それでも笑っているあの子が凄いと思った。
それでも笑ってるあの子も凄いと思った。 そんな笑顔と一緒に、恐怖やどうにもならないことや 時には逃げたいことに立ち向かおうとしている あの子達が凄いと思った。
だから私の身体は動くんだ。
それでも毎日、生きている。
答えはいつもシンプルである筈。 そしてその答えを望んでいる。
出ることのできない暗闇の中に 必ず光りは射している。
どうか全ての手を握り締める暖かい手を下さい。
今日は札幌に帰る日だけど朝から皆でピクニックをすることになった。 姉ちゃんが凄く張り切ってくれて、東京に着いた日に私が美味しい♪と誉めていたサンドイッチをたくさん作ってくれた。 それはベーコンやクリームチーズ、トマトの入ったホットサンドのようなもの。
もう一つは初挑戦だと言って 生クリームとブルーベリージャムのサンドイッチを作ることにしたようだ。
姉ちゃんからの指令で生クリームを混ぜた。 ...しかし、この家には混ぜるものが無い。 菜箸一膳で混ぜる生クリームは全然固まらないし、しかも私の混ぜ方は超ノロい。
姉ちゃん:貸して!
そう言って菜箸6本を束ねてスゴイ勢いで混ぜ始めた。
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
....服に飛んでますがな、姉ちゃん。
そんなのに負けない姉ちゃんはスゴイ勢いでもっと混ぜる。
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ
....髪についてますが、姉ちゃん。
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ
姉ちゃん:ほら、これくらいの早さなんだって! さえ:量が少なくなってるんだけど(笑)
気がつくと姉ちゃんの顔にも飛んでいた。 ギャグですがな。姉ちゃん...。 おっかしくて二人でワザと飛ばしながら遊び心満載で完成。 おかしかったなぁ。
お弁当も持ってビールも持って、車で15分の大宮八幡宮という所に行った。 神社にお参りをして森の中を歩いて公園まで移動。 その間にもハトやニワトリがいて、ノブ君と一緒に「ポッポちゃん、ポッポちゃん。」と戯れた。
公園に着き、ベンチに座って姉ちゃん夫婦を見ているとだんだん面白くなってきた。絵に描いた家族をしているのだ。
ノブ君を抱っこしながらブランコを漕ぐすずりん。 ノブくーん。等と言いながら写真を撮ってる姉ちゃん。
うーむ。 私は一人でニヤニヤと笑っていた。<怖い そして、すごいなぁと思った。
絵に描いた家族じゃん。
少し遊んでからシートを引いてお弁当を食べた。 サンドイッチの美味しさは姉ちゃんが朝から腕によりをかけてくれたお陰であーる。 ここでも家族3人が家族をしていた。
うーむ。 私も結婚して子供ができたらこうやってピクニックしたいなぁと思った。
ノブ君は大事にされすぎてる傾向がある。 それはノブエの子供、蓮を見て思った。 ノブ君と蓮は同じ歳。ノブエが保育所の先生だから、子供の育て方や関わりに馴れているのだと思うし何事も教えるのが上手だとも思うけれど、親がずっと付き添ってるのもどうかなぁと思った。 少し危ない所へ行くと「危ない、危ない。」と手を繋ぎっぱなしである。 少しは野放しにせんかーい。等と思ったのも事実である。 子供は転んで泣いてなんぼのもんだ。
んで、姉ちゃんに言った。
さえ:ノブくんは過保護すぎるよ。危ない、危ないってさ。 姉ちゃん:そんなのしょうがないじゃん。言ったってわかんないもん(怒
さえ:分かるよ。 姉ちゃん:わかんないよ(怒
さえ:わかんないんだったら教えてやればいいじゃん。 姉ちゃん:言ったってわかんないもん。(怒り&スネモード
人の子育てに文句をつけようとは思わないけれど 他人の子と触合う機会をこうゆう所で作った方が良いんじゃないかなぁと思うし 少しは他の子供に鍛えられた方が良いと思うし。 鼻水たらして走りまわるくらいが丁度良い。
