とうとう雪組の千秋楽。 思ったより落ち着いてるかと思ったら、妙に沈んだりしちゃってたので 当日はどうかと思っていたけれど、ゴクゴク普通におでかけした。
友人Mと合流した。 朝の入りの様子を聞いた。 なるぴょんは白い洋服でさわやかに入り。 ぶんちゃんは青いサッカー日本代表のユニフォームで入り。 背番号は10。ネームはEMAO。 まーなんてぶんちゃんらしい。 めちゃめちゃ普通やん。 まひるちゃん始め組子がファンをお出迎え。 麻央さんとまゆぶーがいたとか。 お手伝いだね・・・。
公演自体は・・・あまりアドリブとかもなかった。 モレノの酒場で最後に「来月から店の場所が変わるよ。」と言ったくらい。 私はこのシーンのモレノこと麻愛めぐるクンが好きだ。
ぶんちゃんもなるぴょんも時々セリフにリキが入ったりしてたけど まあ、普通だった。 いや、途中ちょっと感極まって・・・ってなりかけてるところはあった。
ショーはもう最高の笑顔テンコモリだった。 こちらもこれと言って大きなことは起こらなかった。 ただバカボンドのシーンの銀橋でなるぴょんが壮クンをぎゅっと抱きしめていた。 ちょっと驚いた壮クンも抱き返して・・・2人で抱きしめあっていた。 なるぴょんの頭の帽子には鳥の巣らしきものが乗ってた。
退団者は胸やら帽子やら手に花をつけたりしてた。
ラストのタップの時の「ぶーんちゃーんっ!!」って叫ぶなるぴょん。 そして「は―――――――――いっ!!!」って応えるぶんちゃん。 もうこんな最高の笑顔はないだろうな・・・っていうくらい満面の笑みで 見ているこちら側は微笑ましくて・・・切なくて泣き笑いだった。
さよならショー。 『うたかたの恋』の大階段のシーン。 そして『エリザ』のシシィとルドルフのシーン。 この切り替えが絶妙だった。 ルドルフ・・・はルドルフでも少し立場が違うルドルフ。 そしてマリーからシシィに変わるまひるちゃん。 見ていてグッときた。 そしてバウでの歌を何曲か・・・まひるちゃんも銀橋で・・・。 そのあとなるぴょんが1人大階段で白いタキシードを着て登場。 『バロンの末裔』から「I wish」 たぶんこの歌だろうな・・・と思ってはいたけれども やっぱり聞いたら・・・泣けてきた・・・。 久世さんが大好きだったなるぴょん。 その久世さんのさよなら公演、しかも正塚先生の作品。 その公演の新公の主役をやったなるぴょん。 なんだかいろんなことを思い出して・・・ 「泣いたらなるぴょんが見えない。」って思ったのに泣いてしまった。 そのあとはぶんちゃんが組子と・・・歌って・・・そしてラスト「SMILE」 ペンライトが揺れる客席の隅々までをも見ながらの歌。 決して長いショーではなかったけれども満足できるショーだった。
挨拶はみんな笑顔だった。 なるぴょんが途中泣きそうな感じだったけど・・・泣かなかった。 ぶんちゃんもとても短い挨拶だったけれども全ての想いが込められていたように思った。 ・・・というかきっとあれ以上しゃべったら泣いちゃうんじゃないかな?
花束贈呈は ぶんちゃんにはコムちゃん(組)かずみちゃん(同期) (白い胡蝶蘭の大きな花束) なるぴょんにはマヤさん(専科なのね)有沙さん・悠さん・コムちゃん(同期) (グリーンを中心にアレンジされた“N”の文字のもの) まひるちゃんには灯さん(組)壮クン・水純さん(同期) (オレンジ系?) 夢奈さんには五峰さん(組)すがたさん(同期) (オレンジ系?) 千咲さんには美郷さん(組)うらんちゃん(同期) (ピンク系の薔薇かな?)
