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■ また、ね。
半年振りにニ連休。 また、考える時間が増える。 長い休みなんて嫌いだ。
ある本を読んだ。 いや、見た。 気持悪い・・・ ナンデこうも、掘り下げていくのか。 知らないウチにドンドン触れられていく。 そして。捲られていく。 塗り替えられていく。 灰色のノイズ交じりの色に。 いくら掻き毟っても取れない。 いくら叩いたって壊れない。 いくら望んだって治りやしない。
似たような経験があるのだろうか。 あぁ、思い当たる節はいくつか。 でも、どうもうまく思い出せない。 小学校3,4年くらいからか。 その前はあまりにぼんやり過ぎてよく分からない。
殴られてた。 気に入らないことがあったら。 しなきゃいけない事を、しなかったら。 蹴られた。 言う事を聞かなかったら。 ちょっとだけ、悪い事したら。
うっすらとだけ、憶えている。
窓から、大事なもの投げられた。 冬の雪が積もる道に裸足で放り出された。 言う事聞くまで。 許してもらえるまで。 ずっとずっと。 言う事を聞かなければならなかった。 良い子で居なければならなかった。 機嫌を損ねてはいけなかった。 家は一番嫌いな場所だった。 自分が自分でいられなくなる場所だった。 やりたくないことをする場所だった。 泣き喚いたって無駄だった。 もう一人が、此処で出来上がってしまった。
痛みは感じなくなった。 鈍感になってった。 心は閉ざしていった。 知られたくなかった。 本心というものが無くなった。 自己主張は消え去った。 望みも消えてなくなった。
信じるって言葉が分からなくなった。 何かが欠如していると感じた。
今、また、閉ざそうとしているのだと思う。
色んなものが怖くなる。
人が怖くなる。
笑い方も・・・
今も、あの言葉が消え無い。 『BYE BYE』
許してしまった。 ゆえに。 近く、痛かった。
受け入れて欲しかった。 あのままずっと止まって居たかった。 全てを捧げてでも、欲しかった。
キシミダス。
信じられるわけなど無い。
2003年02月09日(日)
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