日記でもなく、手紙でもなく
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去年の末に、お歳暮に<名人茶>なるものを送ってあげた人がいた。秋にその人に会った時、ちょうどそのお茶の話が出た。名前が名前だけに、少し気になっていたところもある。名前負けしているものも、結構多い世の中だ。
去年送ってもらったお茶、あれは確かに全然違う――、というところから話が始まり、書いてあるとおりに入れたら、普通のお茶と違って、さすが<名人茶>だった、というところに無事落ちた。
では今年もそれを送ろうかと思って、先週去年送ったと思っていた銀座松屋地下まで行くと、そのコーナーが見つからない。あの時だけの店だったのか、それとも店が変わってしまったのか、などとも。 ただ、もう一度くらいは、再確認しておこうという気になったのが今日。
何のことはない、前と同じ場所に、そのお茶は置かれていた。 記憶に刻まれていた印象では、大きく名人茶と書かれていた気がしていたが、今回パッケージを見ると、デザインが少し変わっているようで、以前より大人しくなっているようにも見える。
もう一つは、実際に飲んで感銘したという人が、そのお茶のことを、狭山茶だと思っていたこと。そんなこともあり、先週探す時に、狭山茶と思いながら見ていて、狭山・名人茶というのを必死になって見つけようとしていた気がする。 変な思い込みがあると、そこに置かれていても気がつかないで見過ごしてしまっていたようだ。
お歳暮として送ってもらうため、住所を書き込んでいた時に、店頭で実際に淹れてもらった名人茶、とりあえず一口。 甘みを感じる苦さが心地よい。温度は少し低目で淹れる感じ。
聞いてみると、三重のほうのお茶で、持ち帰り用アルミパック包装のものもあるという。家にはそれを買って帰ることにする。煎茶で100g3000円のお茶。決して安くはない。 おいしいお茶は確かに高いが、高いお茶が必ずおいしいとは限らない。 このお茶なら、まずくはないので、100g3000円と思って飲めば、一層おいしいかもしれない。ただ、3000円の価値がどの程度あるかどうか、というところまでは本当のところよくわかってはいないが。
ピサの斜塔の最上階から、再び景色が眺められるようになった、という記事が出ていた。
1173年に起工し、1350年に完成。途中で傾いて、何度も中断し、完成後も傾きの度合いがひどくなったという。 ただ、1990年まではなんとか持ちこたえていた。観光客が斜塔を上って行けた。 しかしついに、90年の1月、傾斜が危険な水準に達して、立ち入れなくなってしまった。
ちょうど12年弱の補強工事も、イタリア的な時間のかけかただと思うが、土台部分を固めて傾きが40cmほど小さくなり、関係者の話では、今後400年間は大丈夫――ということらしい。
ただ、行けばすぐに上れる、2時間でもそこにいられるということではなくて、30人ずつ、40分間の見学コースとして設定されているとのこと。 それでも、高いところというのは、そこまで行ったならやはり一番上まで上がってみたいのは人情だ。
次の400年、世界はどのように変わっていき、ピサの斜塔はどれだけ変わらない風景を見せつづけてくれるのだろうか。
渋谷のBunkamura、ザ・ミュージアムへ行った後、新型マンガ&ネット喫茶<バグ−ス>の看板が道に出ていました。マンガも自由に読めるだけではなくて、インターネットも楽しめ、しかもフリードリンク。 ひょっとしたら混んでいるかと思いながら、ネットができる席が空いていれば、寄ってみようかという気になりました。
SEGAのアミューズメント・スペースのビルの上の階に入っているのですが、行ってみるとネットがすぐ使える席が空いていました。ペアシートを狙っている人は、少し入口のところで待っている感じでした。 喫煙席・禁煙席がそれぞれ用意されています。
飲み物はセルフサービスで、一般的なメニューはだいたい揃っているようですし、本日のおすすめとしては、フレッシュ・アップルジュースすら置かれていました。
席についたところで、入口の画面で注意事項などが書かれており、それをOKすると、一般的なポータルサイトにすぐ繋がるように、メニューが用意されています。従って、Webメールを見たり、サイトを検索する分にはほとんど困りません。ただ、この手の店に入るのなら、自分用のブックマークのファイルだけ、フロッピィで持ち歩くとか、Webメール上に添付ファイルとして、ブックマーク・ファイルだけでも置いておくと、結構便利そうな気がしました。
一人分のスペースは、PCを見ているだけ、あるいは思いつくままにテキスト入力などをやっている限り、さほど狭い感じはしません。ただ、デスク部分は、ほとんどそれだけのスペースですから、そこで資料を広げて作業をする、というようなことだと少し辛そうでした。 私の隣に座っていた大学生と思しき男性は、画面上でエクセル(!)を広げて、データを入力していました。紙の資料を手に持って、入力していましたので、ちょっと面倒そうな感じではありました。
しかし、会社でインターネットを使っているよりは、ここでネットをやっていたほうが、画面の切り替わり方が3〜4割は速い感じがして、比較的ストレスはありません。ちょっとした日記なども書き込んだりしていましたので、あっという間に2時間以上そこで時間を過ごしました。 飲み物も3杯飲んで、出るときに精算すると、1100円ちょっとでした。銀座の喫茶店で、時間つぶしのために入って、コーヒー1杯千円とられることから考えると、高いとは決して思えません。1時間程度でしたら500円程度で済みます。
新宿にもあるようですが、これなら結構人が入るのもわかります。店内も思ったより静かでしたし。
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