日記でもなく、手紙でもなく
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2001年11月11日(日) JALS


 新会社はJALSというのだろうか?
 JAL+JAS=JA(L+S)→JALS!?

 もともと、頭のほうのJAは同じだから、いっしょにしてもうまく混じりあうかもしれない。やはり、頭文字からしてANAだけはかなり異質だ。
 ANAは、利益率の高い国内路線を結構抱えているので、この2社から見ると、ほんとうにいい商売しているように見えるはずだろう。

 もともと、東急グループが大株主のJASは、経営合理化をどのようにしてすすめるか、考えていたところで、ちょうどテロ事件以降、海外便の乗客が急減した日航といっしょに、合理化をすすめてしまうという、一石二鳥の手なので、わからないでもない。

 新社名はどうするか、ちょっと考えどころだが。

 それ以前に、この合併が認められるかという点もまだ残っている。ただし、グローバル化が進行する航空会社のビジネスでは、国内の競合がひとつだけになるからダメとはなかなか言えなくなってきているところもあるだろう。

 


2001年11月10日(土) ベルコモンズ1F<エスプレッソ・カフェ>


 外苑前から近い、ベルコモンズ1Fの<エスプレッソ・カフェ>で落ち合うことにしました。
 地下鉄の駅を出て、ベルコモンズの手前の横断歩道のところで、ちょうど落ち合う知人が赤信号で待っていました。店内で待ち合わせしなくても、今回は済んだのですが、予約した店の時刻まで、30分ありましたので2人でこの店に入ってお茶を飲んでいくことにしました。

 この店に入るのは5年ぶり、いや、もっと時間は経っていそうな気がします。
 店名も、以前はカプッチョというような店名だったはずですし。その頃、年に3−4回くらいは、ここで待ち合わせをしたように思います。

 店内の空間、ちょうど鉤型になったスペースは、以前と全く変わらず、入口と反対側は、ガラスでベルコモの1Fが見通せるのも、恐らくほとんど変わっていないようです。そういう意味では、少し懐かしくもあるのですが、当時はもっと客が大勢入っていた気もします。
 長く降り続いた雨が上がり、少し寒い日の暮れ方。そんなことで、昔よりも客が少なかったのか、この手の店に入ろうとする客が、以前より少なくなってしまったのか.....
 ベルコモンズそのものも、以前より話題提供力みたいなものが、ひょっとしたら減っていたり、他のエリアに人が流れているようなことも、少し関連しているのかもしれませんが、我々2人以外には、店内に3人ほどの客が入っていた程度です。

 予約を入れていた店のほうは、行くと我々の席を除き全て埋まっていて、とても賑わっていました。通りからはかなり裏手の店であるにもかかわらず。
 人気のあるところと、そうではないところの落差が、どんどん広がっている、ある意味で、そこそこ入っている店みたいなものが、少なくなってきたのかもしれないようにも思った日でした。


2001年11月09日(金) 休刊&閉館


 FM放送番組欄、CD新譜、アーチスト情報と新製品オーディオなどを記事の柱にした<FM fan>という雑誌があるが、今年いっぱいで休刊になるという。この雑誌を知っている人で、その人が特定の音楽ジャンルだけをよく聴いている人の場合だと、「特徴のない、ごった煮のような雑誌」といって貶していたものだった。
 私の場合は逆に、いろいろな領域に関心がある(むしろ、自分の関心領域が、既存の様々なジャンルの中に少しずつあったりするので)特にノンジャンルで構成された記事を見ながら、新しい情報を得たりすることもあり結構重宝していたので、ちょっと残念な気もしている。35年ほど続いた雑誌らしい。

 この雑誌を読み始めた頃だと、それこそいろいろな記事を熟読していたし、オーディオなどが話題になっていたこともあり、その中の長岡鉄男の新製品レポートなども、面白がって読んでいた記憶もある。当時から、歯に衣着せぬ論評で、提灯持ち的記事はほとんどなかったということもあり、その連載が長続きしたところがあるようにも思う。ただ、長岡氏の場合、評価的な話だけではなく、オーディオ文化論的な内容も添えられていて、そのへんを面白く読んでいたところもある。
 長岡氏も先年亡くなると同時に、連載記事の担当者も変わってしまった。ものの見事に記事の面白さは半減した。

 もう一方で、日経流通には、伊勢丹美術館の閉館記事が出ていた。
 小田急美術館も閉館という話を聞いたのがつい先日。伊勢丹美術館だけは、結構頑張っているなと思っていた矢先の記事。来年3月には閉鎖されるという。

 79年に開設しているので、足掛け23年間。閉鎖を決定したのは、集客効果が薄れてきた、ということが一番大きな理由。売り場が広がった分、その分の売上は増えるというのは、当然のことだが、売り場を増やせば集客が増加するか、というのはなんともいえないところも残る。
 やはり、数多くの公的美術館が、もっと頑張らないといけない時代に入ってきているのではないだろうか。やがて、公的美術館も淘汰の時代に入ってくるような気もしている。


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