『スウィート・バイエル』 モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
ローターを清浄し、電池を抜いておこうと思ったら、あれ?なんかへん。 電池ボックスのフタが開かない…… とガタガタやってたら。あちゃ、こわしちゃった(爆) ちゃんと瞬間接着剤で直しておきました(笑) この前の逢瀬(7/30)のこと。 sexの最中、ふと緊張が緩む瞬間ってある……よね? 特に騎乗位で、 それまでの熱さや激しさが、ふっと消え去る瞬間。 この前の逢瀬でそんな空気が流れたとき、 私は無理に動かず、そのまま動きを止め、ご主人様に折り重なるよう身体を倒した。 覆い被さる……というよりも私のほうが小さいから、上に乗っかって寝るという感じが近い(笑) 「どうした?」 「ん……」 そんなことしか会話せず、二人でただクッタリとしたまま時間が経過。 ふとした瞬間に、ご主人様が私の身体から抜ける。 「あ、小さくなって(抜けて)しまった……」 「ん〜、もういいですよ〜」 ふにゃふにゃした声で答える私。 だって今日は、 休憩を挟みながらの長い一回戦があったし、 ついさっきもバックからむちゃくちゃに犯され、もう満足だったんだもん。 ご主人様の胸の上に身体を乗せ、頭の横に顔を埋めていると、 このところ私の心の中にある不安を、突然ご主人様に聞いて欲しくなってしまった。 「ご主人様……私、」 「ん?」 「ご主人様とsexするのが、怖いの」 ご主人様は私の頭をゆっくり撫でた。 そして、「私が怖いのか?」みたいなことを確か言ったんだと思う。 ううん、違う。そういうことじゃなくて…… 「違うの。ご主人様とするsexがね、気持ちよすぎて怖いの。 私、ここまで感じたことなかったから、これからが怖い。 自分が制御出来なくなっちゃいそうで、怖いの」 私のsex感度というは、実のところ大して高くなかったのだ。 まあ、こんなもんだろうと自分で上限を決めていた節もある。 挿入時は、気持ちは良いが快感の波に飲み込まれることはほとんど無かった。 そう、どこかいつも「sexしながらも頭は冷静」だったのだ。 演技はしないけど、イケないのは仕方がないことだから、 自分がイクことより相手に喜んでもらえるようにしよう、と常に考えていたし、 ゆっくりながらも感度は上がってきているので、まあいいやと諦めてもいた。 でもご主人様と身体を重ね、気付いた。 私が濡れやすいがために、まだ完全に体温が上がっていないとは相手も気付かず ゆえに執拗に責められることはなかったし (私の濡れ方に相手が興奮してしまうことが多かったし) 執拗に責められることがなかったから、私の身体のほうも発達していなかったのであろう。 もちろん、「ご主人様は、私が『女の部分』を出しても嫌がらない、引かない」 などの、心のこともあるけれど。 ご主人様と肌を合わせるようになって、1年ちょっと。 今までどこか冷静に対処してきた「sexの時の私」は、 ご主人様の手で、時々制御不能に陥るようになってしまっていた。 その結果、 ご主人様にキスを施され、私のスイッチが入る瞬間まで、 私はいつもご主人様とのsexに軽い恐怖心を抱いていたのだ。 「私、突然泣いたり……」 「いつも泣いてるだろ(笑)」 ご主人様のツッコミが入る。 「もっと号泣しちゃったら? もっと訳わからない状態になっちゃったら」 「いいよ」 そんな会話をご主人様に背中や頭を撫でられながら、ぽつぽつと続けた。 ある程度の時間が経過したとき、ご主人様が言う。 「麻瑚、起きて。挿れてごらん」 ん? あ……(笑) ご主人様はカチカチとまでいかないまでも、手を添えれば挿入できるぐらいの ところまで、力を取り戻していた。 今の会話、愛撫になるぐらい、ご主人様にとってはツボなものだったのだろうか(苦笑) 手を添えて、再び迎え入れると、ご主人様好みに動く。 更に力を取り戻したらしいご主人様が起きあがり、体勢が入れ替わる。 「私の前でだけ、おかしくなりな」 「あ……でも……」 「どうなってもいいよ」 そう言いながら、ご主人様に責め立てられていく。 「私の身体から離れられなくなるぐらい、おかしくなりな」 まわした手に力をこめて下からご主人様をきつく抱きしめ、 吐息のなかから、告げた。 「もう……とっくに離れられないです……ご主人様から……」 ご主人様はさらに身体を倒し、私を完全に覆い尽くした。 sexで自分がこんな感情になるなんて、こんな発言をするなんて、 2年前の夏には考えられなかったこと。 これからどうなってしまうのかを考えると、やっぱりちょっと……怖い。 「麻瑚、飲ませてやるよ。こっちにきな」 私から身体を離したご主人様は、ベッドから少し離れたソファへ座る。 脱力した身体を必死になって起こし、おぼつかない足を床につけた。 顔を上げると、普段の生意気さが消え必死な形相になっている私を、 ご主人様は楽しそうに見ていた。 ……本当にイジワルだ(苦笑) あの日から時は流れ、 そろそろ次の逢瀬の時間がくる。 《 2004.08.24 15:21 記》 --***--
コレ書いてるのは、8/22(日)だったりします〜。
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