まぁ、いいんですが。 私がその分、ノブ君を鍛えたるし。フフフフフ。(悪魔
そんな姉ちゃんとの会話があり、少しギクシャクするかなーと思ったら 姉ちゃんも受けとってくれたようで少ししたらまた普通に会話をするようになった。
そりゃ、そうだよね。 いきなり来た人に子育てに文句をつけられるんだもん。嫌だよね。 でも私もノブ君、大好きだし。 もちろん姉ちゃん大好きだし。 でも、可愛い、可愛いだけじゃダメだと思うんだ。 ワガママになりそうでさ。
って大きなお世話か。あはは(笑)
でも、やっぱりこの家族は私の理想の夫婦でいつも良いなぁと思う。 それは旦那様と姉ちゃんが二人で築いてきた家庭であるし、こんなに可愛く育っているノブ君がいるのも二人のお陰。 やっぱり尊敬。
すずりんにも今回のお礼をたくさん言って、姉ちゃんにもたくさんお礼を言った。
姉ちゃんは本当によくやってると思う。一人東京で離れて10年になる。 今も寂しい時もあると思うし大変な時もあると思う。 友達に会いたくてもすぐには会えないし、子育てをしながら仕事の遅い旦那様を待つのは本当に寂しかったり大変だと思う。
そんな姉ちゃんを私は尊敬しているし、いつでも駈けつけたいし、元気でいてくれるならなんでも付合ってやりたいと思う。
すずりんも私は大好きだ。 姉ちゃんの気持ちをいつも考えてくれている。 姉ちゃんの強い我を受取れるのも分かるのも包んでくれるのもすずりんだからだと思うし。
そんな3人に羽田まで送ってもらった。 ノブ君も頑張って歩いて1時間10分も電車を乗り継いでかかる距離をずっと起きたまま送ってくれた。
モノレールに乗った。
すずりん:タカエ見てごらん。あれが○○だよ。 姉ちゃん:へぇぇぇ♪ ノブ君見てご覧。あれが○○なんだって(ハァト
....楽しんでやがる。
明かにこの親子は「私を見送る為」では無く「電車に乗るのを」楽しんでいる。
さえ:うわっ。楽しんでるよ(笑) 私を送りに来たんじゃないのかしら、この親子は!
姉ちゃん:そうだよ。電車に乗ることあんまり無いから楽しいんだもん(笑 すずりん:いつも車だからねー。こうやって話せる機会ないしねー(笑
へぇ、へぇ。 ご馳走様ですぅーだ(笑)
空港で親子3人の写真まで取らされ、私は帰路に着きました。
お別れもワタワタしていたのだけれど、遠くか姉ちゃんがノブ君を抱っこして 見えなくなるまで手を振っていてくれました。 それが凄く嬉しくて。
飛行機を降りると札幌はやっぱり寒くて、なんだかラーメンが食べたくなりました。 駅の近くにあるラーメン屋に入るとお客が私だけで、ビンビールを頼んで見たり。 つまみにキムチを頼むあたり、おばさんに「好きなんだねぇ。」と言われてもしょうがないっす。
らぁめんを食べて帰るとさえ母の一声が。
さえ母:あらぁ。今までヒロ君とまきちゃんがアンタ帰って来るの待ってたのに。
...おかえりって普通は言うじゃんかぁぁ
どうやらすれ違いだったらしく、兄ちゃん夫婦が待っててくれたらしい。
送り出してくれる人が居て、待っててくれる人がいることが凄く暖かく感じて今もその暖かい皆のことを思い出します。
どこに行っても私は私。 だからまた札幌のこの地で頑張ることができるし、笑顔で居ることができるのだと思います。 GW中にお世話になった皆にはまた手紙やらメールやらお土産やらでお礼をしたいと思ってます。
...が
その後、メールを読むと悲惨なことに...。
「さえちゃん、助けて。」
こんな題名のメールが来てました。 明日からは楽しく激しい戦争です。
うし。行ってきまっす。
...って、GWに戻りたいよー(号泣
17歳のあの子はお父さんが2年前に自殺した。 どんなに辛かったことかは、久しぶりにあった おばさんの姿で想像ができた。 あの子が私には愛しくてしょうがなかった。
「お母さんは居ないけど私は居ます!」 そんなことを言っちゃう彼女が好き。
少し難しい話かもしれないけれど きっと良いと思うんだ。と言ったとき、あの子の眼は 真剣になっていた。
