日記でもなく、手紙でもなく
DiaryINDEXpastwill


2001年08月27日(月) ブラームス/交響曲集(ケンペ指揮・ミュンヘン・フィル)


 この2年くらいの間に、ルドルフ・ケンペが残した録音が、徐々にCD化再発が徐々に進んできている。DISKYレーベルから発売された、ミュンヘン・フィルとの「ベートーヴェン交響曲集」は、安価な割に、極めてレベルの高い内容だった。
 更に今回、ミュンヘン・フィルとの、ブラームスの交響曲1番〜4番、全曲を3枚のCDに収めた盤が、輸入盤を扱う店に並び始めている(4000円前後)。74年の録音で、当時LPは75−76年に発売された内容。

 この中の、一番好きな交響曲第一番を聴いてみる。
 演奏全体としては、この交響曲の旋律と和声のバランスが良く、比較的美しい仕上がりの演奏になっているように思える。この曲の場合、第一楽章と第四楽章が比較的長く、どうしてもこの2つの楽章にハイライトがあたりがちだが、ケンペのこの盤では、第二楽章の美しさは、とりわけ素晴らしい。バランスの良い演奏であるため、これ見よがしなところがない。
 ブラームスの曲は、演奏者によっては、なかなか渋い感じに仕上がってしまい、その傾向が強くなると、ややとっつきにくい側面が出てきてしまうのも難点の一つではあるが、あまりそれを感じないで最後までその演奏に浸りながら聴ける。このへんがケンペの良さかもしれない。

 なお、音質そのものは、70年代半ばの録音によるCD化再発とすれば、マスタリングはもうちょっと良くなっても良いか?という気もするところ。


2001年08月22日(水) 台風接近? その2


 動きの遅い困った台風が関東圏にも向かってきている。
 昨日の段階では、昼ぐらいには通りぬけてしまうような感じだったが、潮岬付近に上陸して、三重の熊の灘に抜けるのに、ほぼ12時間近くもかかっている。変動もあるが、時速10〜20kmなので、せいぜい自転車程度の速度。
 そのため、関東接近の時間もかなりずれてきており、今日の午後、東京は暴風圏に突入しそうな気配だった。

 ところが、午後3時頃、ほとんどそれとわからないまま、東京上空を通過して行ったという。

 午後1時30分過ぎに、暴風雨になりそうなので、早く帰っても可、というような社内放送が流れた。早く帰ろうが帰るまいが、午後7時に新宿で人と会う約束があったので、会社にいたほうがいいか、くらいに思っていた。

 別途話を聞くために、午後2時前に会社を出たときは、そろそろ風雨が強くなってきそうな時。東銀座の交差点近くで、広げた傘でかなり強い風雨を受け止めるのが、少し大変だったものの、なんとか先方へ到着し、話を終わったのが、午後4時半を越した頃。その時は既に空がかなり明るくなってきており、台風はどこかへ行ったのだろうか、みたいな話も。
 会社に戻って聞いてみると、千葉のほうをかすめていったらしい、という。

 全然台風が通過して行った感じはしなかった。一体何だったのだろうか、という話でその時は終わった。

 新宿で地下鉄から降りて外へ出ると、本当に蒸し暑くなったが、高層ビルから更に西を見ると、夕焼けに、富士山のシルエットがきれいに見えたりもした。
 水気不足の台風は、あまり雨を降らせることなく、東京上空を通過して行ったことを後で知る。


2001年08月21日(火) 台風接近?

 朝のTVでは、和歌山県の串本などから、生放送で台風接近のニュース。空の便も、運休になっているところもある。
 こちらは、細かい霧のような雨。

 昼食に出る時だけかなりの雨だったが、午後すこし小降りになったようだ。
 京都に住んでいる人の、掲示板の書き込みでは、すごい風だとのこと。

 やはり速度が遅い台風だ。時速15kmくらい。自転車の速度。

 明日は、午後築地にある会社まで行ったり、夕方知人と食事をするため新宿へ行ったりするので、早く通り抜けて欲しいというのが今の心境。


riviera70fm |MAIL