2006年02月14日(火)  根来衆か伊賀衆か

Fingersmith / Sarah Waters
さすが「このミス」1位作品です。そもそもミステリーだと知らずどちらかというと単調な話だと思っていたので、1章の終わりで横っ面を引っ叩かれたみたいな衝撃を受けました。で、第2章ではそれなりに覚悟していたはずなのに今度は逆方面から引っ叩かれてこれじゃ私の両頬が…(なでなで)。
オリバー・ツイスト見たから色々と脳内映像がダブりました。むしろ映画の方を視たときに「うわーFingersmithの世界だ!」と思いました。
一人称なのに、何となく文体が滑らかで綺麗な感じがしてとても読みやすい作品です。というか私この作品が好きです。いい本もらいました。


超バカの壁 / 養老孟司
前作読んでいないのですが、なるほどとても読みやすかった。こういう本て読んでいる間は視界が開けている気がするんだけど、読み終わったらまた視界が塞がっていく錯覚に陥ります。いや満更錯覚でもないか…。
「ものの考え方」をさりげなく教えてくれるところがいいなと思います。これくらいしっかり筋が通っていると、きっと物事に対する判断基準が揺らがないんでしょうけど。自分の価値観が独り善がりにはならないんでしょうけど。
「恋愛はテロに似ていて、本人は視界が狭まっていたり苦しんでいることにすら一種の恍惚感を覚えている。テロと比べて実害レベルは桁違いだが、他人には傍迷惑なところも一緒」っていうのは面白いと思いました。ただうちの両親はいまだに恋愛してますが、他人としての私は特に迷惑ではないです。


バッテリー4 / あさのあつこ
この本そろえようかなと初めて迷いました。多分買う…かもしれない。文庫なのに書き下ろしがあるところも好きです。
巧と豪には辛い巻なんですが、吉貞のおかげで他の巻より面白かった気がします。いちいち言っていることが目茶苦茶です。あの瑞垣に負けてない減らず口ってすごい。瑞垣と言えばどうしてこの本は揃いも揃って中学生らしくない子たちが出てくるんだろうと思いました。多分読者はみんな思っていると思う。瑞垣と海音寺のシーンはでも大好きです。ものっそ中学生のやりとりには見えませんけど。瑞垣の豪への挑発の仕方も、どうなんですか。義務教育を受ける齢にして心理戦のプロか。
あ。ミキシに新田東って書いちゃったよ。ただの新田じゃん…?わざわざ東をつけて覚えているのは何故。



まだ借りてる本が1冊あるんですよね〜でもその前にちょっと読みたい洋書が。



2006年02月13日(月)  ゴウイング

最近たまたま外人(だと思う)のヲタクなブログを見つけたんですが、彼(だと思う)の蟲師に対するコメントがいちいち鋭くて、うんうんうんと頷きながら読んでいます。視点が非常にあざとい。感想はもちろん、色の使い方やストーリーの持っていき方や登場人物の設定にまで言及していて、語りてえ。しかもこの人リアルタイムで見てるよなあ…日本のどこに住んでいるんだろ。プロフが一切ないから日本人かどうかもわからない。
「ハチクロファンは化野先生がウエダユウジ氏(森田忍役)ということで、喜んでいるに違いない」とか、アニメ見すぎだと思うよ…。



2006年02月12日(日)  ウィルスじゃない

いい具合に酔っ払って帰って寝自宅を整えてパックしてそのまま寝てしまいました…加湿器の前で丸まったまま。別に目覚めた時に乾燥したパックが顔から落ちていたことはいいんだ。問題は
蟲師を録画していなかったことなんだ…
4時40分…1時間前に目覚めていれば…!!でこ、今度見せてね!あの話切ないけど結構好きなんだよね!最後の「どうしてかしら…」と呟く母を見るときの息子の表情とか。

昨日そう言えば蟲師アニメの夢を見たんですが、それがあまりに普通〜〜の深夜アニメみたいな出来であまりにショックで「もう絶対見ない!DVDもこの回から買わない!」と思いました。オープニングに人物が出てきたり、人物の表情や仕草がやたらオーバーリアクションだったり、あーも…夢でよかった…。


香港の子に「びみょー。」という単語を教えてあげました。微妙の説明って難しくないですか!でも使えると便利。最終的な説明として「20%くらいは肯定的なんだけど80%は否定的で、でもその本音を直接的に言いたくない場合において使う」という感じにしたんですがどうだろう。

あ、なんか日記書いてたらお酒が抜けてきた。二日酔いではないようですよかった…。昨日は浅草で食べまくり夜は都庁方面で飲みまくり胃を酷使してしまった。でも美味しかった。
さて洗濯物干して出かける準備をせねば。でも寒そう…。なのに水上バス…。



2006年02月05日(日)  それが仕事だからだ

(追記)

最近人様の「強烈な萌え語り」にあまり触れていないということに、強烈な萌え語りをしているサイトに行ったことで気付きました。リザについて熱く語っているサイトさんなんですが、絵がまた上手だからたまらない。リザの美乳具合とかロイアイとかハボアイとかについて熱く熱く語ってる管理人さんは輝かしかった。
なんだろう、例え自分とはちょっと縁遠かったり未知だったりするジャンルでも、「ここのこれがいいんですよ!」とか「あれのそれがたまらないんですよ!」という管理人の鼻息が聞こえてきそうなコメントとか好きなんです。絵にそういうコメントがついてて、しかもその絵が私みだったりした日には、もう言うことはありません。そして人が興奮しているのを見て自分も興奮するのです。

蟲師についてそれくらい語っているサイトはないのかなーと思うんですが、そういう漫画でもない気がする。






蟲師見たいのに囲碁にチャンネルを合わせた御仁が〜(キー!)
淡幽とギンコの関係って何とも言えません。むしろ誰かに言葉にしてほしい。淡幽の声も凛として低かったらいいなあ…。


「ラヂオの時間」
笑った笑った。
「ハインリヒ!君はそれでいいのか!(ジョージおじさん)」
「ドナルドォオオオオーー!!(ジョージおじさん)」
「『一度も面識はないが、いい人らしいというマルチン牧師の言葉を思い出していた』(ナレーション)」
のところ、どうしようかと思った。
『運命の女』…続編が非常に気になります。


あ!御仁が寝た!チャーンス!(そそそそそ)



2006年02月01日(水)  実に潔い

うまくないですか、月夜!(はいはい)うんそう、空で力尽きましたよ。うんそう、嵐みたいですね。

前から約束していたので「博士の愛した数式」観に行きました。じんわりとすごくいい映画だった。寺尾聰と同じ時代に生きられてよかった。というか今の年代の寺尾聰がリアルタイムで見られてよかった。あー…もう…博士…。(ごろごろ)
次は「単騎、千里を走る。」です。



戦国自衛隊「何でこれを見てるんだろう」と思いながら見てしまった。何で見たんだろう。自衛隊のバイクに戦国時代の子どもを乗せて走り回るとかどういう隊長だろう。いやそもそも「何者じゃ!」「自衛隊員」とかいう返答は本当にどうだろう。やっぱりタイムスリップでテンパっ(略)


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