月と散歩 )
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死ぬように生きてるつもりなんかないさ。
でも『そいつ』は、僕らの傍でいつでも口を開けて待っているんだ。
………
壁に耳あり、っていうんで詳しくは書けませんが。
今日、僕は死にかけました。
ホントに、あと数十秒、あと一呼吸してたら…ってところで。
作業手順書に『危険作業』と大きく書かれていたけど、毎度のことだし…という慣れと認識の甘さが招いた、重大災害 一歩手前。 気付いて、震えが止まらなかった。
………
つい忘れてしまいがちだけど。
…死ねませんとも! 部屋のエッチな本を処分するまでは(笑)。
2002年12月09日(月) |
僕に踏まれた町、僕が踏まれた町 |
昨日は休日。
その間に機体のほうは客先の納入審査会なるものを受け、今日、晴れて納入。 本日より作業は『製造請負』から『役務』に変わります。
………
打ち上げが近づくと、町の通りには成功を祈るノボリが掲げられる。
産業の少ないこの町にとって、ロケットの打ち上げは様々な利益をもたらす。
滞在する僕らメーカー、観光客。 落ちる、お金。
少なからずそんな思いも込められたノボリを見ると、気持ちが引き締まると同時に、なんだか苦しくなってしまう。
…考え過ぎなんだろう。
………
今は、自分の役目を果たすのみです。
2002年12月07日(土) |
3歩進んで ニッと笑え |
なんか、調子の狂う毎日だ。 一日出勤、次の日休み、また出勤。
今日は6時からお仕事。
機体の最終試験。 これが無事終われば、客先に『納入』となる。 …のだけど。
試験準備をしていると『雷警報』が発令。 作業は中断。 2時間にわたる激しい落雷。 組立棟にも落ちた。
その間、機体を落雷から守る為 アンテナケーブルを外しに屋上までの階段100段を駆け登ること、2往復。
そんなんもあって、試験が終わったのは22時。
もう、足ガタガタ(苦笑)。
けどその甲斐あり機体は無事終了!
さー、打ち上げまっせー!
…明日は休日だー…。
2002年12月06日(金) |
『ブリリアント・ワールド』 |
休みです。
朝の4時(!)まで、友人と電話。 高校生か、僕は(苦笑)。
起きたら、すでに休日の半分が過ぎていた。
風呂に、浮かぶ。
名古屋に戻ってる間に建付けの悪かった浴場の戸が新しくなった。 それだけで浴室全体が輝いてみえるから不思議だ。
けど、みえただけで中身は当然変わりなく。 昼間なので、すみずみまでよく見える。
壁のヒビ。 緑色の苔。 カビ。 見たことない、キノコ。
…って、おい! なんでキノコが生える!? どんだけ栄養たっぷりな壁さ?!
けど、それが普通になってる僕ら。
ああ、サイコな世界へ…(笑)。
休みボケも抜けぬまま、今日の作業は送信機の取付。
この為に、早々に帰ってきたわけで。 さて、気合い入れますか!
この送信機というモノ。 たいして大きくはないけど、取付ける場所が厄介。
元来、ロケットは人が乗るようには出来てない。 一応の足場はあるものの、作業性は最悪。
まず、真っ直ぐ立てない。 座ることも出来ない。 機体に挟まれる形の所なので、移動や作業は『二次元』。
エジプトの壁画のような恰好で悪戦苦闘、丸一日。
んで、今。
全身もれなく筋肉痛なのは、日頃の運動不足の所為だけではありますまい(苦笑)。
2002年12月04日(水) |
寄せては還す、波のよう。 |
12月1日。 名古屋。
久しぶり、街の匂い。 12月の灯り。 白い夜空。
3週間振りの我が部屋は、やっぱり酷いコトになったまま(汗)。
束の間の休息。 過密な2日間。
なのでスマン。 君を片付けてる暇はないのだ。も少しだけ、そのままで…(苦笑)。
………
12月3日。 警察。 おざなりの実況検分。 もうどう転んでも僕に正義はないらしい。
してない怪我でお金を貰ったりするのは悪ではないのですか?
…グッと、飲み込み。
………
12月4日。 そして種子島。
首許には手編みマフラーが増えた。 へへ。
ま、気分だけでも12月。
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