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『三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー』三谷幸喜
2010年10月03日(日)
相変わらずおもしろかったです。「ザ・マジックアワー」観に行ったなあ。
『スリープ』乾くるみ
2010年10月02日(土)
「科学のちから」というテレビ番組で、中学生レポーターとして人気を博していた亜里沙。
番組の終盤、未来科学研究所という冷凍睡眠についての研究を行っている研究所の取材を行った後に突然姿を消した彼女は、三十年後の2036年、中学生の身体で目を覚ました…。

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この小説は近未来がどのようになっているかの未来予想を描くのが主題のひとつだと思いますが、そこらへんはかなり楽しかったですね。あるところはたいして変わっていないのに、あるところは思いもかけない進化をとげていたりしますよね。たとえば携帯とか…。そこらへんの描き方は、結構リアルだなあと思いました。ほんとにありそう、って思えることがいくつもあって楽しかった。個人的には、雨具がもっと進歩しないかなと常々思っているので、雨具ではなくてそのあと一瞬で乾燥させるという手段には驚きました。でもそれだと髪型が崩れないですかね(笑)
あと、いちばん実現して欲しいのは、カフェの個室が透明な壁で区切られていて完全防音になってるってやつですね。友だちと話してるとよく周囲の声に負けてしまって会話が大変なんですよ(笑)

…と、小説の筋とは違うところでさんざん盛り上がりましたが…。
小説自体もおもしろかったです。後半思いがけない展開になりましたが。この人の小説は、読み終わった後に、もう一度遡って読みたくなりますね。
好みとしては、イマイチな終わり方でしたけどねー(笑)
でも、仕掛けは楽しみました。私は特に考えずに読んだので。でも、あれ、と思う箇所はあったので、疑って読む人はわかるかも。
★★★☆


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