待つということ。 |
私は幼稚園で仕事をしていますが、 その幼稚園の教育方針が「待つ」なのです。 最初に仕事をはじめたときにその説明をうけて、驚きました。 とにかく待つ。教育は与えるのではなくて、 子どもの自発的な動きを待ってそれに応えるということらしいのです。 いやいや、本当はもっと深い理念があると思うのですが、 基本はこれかなと思ってそれに準じている私です。
それでね 私は割りとせっかちなんですよ。せっかくだからと思って あれもこれもあっちもこっちもと思ってしまう。 それがお散歩にも現れていて、 せっかくお散歩に来たのだから、たくさん楽しんでもらいたいとか たくさん歩いたらいいのに・・・とかね。
なかなか、待つということができないのです。 そして、今日は特にモモが絶不調。全く歩かなかった。 公園に到着して3分後には帰ろうかと思ったもの。 体調が悪いのか、ただ単に体が重くて歩くのが面倒なのか。 すぐに立ち止まって、お座りをしてしまう。 本当にいやなのかなぁ。
犬というのは痛みに強いらしいので、痛かったり辛かったりしても なかなかでないらしいのです。 表面上の傷とか痛みは触っていれば、痛がったりするので なんとなくわかるのですけどね。
でも、おやつを食べたいみたいで、お手はするから・・・ 本当に気分が悪かったらぐったりするはずだしなぁ。 そんなこんなで、ベンチに座って、私の膝に乗って 海を二人で見つめていた夕方でした。

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2004年09月24日(金)
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