やっぱり、キャンセルされた約束。
仕事忙しいの?
分かってたよ、夏だもん。
だから、どうして休みの日じゃないのか、最初から疑問だったよ。
仕事終わるのが遅くなるからなの?
でも、最初に火曜日も指定してたよね?
火曜日って夕礼の日だよ。
月曜日、どんなに遅くなっても、火曜日より遅いって事無いんじゃない?
いろんな思いが駆け巡ったけど
気持ちを落ち着かせてメールした。
「そか。分かったよ。
いつなら大丈夫?」
返信は
無かった。
行く気が無いなら言えばいいじゃん。
だったらどうして、あんなに何回も「肉行くぞ」って言ったの?
私が告白した時にも「肉行くぞ」って、どうして言ったの?
行く気はあるの?
行く気があるなら返信くらいしてよ。
いろんな思いが交差して
どうしようも無かった。
怒りと
切なさと
悔しさと
無念さと…。
いろんな思いが一気に溢れ出て
行き場の無い感情が一気に溢れ出て
どうしようも無かった。
自分では、もう堪え切れなかった。
私は自分の溢れ出る感情を自分にぶつけた。
自分の腕に思いっきり噛み付いた。
何度も何度も噛み付いた。
痛いけど、心の痛みには敵わない。
カミソリを持ってきた。
自分の腕にスライドさせてみた。
切れて血が滲み出た。
私、何やってるんだろ?
悲劇のヒロインごっこ?
こんな事する勇気があるなら、もっとやるべき事があるんじゃないの?
私は気を取り直して、
夜を待って、またリュウへメールした。
「肉どうするの?
無理なら無理って言ってね、別に恨んだりしないから。
呪うけど。」
いつもの調子でメールすればきっと返信来るんじゃないかと期待して。
そして、期待通り返信は来た。
「ごめんごめん。
突然納品量増えて忙しいんだわ。
また落ち着いたら連絡するわ。」
そか。
行かないんだね、きっと。
別れてからリュウが「連絡する」って言って
連絡くれた試しが無いもんね。
私は、最後の勇気を振り絞ってメールした。
「リュウが休みの日とかじゃダメなの?」
あれから一週間が経過して
複雑な思いは、またリュウへの「好き」って気持ちでいっぱいになった。
私は忘れる事ができるのかな。
今はまだ分からないけど
きっと人生、悪い事ばかりじゃないよね。
最後に手書きのメッセージ。
明日からは、リュウネタも無いので
こんな手書きの「心の叫び」でもお届けする予定です。
汚い字だけど、パソコンの文字では伝わらない何かが伝わればいいな。
これからも、応援よろしくお願いします。
|