cassia×nealiae - 2004年09月25日(土) 南風の中で咲いてるきみの名を知らぬまま去る夏の終わりに **************** **** * ** * 町中あちこちで咲いていた藤のような形の花の名を知りたくて、ホノルル空港内の書店で植物図鑑をめくる。ほどなく見つけ、図鑑を買って帰ろうかと思うけれど、かなり高価な上にそれほど詳しい情報が載っていない。帰国してから調べようかなと決めて、名称を記憶に焼き付ける。レインボーシャワーとも呼ばれているらしい、なるほど確かに木によって様々な色があったし、グラデーションになっているものもあった。濃い桃色からたまご色になっているのが本当にきれいだった、それから人の頭上から降りそそぐようなあの咲き方、強い海風に揺らされて長けた花弁が散るのはシャワーみたいだったと思う。藤も桜も、散る時はそんな風。 - ライムに歯を - 2004年09月22日(水) ライムに歯をきりりと立てる夢を見た朝 鮮やかな波の涼しさ ………… 目覚めて呆然とするくらい驚いた、ライムの味覚だけが、あまりにリアルだったので。 ベランダから見える海は、まだ夢の中にいるかのように碧い。 ここへ誘ってくれて、ありがとう。滲むように嬉しい。まだ眠っている同行者の寝顔に向けて、胸の内でささやく。 - 旅立つ - 2004年09月19日(日) 例によって何の準備もできていないけれど、明日(というか、もう今日)ハワイへ出発。スーツケースはまだ空っぽだ。暑いのと食事が重たそうなのは多少心配だけれど、海と夕暮れが楽しみ。 - 揺らぐ灯の - 2004年09月16日(木) 風が来て肩を撫でられほほえんで「ありがとう」揺らぐ美しい灯よ ………… 揺らぐ灯の美しく脆い優しさを忘れずにいたい君に渡すまで - 遠くへ - 2004年09月14日(火) 敬愛している方の上司から、来年度の話。「行って嫌なら一年で帰ってきてくれていいよ、実際いなくなられると僕も困るっていうのもあるし…君か貝塚さんか、二人ともだめなら安藤さんに。急ぐ話じゃないから、向こうの事調べて、考えてみて」 帰宅して、早速ネットで調べる。先方にはまず問題ない、土地柄もいかにものどかそうで、今住んでいるマンションの管理費と殆ど変わらない額で、駐車場付きの1Kを借りる事ができるらしい。自分で住むとしたら1LDKか2DKくらい、それだってものすごく安い。知り合いすらいない場所で生活する事自体に抵抗はないけれど、一年で帰ってきていいと言われても、たぶんそうはならないだろうと考えると躊躇せざるをえない。あっという間に順応した上に周囲とのつながりを理由に簡単には引き返せなくなる、自分の姿が目に浮かぶ。色んな事に関して、今までずっとそうだった。 - 艱難は - 2004年09月13日(月) 耐えきれぬほどの艱難はなかったと今ならば思う君の笑顔で ………… 許せるか、赦しきれるか、許し合えるか。それがすべてだ、この世の中に起こること、人と人との間で波打つあらゆる事象の。艱難の彼岸なら今はもう霞むほどに遠い、泳ぎきったねと笑うこの日を予期していなくても、あてもなく水をかくことだけならできた。 - スピーチ - 2004年09月11日(土) 自殺、浪人、失恋、離婚。同僚の披露宴に一応主賓として招かれた上司(いろいろとだめな人)が、新婦となる部下へのスピーチのために用意した草稿に紛れ込んでいた、とんでもない言葉の数々。「り、りこん!?」びくりと私が震えると、隣で一緒にスピーチの練習を聞いていた先輩は「…それは、世の中では普通禁句と言われていて」と心臓が冷えるような声色と目線で彼を見上げる。「あ、そお? じゃあ削るね」とさらっと上司が言うのに、彼女はまだ何か言いたそうな顔つきをしている。別に新婦を罵ろうとかいうつもりではなく、あくまで本人としては褒める趣旨で話しているというのが恐ろしい。 - 深い夢から - 2004年09月07日(火) 深い夢から醒めるように悲しくて遠くから渇く きみよさよなら ………… - 雨上がり - 2004年09月05日(日) やわらかに鈴の音の満ちる夜の底 雨上がり遠い国へと歩く ………… 白いエンジェルストランペットが、俯くような形で咲いている。雨がやんで虫の声、駅までのゆるい坂道をしんしんと下れば、どこか静かで深いところへと向かうような感覚。 - やや消耗している - 2004年09月04日(土) 同僚が倒れて雪崩れこんできた分を引き受けて、猛暑の中出かけて別件の新しい仕事の顔合わせや引継ぎ、その合間に色んな人と会う。気付いたら体重が6�坩霧困辰討い拭6瓠好僉璽謄�や披露宴に出席したり水着になったりする予定があるから、特に困るような変化ではないとはいえ、それにしてもこんな数字久々に見た気がする。 明日は友人が家に来る、今月末の少し長い休暇を一緒に過ごすことになっている、その打ち合わせに。彼女は電化製品の折り込み広告を見るのが好きなので、何となくここしばらくの分を抜き出して、まとめてテーブルの上に置いておく。 -
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