カーテンコールは3回か4回。 まず全員で・・・そしてぶんちゃんだけ・・・それから退団生5人・・・もう1回あったかな? その中でぶんちゃんは 「見にくかったと思いますが、2階席一番後ろのみなさんもありがとうございました。」と そして次に「立見で見てくれたみなさんもありがとうございました。」と挨拶。 客席が沸かないワケない。歓声があがった。 最後のカーテンコールはなるぴょんにぶんちゃんが「何か言ってよ。」 みたいな合図を送ってなるぴょんが「とんでもない」みたいな・・・ そんな譲り合いをしばらくしてて・・・それが微笑ましかった。
パレードはあのうだるような暑さの中・・・待ち続けたよ。 トップさんのいるパレードだから通常の楽屋口ではなく、 劇場のロビーを通って・・・川のほうから登場する。 ちょうどいつも団体記念写真を撮ってるらへんで車に乗り込む。 だけどなるぴょんはハッと花の道にいるファンに気がついて ゲートのところまで出てきてくれた。 そしておじぎをして手を振ってくれた。 ぶんちゃんも同じくゲートのところまで出てきてくれて、 いっぱいいっぱい手を振ってくれた。
もちろん、泣けたけれどもとてもさわやかな後味のいい千秋楽だった。
あのウワサを聞くまでは・・・ね。
でも今、なるぴょんとぶんちゃんのさわやかな笑顔が頭にこびりついているので 少し気持ちは“平和”だ。
昨日、音ちゃんの舞台を見に行った。 退団してからはじめての音ちゃん。 内心ドキドキ・・・ちょっと不安とちょっと期待。 演出&振付は上島雪夫先生。 当のご本人も出演・・・。 あとは東山義久氏やシルビアグラブ・・・。
内容は・・・もっと上島先生っぽい振付ばかりでバンバン踊るのかと思ったら 芝居仕立てあり、モダンっぽいのがあり・・・といろいろだった。 音ちゃんも1場面・・・というか、もらっていて 新婚夫婦のような設定で・・・ただ妻椋子(音ちゃん)は どうやら多重人格でタンスに男物の帽子が入っていたのをダンナが見つける・・・ そんな設定で・・・男役もどきで踊って見せてくれた。 ・・・ただねぇ、やっぱいもう男役じゃないから、 どこか違和感があったことは否めないな。
昔のような精彩さにも少し欠けていたような気がする。 けれども久々の音ちゃん・・・楽しく見れた。
退団した男役の舞台を見るのはある意味勇気がいる。
ダンサー音羽椋だった頃と全く同じではない。 歌も歌うし・・・しかも普通の声で・・・深くスリットの入ったドレスも着る。 ダンサー中村音子・・・なわけだ。 時々見せる目線の決め方や、手などの決め方が男役っぽくて・・・。 座り方や、去って行き方もどこかぎこちない。
何がヨカッタ・・・って最後にとてもいい笑顔を見せてくれたこと。 楽しそうだった・・・うれしそうだった。 それが一番ヨカッタかな。
***こぼれ話***
この日の客層はバラバラだった。 見るからにヅカファン、東山ファン・・・もいれば 熟年夫婦という組み合わせもちらほら。
そんな中私の後ろの人の会話・・・おばちゃん4人組。 「しょうこちゃん、来てるかな?」 「え?しょうこちゃん?」 「そう。だって大好きでしょ?」 「だけど東京で公演中やん。」 「は?どこのしょうこちゃん?」 「あのしょうこちゃんじゃないの?」 「違うやん。○○さんとこのしょうこちゃんやん。ファンやん。」 「なーんや、あのしょうこちゃんかと思った。」 「どのしょうこちゃんなん?」 「千琴ひめかちゃんやん。東京で公演中やのに来るワケないやんな〜。」 「あら、私、しょうこちゃんっていうから黒木瞳かと思った。」 「なんでやのん。しょうこちゃんってゆーたら、○○さんとこのしょうこちゃんやん。」
もうハタで聞いていて爆笑だった。 そーか、しょうこちゃんといえば、それだけいるのか。 でもまさか黒木瞳まで出てくるとは思わなかった。 ・・・というか逆になんで黒木瞳が音ちゃんの舞台を見にこなあかんねん?
2002年07月01日(月) |
ラッキーというか・・・ |
今日はちょい用で大劇場へ行った。 公演を見るわけではなく、お手伝いで・・・。 「暑いな〜。昨日までとはエライ違いや。」と思いながら テクテクと花の道を歩いていた。
大劇場のロビーに行くとなにやらめちゃめちゃ人が多い。 「ナニやってんねんやろ?」って思っていたら ・・・「あれ?オサの声?」 すごい人だかりである。 「あれ〜?みどりさんもや?ナニやってんねんやろ?」
歩くスピードを変えるでもなく、ロビーに入ってみた。 「あー、スカイステージのオープニングセレモニーかー。ラッキーしたな。」 そう思いながらも絵葉書を買い、オサ&みどりちゃんを横目に見ながら 待ち合わせ場所へ向かった・・・・・・。 「エライ大忙しの2人やな。他にスケジュールに余裕がある人おらんか?」って 思いながら・・・通り過ぎた。
セレモニーも終わり、お手伝いも終わり、 一緒にお手伝いしていた友人と何気にキャトルへ行った。 そしてTCAの時のなるぴょんとぶんちゃんの写真と、 ぶんちゃんのポストカードセットを買った。
「新しいかよちゃん、新しいすしおさん、ないかな〜?」 あるはずなかった・・・・・・・。
友人とランチをしに南口へ向かった。 友人は「今、バスの中でくるみちゃんと一緒やってん。」と言いながら 「今、お稽古はどこやろな〜?花組バウと宙組やな。」と楽屋口に近づいた。 ・・・・・・とすごい人だかり・・・・・・が解散するところやった。
「え?ナニナニ?誰誰?」わからなかった。 私が「すしおさん、おらへんかな〜。ひとちゃんと珠洲ちゃんおらへんかな〜。」 なんて期待をしたんだけど、楽屋口はあっという間に人がいなくなった。
南口の駅前を歩いていたら花組の紫万クンがいた。 「あ、きょーこちゃんや。足、長いな〜。」 そしてランチを終えて、駅の改札へ入ったら、宙組の下級生に会った。 ・・・・・・いや、見た・・・。(会ったとはお互いを認識して・・・だもんな。) 「ありゃ?あの子宙組やんな〜。」 そう言いながらホームにあがった。 ちょうど着いた電車から宙組の研一生が降りてきた。 「あれれ?あの子も宙組やんな〜。」 「もしかしてさー、楽屋口におったら、すしおさんに会えたんちゃうん?」って なんだか・・・・・・・妙に惜しいことをしたような気がした。 そしたら、友人が 「そういえば、先週、すしおさん兄弟見たで。こたっちゃんもおったよ。」と言った。
なんで、あたしの友人ばかりがすしおさんに会うねーんっ!!! あたしにも会わせてくれーーーーーーーーーーーっ!!!
そんなことを言いながら友人と別れた。
この日はくるみちゃんの退団発表があった。 「あなたまで辞めちゃうのねー。」そんな気分だった。
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