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『姉の結婚 2』西炯子/『坂道のアポロン 8』小玉ユキ/『カナシカナシカ』紺野キタ
2011年11月13日(日)
『姉の結婚 2』西炯子
真木と、割り切ったつきあいをすることにしたヨリだが、同窓会で訪れた島で思いがけず小屋に閉じ込められて…。

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真木もヨリもなにをどうしたいのかよくわからず。まったく共感できないのですが…。


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『坂道のアポロン 8』小玉ユキ
うわー、ものすごく死亡フラグが…と思いながら読んでいたら、こんな展開に…。(死んでません)
物語はこれからどうなっていくのでしょう。またしあわせな時間が訪れるといいのですが。


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『カナシカナシカ』紺野キタ
すごく目つきの悪い、かわいくない男の子が主人公というのが珍しい(笑)

今まで私は血のつながりがないとかいうことが悲しいということを、どんな物語を読んでも共感できずにいました。
でも、この漫画で、それはとてもせつなく悲しいことなのかもしれないなあ…と初めて思いました。
『マリアビートル』伊坂幸太郎
2011年11月06日(日)
殺し屋たちの物語、『グラスホッパー』の続編。
息子に大怪我を負わせた少年を殺すため、北へ向かう新幹線に乗り込んだ、元殺し屋の木村だが、相手の狡猾な中学生、王子に逆に囚われてしまう。
その新幹線には、腕利きの殺し屋である、蜜柑と檸檬の二人組が、誘拐された依頼主の息子を救い出して乗っていた。
一方、超絶に運の悪い殺し屋七尾も、その息子の身代金を奪うようにとの依頼を受けて新幹線に乗り込んだのだが…。

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『グラスホッパー』はちょっと苦手だったのですが、これはおもしろかった。
特に蜜柑と檸檬の二人組がいい味出してますね。
七尾は、眼鏡くんですこぶる運が悪いけど実は腕利きという、ものすごいモテ要素抜群なキャラですね(笑) かわいそう萌えする人多発に違いない(笑)

伊坂幸太郎の小説は、なんといっても伏線の回収の楽しさだと思います。
今回も、七尾が新幹線の座席のあちこちに仕掛けた仕掛けが、どういう風に回収されていくかがとてもおもしろかった。なんだかピタゴラ装置みたいですよね。(ルーブ・ゴールドバーグ・マシンというそうです。棒が倒れてボールがころがっていってそのボールが板を倒して…みたいなやつです)
読んでてとても楽しかった。
『グラスホッパー』の登場人物もちょっと出てきます。事件もちょっと関連がある。ほとんど内容忘れているので、もう一度読みたくなりました。
★★★★


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