2004年09月06日(月)  離れたい自分

イラストに絶対無駄だなと思われる程の情熱(というか時間)をかけて描いてしまった。明日アップします(多分)。
やっぱりペンタブで下書きは無理なようです…細い線が描けない。私は自分の太いヨロヨロした線が嫌いなので段々ペンタブを使うのが億劫になってしまったようです。他人の太い線は大好きなのになあ…。人様のお絵かき掲示板(日記)って何であんなにいい具合に太線になっているのかしら。地球のみんな、オイラに画力をくれ!(元○玉)


土曜は社長一族のお宅にお邪魔する羽目になってしまい胃がシクシクするほどブルーです。行く前から帰りたい。土曜飛ばして日曜になってくれないかな…。もう休み1日でもいいよ…(シクシク)。
しかも家、どこだよ。「それはまた後で」じゃなくて大体の場所くらい言えるだろうよ。そもそも場所が家である必要性はどこに!?(頭を抱えて吠える)
くそう…本当に渋谷に遊びに行く気がなかったのか直接彼女に聞いてやる…。

日曜、カラオケがいいな…。
ストレス発散したい。(溜まっている前提)


めむい。めます。



2004年09月03日(金)  旅の仲間

酷い雨だった。

目深に被った頭巾はとうの昔にその役割を放棄していて、布に含みきれなかった水分が額を伝って絶え間なく目に入ってくる。アラゴルンは、ともすればぼやける視界に、幾度となく顔を拭った。人間という種族にしては考えられないほどの長い年月を野におく身でも、日中歩き通した後の大降りは堪える。まして、列の最後尾に位置するアラゴルンからは見えないものの、深く項垂れて歩を進める仲間たちは、相当疲弊した表情をしているに違いない。
「・・・・・・」
顔を上げると、途端、激しい雨水が顔を打ち付けた。
・・・これは、夜半まで止まない。
そう判断して、アラゴルンは歩調を緩めた。この豪雨の中では聴覚や視覚に頼ることはできない。神経を研ぎ澄ませて辺りの様子を探る。
殺気や不穏な気配は特に感じられないとわかると、アルゴルンは軽く安堵の息を吐いた。エルフの青年がいるから大丈夫だとは思うのだが、自分自身で安全を確かめるのが、野伏として過ごした日々の中で身体に染み込んだ習慣のようなものだった。

前を歩くボロミアの背中を目で追う。日頃なら肩に担がれている筈の大きな円形状の盾は、雨避けの目的で持ち主の頭上に乗せられている。だが、本人の濡れ様からすると、アラゴルンたちの頭巾と大して差はないのだろう。それでもしっかりと盾を掴んでいる様が、アラゴルンの口許を僅かに緩ませた。
「ボロミア、此処らで休もうと思うのだが」
アラゴルンはとりあえず、自分の前を行くボロミアに声をかけてみた。その呼びかけに振り返ろうとしたボロミアは、しかし自分の前でぴたりと歩みを止めたホビットに危うく全体重で衝突しかける羽目になり、メリー、と非難めいた声を出した。けれど、メリーの吹いた甲高い口笛はそれを掻き消した。大小様々の頭が次々と振り返る。
「おい皆!アラゴルンが休むってさ!」
メリーが声を張り上げると、ホビットたちは皆同様に安堵の色を浮かべた。ピピンやサムは言わずもがな、裂け谷を出発してから言葉少なだったフロドの顔にも明らかに休みたいという思いが見え隠れしている。ただ、ギムリだけは鼻を鳴らして「俺はまだまだ行けるぜ」と言ったので、メリーとピピンはぎょっとしてドワーフを見たのだが。
列の先頭を歩いていたガンダルフは、振り向きざまとんがり帽子のつばを杖の柄で軽く持ち上げ、アラゴルンを見やった。「提案」したつもりだったアラゴンは、偉大なる賢者に苦笑いを返した。
「もうクタクタだよ!大体食事を取ったのだって昼過ぎに1回だぜ?」
「そんなに腹を膨らませたいなら、上を向いて口を開けてろよ、ピピン」
「フロド様、早く雨宿りできるところを探しましょう。このままじゃあなた、風邪をひいちまいますよ!」
「大丈夫だよ、サム。でも確かにずぶ塗れで気持ちが悪いな」
雨音に掻き消されまいと大声で言葉を交わすホビットたちは、すでに幾分か体力を回復しているようにさえ見える。
「・・・さすがはホビットじゃの」
つばの下から覗いたガンダルフの表情は感心半分、呆れ半分といった感じだ。ガンダルフの隣にいたレゴラスも、口許を軽く上げ同意する。
「でも、アラゴルンの判断は正しい。雨は当分止みません」
「まったく、俺の意見も聞いて欲しいもんだ!」
ドワーフに睨みつけられ、エルフの青年はごく僅かに眉根を寄せた。しかし彼が口を開く前に、ガンダルフが決を下した。
「今日はここまでにしよう。これ以上歩きつづけても大して距離は稼げぬじゃろうて」
ギムリは不満そうに唸ったが、それ以上異議を唱えはしなかった。ピピンとメリーはやれ幸いとばかりにさっさと岩場に腰を下ろしている。
「アラゴルン、私は雨露を凌げる場所を探してくる」
まるで疲れを感じさせない声で(実際疲れは少ないのかもしれないが)、レゴラスはアラゴルンに呼びかけた。
「ああ。頼んだぞ、レゴラス」
エルフの青年は小さく頷くと、濡れてなお輝きを増した黄金の髪を翻し、雨の中に溶けていった。


