2016年02月23日(火) |
小林麻耶のしくじり先生。 |
バラエティ担当の女子アナとしては天才的だったと思う。 もちろん、それは永遠には続かないわけで。 どこかでモデルチェンジをしないといけない。
周りを気にしすぎて自分を見失う。 そういうことだと思う。 ただ、自分を出しすぎれば、単なるわがままな人間になって誰からも相手にされないわけで。 それでも、誰かのために、自分の言葉を伝え続けることしかないのだと思う。 自分を殺す、というけれど、本当にそれがそのまま自殺につながる。 自分を生かすために、強くやさしく生きなければならない。 滅私奉公の時代ではない。 それは、時代が進歩したということだと信じて。
たくさん、言い尽くされているだろうから、同じことを言っている人もいるかもしれないけれど、思いついたので記しておく。
アニマの交代。
70年代の内向的アニマ。 直子、ハツミ。 80年代の外向的アニマ。 みどり。
アニマの交代。 死と再生。
内向の時代から外交の時代へ。 70年代から80年代はそういう転換点だった。
日本社会は、直子やハツミによりも、みどりを選んだ。 女優さんで言うと山口智子とかだろうか。 内向的な女優というのはあまり思いつかないけれど、自己主張のない、耐える、尽くす、というタイプ。
ノルウェイの森の喪失感は、アニマの交代の喪失感。 ひとつの時代の喪失感。 とても大きな喪失感。
決して直子やハツミさんを追いやろうとしているわけじゃないのに、結果としてそうなってしまった。
二つを同時に選び取ることはできないのか。
いや、影として残すことはできたんじゃないのか。
あまりに一面的になりすぎた時代のこと。
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