私にできることは少ないけれど できることはさせて貰いたい。
二人は支えあっていた。
久しぶりにあったA君は少し大人になっていた。 17歳になるA君は背丈も伸びて身体の大きくなっていた。 彼は人から離れて行動する。 だけど、本当は人の中に入りたいんだろうなぁと思う。 だって、素直だもん。 ただ、同じ歳の子だときっと構えてしまうんだろうなぁと思った。 まぁ、いいさ。 ゆっくり行こう。
ちぅかお母さん、やっぱり可愛い人だ。
そう、そう。 小さな犬を可愛がるA君は身体から想像できない位に 優しい光りを出していると思うんだ。
同じく17歳になるH君。 甲子園を狙ってると言っていたけど久しぶりに 爽やかな少年に出会ったと思った。 野球をしていると言いながらメガネをかけてる姿は なんとなく不思議な気がしたけれど、「はい。はい。」と 今時珍しく爽やかで、だから私も嬉しくなったんだ。 8月で引退だと言っていたけど、その時にしか出来ない青春を してるんだろうなぁと思ったら、私の眼も細まるっちゅうの。 いいねぇ。青春。
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Nちゃん お母さんの心配を他所に、元気だねー。
千尋くん あんたは凄い。 Nちゃんに会いに5日と空けずに 300キロを走ってくるなんて。 うーむ。 仕事しれ。
Cちゃん 言葉使いなおさんと(笑)
Mくん 細かい部分まで気がつける貴方は素敵だと思う。 いい少年だよ。キミは。 保護観察。それこそ若気の至り。 これからだ。
Hさん 若い子と一緒に居るのが好きなんだなぁと思う。 家庭科の先生だけあって、懐かしく教え子を語る姿。 必要以上に喋るのも、道が全くわからなくなるのも 面白い。
Sちゃん 「もう、いい歳になりましたから。」 そう聞いたとき、やべーと思った。 ヤバイ。じゃなくて「ヤベー」と思った。 正直、少し凹んだ。 どうしてかなぁと思ったら、彼女の大人っぽさが ただ単に羨ましくなったんだ。
大人っぽさは自分が作ればいいんだと思った。 んで解決。 次に私は何を目指して歩いてるのかと考えた。 いつもここで考えさせられる。
言える事はこれしかない。 私は私の道を歩く。
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自分にあんな所は無いと言えるものは何も無く ただ、自分でわからないだけで他人と同じものを 自分は持っているんだ。と聞いた言葉が胸にあるから きっと皆の気持ちとわかりたいと思えるんだ。
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肺がんのTさんが月曜日に退院する。 肺がんは息ができなく、看護婦さん曰く 息ができないことが一番苦しいのだと言う。
息ができるだけで有り難い。
その時まで私は心のままに生きたい。
去年、母に「あんたは野放草でしょ。」といわれました。 なんでー? 一輪の綺麗な花に産んで欲しかった(笑) と言ったけど結構、野放草って言葉が気にいっちゃって。 ほー。母さんも詩人だねぇ。なんて思ったし そゆう優しい言葉をさりげなく綴れるゴジラな母さんが また素敵だと思ったし。 優しい言葉の中に女性を見る。というのか。 その人の本来持ってるさりげない女性を見たというのか。
野放草か。いいね。 なんてその時も思ったのだけど 雨に打たれたり 嵐にあったり 時にはお日様で日光浴したり 心地よい風に揺れて見たり 生きてくなかで何かあることが 自然なんだなぁなんて
思っちゃって。 受けとめて そこが私の悪い所でもあるけれど 良い時もあること知ってるし。 それが私の 短所だとか長所だとか 決められないことが 当たり前で。
野放草が 私の自然だったら そこらへんに咲く 野に放たれている草でありたいと 最近思うようになりました。
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