「サム、その中に何か食い物入ってるんだろ?よこせよ」
「待って下さいって!木が時化って上手く火が起こせねえんですよ!」
「今度からフードの代わりにそのフライパンを頭に被るってのはどうだ?格好の傘じゃないか」
「馬鹿言わないで下さい!」
「ははっ。いいかもしれないね、メリー」
「フロド様まで!」

「・・・さっきまでの疲れ様は何処に行ったんだ」
ホビットはよく喋った。
呆れ気味に呟いたボロミアに、ギムリが可笑しそうに言葉をかける。
「奴らはこんなもんじゃないぞ。どんな時でも1日6食は食わんと気が済まん種族だ」
「それはまた、随分燃費の悪い身体だな・・・」
その時、2人の側にいたアラゴルンが静かに口を開いた。
「けど彼らには潜在的な強さがある。それはきっと人間の比ではない、ボロミア」
自分の発言に大して意味を含ませたつもりのなかったボロミアは、正面切ったアラゴルンの答えに驚いたように眉を上げた。だがすぐに、嘲笑うよう言葉が続けられる。

「ほう、人間よりも、か。・・・さて野伏はどうなんだ?」





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終わり。(は!?)
ずっと前に書いたものを…。
更新もレスもないので…。
ああ、会社に遅刻する(アホだ)



2004年08月31日(火)  奪われたもの奪い取ったもの

ロード・オブ・ザ・リングのコンサートに行ってきました。
くはっ…。
終わったのは9時なんですがちょうど帰り道で本の方も読み終わったこともあって、余韻でさっきまで頭がボーっと…。(現在0時)

第一部(第1・2楽章)は楽団も合唱団の姿も目に入らないくらい入り込みました。カザド=ドゥムのドゥウォローデルフから涙腺が壊れっぱなし。休憩時間に入って友人に言われるまで30分くらいで終わったと本気で思っていた。

第二部(第3・4楽章)は映像があってよかった。笑。映画とDVDあわせても3回くらいしか見てないのでどこがどこかよく覚えてなくて…。でも「エオルの子らよ!」ってセオドン王が吠えた夜明けは映画よりずっと鳥肌ものでした。

第三部(第5・6楽章)は…もーすっかり忘れてましたよ。映画の第三部を見て「これでもう会えない」と凹んだことを。コンサートが終わりに近づくにつれて感動と寂しさで苦しくなって涙も出ませんでした。眉間にシワが寄っていたと思う(変な人)。唯一の難点は短かったこと。だって、プレノア平原でナズグルの王を倒したと思ったと思ったら次の瞬間にはフロドが火口にいるんです。流れてた涙が引っ込むような怒涛の展開です。


