日記でもなく、手紙でもなく
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2001年09月18日(火) イームズ・デザイン


 上野の東京都美術館で、イームズ・デザインの展覧会が行われていて、結構人気が高いという。
 この展覧会ばかりは、年配の人ではなくて、やってくる人の年齢構成は、若い人にえらく片寄っているらしい。

 型をつくって、カラフルなプラスチックによる大量生産品としての椅子などのことを、すぐ思い出してしまう人ではあるが、その活動そのものは、もっと多様で深かったに違いない。
 まさに機能美の追求、機能に合致するフォルムとその美しさを追求していった、とも言われているようだ。まさに、そこにこそ<モダン>の本質があるはずだ。

 果たして、イームズ以降での、<ポスト・モダン>というのは出たのだろうか、と思ったりもする。


2001年09月13日(木) 世界貿易センタービル崩壊


 朝、急に強い雨が降ってきた音で目がさめる。

 昨日の深夜からTV各局とも、また各紙朝刊は1面ぶちぬきで、日本時間では昨日夜、米国では昨日午前に起こった同時多発テロのニュースで埋められた。

 高くその偉容を誇っていた世界貿易センタービルは、既に崩壊して今は瓦礫となってしまっている。
 その近くの第3番目の四十数階建てビルも火事により崩壊。
 マンハッタンの南、スタッテン島のほうから見ると、見慣れた風景が数時間で大きく変わってしまったことになる。

 米国の株式取引は停止となり、それを受けた今日の日経平均株価は、簡単に1万円割れ。しかも、前日比でマイナス6.6%と大幅安でひけている。

 戦争突入前の状況のようなきな臭い感じに包まれ始めているような世界だ。

 NYのほうでは、遺体捜索や瓦礫の山を片付けるのに1ヶ月ほどかかるような見通しもあるらしい。
 ある会社のNY事務所の状況についてたまたま聞いたところ、当分仕事になりそうもないようで、早くて1週間くらいの見通し。
 マンハッタンの外から中のほうには入りにくくなっているようで、その関連で生活必需品などの物資がかなり少なくなり始めているとも聞く。

 テロという人的災害によって、被害はまだまだ尾をひいている。


2001年09月12日(水) 世界貿易センタービルの穴

 今ちょうど、NYの世界貿易センタービルに、飛行機が2機つっこんで、大きな穴が開き、黒い煙がもくもく出ている映像がTVで流れている。理由は不明。

 NYは朝の9時過ぎで、たぶん人が結構いたのではないかと思われる。PLOが犯行声明を出したらしいのだが。
 テロとするととんでもない話になる。
 TVの生の映像は、まるで特撮の映画を見ているようで、全く実感に乏しい。今晩一晩はおそらくこのニュースが続き、明日以降も更に続いていくことになるだろう。

 NY貿易センタービルというと、エンパイアやクライスラーとともに、NYを象徴するビルだけに、このビルの飛行機事故の穴はどうするのだろう、などとあらぬことすら考えてしまう。


riviera70fm |MAIL