まず何より自分の存在意義を疑わない。 自分に何が出来るか。自分が何をしたいか。 決して見失うことなく生きていく。 その目は真っ直ぐ前だけを見て。 何でもない事だと言う。何でもない事のように言う。 それはこの目にはとてつもなく大きく深く。 惹かれてやまないというのに。 その姿さえもおこがましいと笑う。 そしてその姿にさえ熱が冷めないというのに。 その目にはこんな感じようは卑屈に見えるはず。 そう思う心さえも卑しく思えて情けなくなる。 それでも恥じる心さえ必要ないと気付かされる。 そんな気持ちも受け止め、そして流してく。 きっとそれはすべてを知ってるから。 卑しさも恥も焦燥も卑屈さも臆病な心もすべて。 痛みも悲しみも負け惜しみも羨望も すべて持って、その高みだけを臨むから。 しっかりと地を踏みしめ風を受け瞬きもせず立ちつくす。 そこには先しかなく、何て独りが似合うその姿。 高く高く空よりも高く、上り詰めていくその姿を 僕はいつだって求めてやまない。 大地に焦がれて雨を降らす天のように、 その姿にこの心が繋がるよう頑なに目を開き すべてを確かめようと僕は生きて行くんだ。 孤高という言葉の似合う背中を、決して見失う事なく。
最近いろんな方からのメールが増えました。 快賊に興味を持ってくれる人が増えたんだなぁと とても嬉しく思います。 メールをくれる人の内容はもちろんいろいろで 求める事もいろいろ。 でも皆自分の居場所や自分の生きるべき道を 探してうちに立ち寄ってくれたりしてます。 当然合う人もいれば合わない人もいるわけで。 そこでさよならする人もいれば一緒の未来を 見つめたりする人もいる。 それでもほんの少しの出会いでも 別れはちょっぴり寂しかったりするし、 ほんの少しの出会いでも 長く続くその人生の中で快賊を見つけてくれた 事が嬉しかったりする。 一瞬の人も永遠の人も共に自分のあるべき 姿を探して。そうして明日をまた生きる。 心に優しい風が吹く。その風はいつだって追い風で。 風の吹き抜ける場所を目指して僕らは進む。 そんな出会いにいつもいつも励まされたりする。
| 2003年01月10日(金) |
スイート・ホームタウン |
いつも明かりが灯ってる。 夏には夏のあたたかさ。冬には冬の優しさがある。 帰れば落ち着くそこは、どんなに時を重ねても 変わらない。世間様に遅れを取るなと改装を施した その家はそれでも、初めて目を開けたあの日のまま。 初めての色。初めての匂い。初めての思い出。 その家でたくさんの初めてを経験した。 目を閉じればまだ幼い自分が当たり前にいる。 階段を駆け足で上って、手すりで滑って着地。 ピアノのすぐそばには柱時計。もう何年も動かないはずの その時計が一回だけ鳴った時はさすがにビビッた。 長い廊下を歩けば代々受け継がれて来た自分の部屋。 今の方が断然格好いいけど。それでも愛した自分だけの 秘密基地。それからちょっと憧れた両親の部屋と いつも一緒にテレビを見てた祖母の部屋。 そう、いつだって産れ育った家は当たり前に 自分を受け入れてくれる。そしてたくさんの気持ちを 教えてくれる。いっぱい笑っていっぱい泣いて。 大切な人との永遠の別れも、やっぱりこの家。 暖かくて優しくて、だからこそ切なくなる大切な家。 今年はもっと頑張るからって手を合わせ、 寒さに震えて電車を待つ。そういえば走り出す電車から チラッと見える筈。そう思い、暗い窓の外目を凝らせば いつだって出来の悪い子供のための、人待ち顔の姿が見える。 不確かな時刻表に遠慮がちに手を振るその姿に 鼻がつんとなる。あの明かりがずっと消えないように。 あの明かりを目指せばいつだって帰れるから。 小さくなる影に声を殺して、シートに深く座って 寝てしまおう。あの日の皆の夢を見よう。 つく頃きっとまた一つ元気になってるはず。
| 2003年01月01日(水) |
ハッピーニューイヤー。 |
幸せはこうして新しい年を迎えられる事。
幸せはまた新しい夢を見られる事。
幸せはあなたと年を迎えられる事。
幸せは一つ年を重ねる事。
幸せは笑顔と共にうまれるもの。
幸せは朝日と共にやって来る。
最高の今年に幸せを知る。
今年もたくさんいい事があなたにあるように。
今年もたくさん幸せになれるように。
明けまして、おめでとう。
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