ステージの背後にはイメージイラストが映るようになっていたのですが、これが予想以上に書き下ろし(多分)が多くて美味しかった。何より私の持っているバージョンの表紙を描いた人と同じっていうのが嬉しかった。スクリーンと脳内シアターのおかげで演奏や合唱している人たちのことをほとんど覚えていません…。

作曲者がこのコンサートのためだけに曲を書きかえ、フルオーケストラと100人を越える合唱団を作ったっていうのがスゴイ。たかが映画されど映画ですね…。
CD出ないかなー。


アラニスのライブ、あまり期待していなかった先行予約が取れました。もうそんなに人気ないのかな。あ、でも国際フォーラムだから会場大きいんだ…。ただライブで指定席って微妙だなあといつも思います。最近の凶暴なモッシュは大がつくほど嫌いですが椅子に隔たれているのはなんとなく乗りにくい。
抽選に当たったら彼女のアルバムを買おうと思っていたので明日買ってきます。(後手後手)



2004年08月30日(月)  果てを見たい見たくない

帰宅したら下の弟が 寄生 帰省してパソコン弄ってました。
ちなみに弟のノートパソコンは私と同じものです(ただし型が古い)。
「私のパソコンはラビちゃんて言うんだよ」
「俺のパソコンはラビたんて言うんだよ」
「真似しおって…!」
「買ったのは俺が先だろう…!」
似たもの姉弟。

テレビ番組を見ていた時。
「わー山崎とおるとカバちゃんが一緒に出てる上に美川憲一まで一緒だよ」
「これにオスギとピー子がいたら…」
「いや刈谷崎だろ」
「山崎・カバ・刈谷崎 ― 美川 ― オスギ・ピー子。
 夏の星座にちなんでオカマ大三角線。
「姉貴…」
「あんた、あの大三角線の中に放り込まれたら遊ばれそうだね」
「やめてくれ」
「いたぶられそうだもんね」
「いや、俺みたいなのは好かれないよ」
「ほう?」
「どっちかというと肉付きがいいのが好きなんだよ。俺みたいなのは駄目」
「へえ。なんでそれ知ってんの?あんたがそうだから?
「や め て く れ !」
「ほほほ、いいのよ」
「俺は無実だ!」
「じゃあ何でそんなに自信満々に語れるのよう」
秘密です
へえ。
「俺は無実だ!」


つか聞いて下さいよ。
弟、某バ○プのライブに行くっていうんですよ。ゲストで。
はあああああああ?
全国のファンとダフ屋がしてるように朝10時から必死に電話しろよ!!
そして取れなくて悔しがれよ!!
そしてヤフオクの価格見て唖然としろよ!!
く…くそう…!
あいつが寝ている間に部屋の窓開けっ放しにしてやろうか…!!(気持ちが暴風域に入ってます)



2004年08月27日(金)  その先はまだ見えない

ユグドラシル。
期待していた以上でした。
言葉が今まで以上に剥き出しで、強くて、辛辣で、目を逸らすことを許さない。
歌詞に振り回されるのは好きです。言葉に覚悟があるから。
ただ1つ、ストーリーテリング的な歌がなくなっていくのが少し残念で。
そしてもう1つ、お洒落な服装に違和感があるのが悲しくて。
(いや似合ってるんだけど…)


うちの会社に地理方面で毎回ものすごい発言をする子がいます。
「せりと過ごしてたお客さんって何人なの?」
「イギリス人」
「ああフランスパンのね」
すいません今ちょっと会話を止めてもいいですか
「え!?」
「ちょっと撒き戻していいですか」
「え!?また何か言った!?」
「…イギリスはイギリスでフランスはフランスなんだけど」
「あーーーまたやったーーーーー!!」
「メモメモ」
「わーせりが気絶してるよ」
「また新たな語録だね」
「やめてーーーー!!」
「まあ…イギリスとフランスは近いしね…」
「でしょ!?でしょ!?」
「海越えてすぐだしね」
「そうだよ海の1つや2つ無いようなもんだよ!!」
「海自体は1つしかないけどね」
「えっ」
「えって

今日もうちの会社はネタの宝庫です。


明日は漫画展に行って参ります。ブゲゲー。


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