月と散歩 )
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一週間ほど前。
疲れが溜ってたせいか、仕事中 何度もアタマをぶつけた。 うち一回が見事なクリーンヒットで、 眉間を割ったうえ、軽いノウシントウを引き起こした。 額の傷よりも中身のダメージのほうが心配で ちょっと真剣に、死をイメージした。
ここ二週間、残業が続いてる。あと休日出勤と。 休むヒマがない。 帰っても、やる気がない。 私生活、中身がない。
期待される。頼られる。 そりゃ悪い気はしないけれど。 慣らされてく、流されてく。 会社に、日々に。
・・イメージの中の死は、なんだかこじんまりしたモノだった。
・・ちっちゃな死を思い描いてみて 「こりゃ死ねんな」 と冷静に考えたりした。
(いま思うととてもバカらしいけど) ちょっと真剣に死を想像して、 身の回りの整理を始めた。 けど、すぐやめた。 とてもじゃないけど、片付けきれん。 気持ちも、部屋も。
で、バカらしくなって ふて寝した。
アタマはそれから3日間ほど痛かったけど、僕は生きてた。 朝、起きるたびに生きてることを喜んだけど アタマの痛みといっしょに、飽きてしまった。
そんな頃、あのコからまたメールが入るようになった。 なにやってんだか。お互い。
| 2001年10月08日(月) |
「残酷な世界」、「残酷な僕」�� |
出張の愉しみ。
…やっぱり、『オトナの週末の愉しみ』というと 呑むこと ってなるみたいだ。 嫌いじゃないんだけど…弱いのです。 けど、嫌いじゃない♪
で、そんな週末。
「いいとこ、連れてってやる」 先輩にそう言われてついて行った『そこ』は、 日本語の通じない世界だった。
もちろんそんなとこは初めて。 先輩はどうやら何回か来ていて、すでにお気に入りのコがいるようで。 けど、ひとりで来てもなんなので ということで僕が選ばれたらしい。 社会勉強。 そう言ってた先輩は、もうイチャついてる。 しかたないので(?)こっちはこっちでやろうと開き直る。 …でも、日本語が通じない。 僕についたその人は、ウクライナの人。 「エイゴ、スコシ」 というので、こちらも中学英語レベル(精一杯)で Let's communicaite!
ノーラさん。本名:ターニャさん、25歳。 とても綺麗な目をした、おねえさん。 日本に来てまだ2ヶ月。 日本は好きだが、大館(この町)は嫌いなのだそうだ。ちっちゃいので。 ここ(店)に来るお客さんも、いやらしいオヤジばかりなのでキライだって。
…おお!けっこう話できるぞ! たいしたもんだ。僕。
「デモ、アナタタチハ スキヨ(in English)」 …うーん。
そんなこんなで、会話すること小一時間。 ウクライナを思い出して泣いてた話とか。 「妹も、もうすぐトウキョウにくるんだけど…」 というので、トウキョウまでの行き方を 日本地図(!)で説明したり。 酒もいい具合にまわり、カラオケ(万国共通)で『LET IT BE』を披露したり。 「dancing!」 と、言われるままに踊りまで踊る始末。 …あったかくて、とてもいいにおいがした。 それにしても、加藤登紀子の『百万本のバラ』が ロシアの曲をカバーしたものとは知らなかったなあ。 僕の英語力なので勘違いかもしれないけど。
しだいに濃くなるウイスキーを吐くほど呑んで、 わけがわからなくなった頃 店を出た。
終始ご機嫌だった先輩が、帰り道こんなことを言ってた。 「あいつら、カネが目当てなんだ。日本人以上に」 そういうもんなんだろう。 よく聞く話だけど、実際目の当たりにすると軽いショックを受けた。 みんな、それぞれいろいろな事情を背負って この国に来てるんだ。 そのへんを想像してみて、ノーラさんの笑顔を思い出してみた。 「マタキテネ? Promise,Promise...」 と言っていた、そのときの彼女の気持ちが、痛かった。 僕は、全然 アマちゃんなんだろう。幸せなんだろう。
…これは後日談になるのだけど、秋田を去る最後の夜、先輩はそのコと一緒に過ごした。なんだかんだいっても、ちょっと本気だったらしい。 先輩、妻子持ちだけど。
僕はといえば。
その日から3日間ほどガイジン的リアクションが抜けず、職場で失笑を買った。
「ウクライナ語、なんか教えて?」 といってせっかく教えてもらった『乾杯』という意味の言葉も、 ガイジンかぶれが抜けたとき、一緒に どっか いっちゃった。
| 2001年10月07日(日) |
今日の中の、昨日と明日 |
10月7日。 今日を忘れないために。
僕はいま、仕事で秋田にいる。 昨日も、今日も飲んでいた。 空虚な現実を忘れて、ウツロな夢を・・・。
それはあくまで、僕の『時間』であり、 そんなことをしてる間にも世界はまわる。
…今日、『明日』をなくしたひとがいる。
酒の席で、歌う機会があった。 僕の選んだ曲は、周りのひとたちの知らないものだった。 けど、僕は声の限りうたった。 「おい!ハズすなよ!」(たぶん、いろんな意味で) と、おっちゃんが野次を飛ばす。 けど、いま、うたわなくちゃいけないんだ!
僕に出来ることは、このくらい。 これくらい、の自己満足だけど。
生まれることの出来なかった命に『楽園』を捧げる。
ちょっと音痴で、すまないけれど。
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