日記でもなく、手紙でもなく
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ここ数日、夜中の温度がかなり下がる。特に先週の土曜日の夜などは、結構肌寒い感じがした。 今日は昼間の温度もかなり上昇。例年どおりの9月というような雰囲気。
先週いっぱい、下がりつづけた米国の株式は月曜日の時点でやっといくらか戻すことになった。 日本のほうは、上がったり下がったりで、安定感に欠ける。
テロへの報復は27〜28日にかけて、<Operation Enduring Freedom>という作戦名で開始される模様。どのような作戦か、蓋を開けてみないとわからないが、米国民対象の世論調査では、長引くと考えている人がかなり多いという記事も見かけた。 テロへの報復→ゲリラ戦→地の利の悪さ→ベトナム戦争、というような連想からか。
たまたま、経済評論家としてかなり著名な人の話を聞いたら、今の経済状態というのは、まさにデフレであり、この状態が当分続くという。 日本は、第二次大戦後ずっとインフレ政策の中で、それが世界経済の動きの中で、まんまとうまく乗って高度経済成長を遂げたものの、ここ10年世界経済全体はデフレの動きを示し、欧米各国はその動きと今連動しているが、日本はデフレの動きに乗り切れず現在に至っているらしい。
小泉氏はこのことがよくわかっていて、あえて構造改革をしようとしているのだ、ということも。 モノを買ったりサービスを利用したりする側からいえば、価格は実質的に安くなっていくので、同じ年収でも生活はラクになる面が大きい。
ただし、この話には一つだけ落とし穴があって、収入を維持できるかどうか、ということそのものが大きな問題。 収入が減るような人もかなり増えることになるし、少し減る程度ならまだしも、仕事がなくなって大きく収入が減ってしまう人もかなり増えるかもしれない。
やはり、ここは一つ、ケチに徹することも必要か、などとも思ったりするが、むしろ新たに何らかの技術やスキルを獲得するために、お金を使っていくことが自分にとって重要になる時代になってきている。
2001年09月23日(日) |
<The Voice> |
ラッセル・ワトソン(英)の<The Voice>を聴く(Decca)。モリコーネの曲や、カンツォーネ(フニクリ・フニクラ、Non ti scrodar di meなど)、サイモンとガーファンクルの曲から、更にヴェルディやプッチーニのアリアまで幅広い選曲がなされており、しかも、ロイヤル・フィルのオーケストラのバックで歌われている。
下手をするとこの手の盤は陳腐になりかねないが、大半の曲がゆったりした曲調のものが多く、ワトソンの声質と相まって、とても気持ちよく聴ける。 ゆっくりした時間の流れに身を任せたいような、そんな時にぴったりのアルバム。
ラッセルの声質そのものは、比較的柔らかなテノールだが、力感がないということもなく、美声の類に入る。
昨日から、急に温度が下がる。 再開後のNYの株式市場も、ダウは下げ続けている。 その余波で、日本の株式、日経平均も下がってきている。 あちこちで冷え込みが強くなり、人も企業も体調が悪化してしまうようだ。
そのNY市場のほうだが、月〜木の4日間で、ダウは累計で1229ドル下がっているという。結局下げ幅は1000ドルを越してしまった。 一週間で10%以上下がると、やはりいろいろな影響を及ぼすことにもなる。それで、更にテロへの報復行動だ、というと、先行きは一層不透明になってくる。
円に対するドルの下がり方は、まだそこまで行っていないものの、円高傾向はやや強まり、デフレも加速化しそう。 今日の空模様と同様、冴えない。
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