれるからだ 悲しいことに 『必ず』 あぁそういえばもうすぐ選挙だ アタシは必ず行っている そう人に言うと驚かれるほど選挙が似合わないけど 一人でだって行く 『誰がなったって同じだから行かない』と 諦め顔で言い訳する人間が アタシは大嫌いだ。 ...
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