モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
2005年01月10日(月) |
ひめはじめ(その3) |
前回からかなり間が空いてしまいました。
ごめんなさい。
早く書かねば記憶が薄れてしまう……と思いながらも
なかなか時間がとれなかったのと、
なんとなくこの「スウィートバイエル」の日記を動かすのが怖い
という思いがありました。
なにを怖がっているのでしょうね、私は(苦笑)

指で責められた後。
ベッドへきちんと横たわるようご主人様に指示され、そして再びの挿入
……の前に、
ご主人様は悪戯っぽく微笑むと、ペニスの先端をそのまま私に当てた。
先端で、私の亀裂を擦り、粒を捏ねる。
思わず漏れた私の声に、ご主人様は少し考え、今度は足の付け根の付近に挿入。
柔らかな外側の秘肉と太ももの肉がご主人様を挟んでいる。そう、素股の状態。
ご主人様が私にこんなことをしたのは、初めてのこと。
驚きでとまどいながらも、トロンとしてくる自分がいた。
敏感になったクリトリスと小さな唇が、素の陰茎に擦られる
たったこれだけのこと。
今までも他の人にされたことあるのに、
こんなに気持ちいいと感じたのは、初めてのことかもしれない。
「麻瑚、どんな気分だ?」
「……嬉しい……です」
このまま奥まで入れて下さい、
生のまま、めちゃくちゃに犯して下さい
……二人の間で禁句であるその言葉を、ぐっと飲み込む。
私のほにゃんとした言葉に気をよくされたのか、ご主人様はふっと笑うと、
私の頭上に腕を伸ばし、枕元に置いたコンドームを手に取った。
覆い被さったご主人様が腰を沈める。
ぼんやりと「ああ、また着衣のまましちゃうと、シャツを汚すのに」と
思ったけれど、よく考えればさっき立ちバックで致しているし。
もう既に汚れているかも……と思い直し、忘れることに(苦笑)
上着をめくり上げられ、胸を揉みしだかれる。
「麻瑚、着たまま犯されるのはどうだ?」
「ん……犯されてる……みたいで……あ……」
犯されるのはどうだ?と尋ねられて、犯されてるみたいと答えるのは
言葉が重なってヘンだなぁと思ったけれど、
「犯されてるみたい」以外に適切な言葉が見つからなかった。
昔は「面倒だから下だけ脱げ」といわんばかりの男の雰囲気に悲しさを感じ
大嫌いだった、着衣のままのsex。
それが今、ご主人様にされると、とても興奮する。
服を乱され、押し倒される。
もしくは、スカートをまくり上げられ、窓枠や洗面台に手を着くよう命令される。
そして、強く腰を打ち付けられる。
それがまるで何かのルールを破るような罪悪感を感じ、
恥ずかしくも興奮するようになるなんて、あの頃の私は考えられなかった。
私にとってはNGだった行為……アナルと着衣。
それを興奮するものに変えてしまったご主人様だ。
正常位のまましばし犯され、ひとまず私は落ち着いた感じに。
「ご主人様……もう満足です。ありがとうございました」
私の申し出に、ご主人様は意地悪く言う。
「じゃあ、もう帰るか?」
「え!? 帰るのは……まだイヤ……」
私の答えが言い終わるか否かのところで、ご主人様は更に一突き。
私を抱きしめた。
嬉しいけど、ああもう知らない……
ここでやめないと、どうなるかもう知らないからね。自分のこと、責任もたないよー。
心の片隅でそう呟き、私は快感に身を委ねた。
挿入が外され、四つんばいにさせられると、ご主人様の唇が蕾に近づく気配が。
「ダメ……ダメです!」
私の叫びなんて聞こえないふりをし、そのままキスをする。
「ご主人様、ダメ……やめて……」
「なんでだ?」
「だって、汚い……お風呂にも入ってないのに……」
私が嫌がっていることを知り、わざと愛撫を続ける。腰を強く掴む。
舌先が届いた瞬間、「イヤッ!」と叫び、私は本気で腰を引いた。
「麻瑚!」
厳しい声が後ろから響く。私の身体が固まる。
「こら」
この言葉の言い方を、上手く文字で表現できないんだけど……
ペットが悪いことをしたときに「こ〜ら!」と怒るときのような感じ?
そんな、ご主人様の口調とイントネーション。
ここで抗うと本気で怒られるということ、経験上知っている。
やむなく、腰の位置を元に戻し、力を抜く。頭を落とし、顔を枕に埋めた。
ご主人様の愛撫に、
恥ずかしくてやめてほしいのと、やわらかな気持ちよさで、少し腰を動かす。
溜息の中に、小さく「あ……」という声が交ざった。
「気持ちいいのか?、麻瑚」
顔を埋めたまま、首を立てに振る。
と、今度は、指先が触れる。
ご主人様の唾液に助けられ、少しずつめり込んでいく。
「あ……ああ……」と喘ぎ声をあげつつも、「それ以上は、本当にダメです」と嘆願。
ご主人様の指が、第一関節挿入あたりで止まった。
そのまま突かれ、捏ねられ、舐(ねぶ)るように指先が回転する。
何度されても、アナルは慣れない。喜んで受け入れられない。やめてほしいとさえ思う。
でもその行為に、秘部から涎が垂れるほど感じている自分が居ることも事実なのだ。
ご主人様にとって中休み的なアナル愛撫が終わると、
徐々に服を脱がされ、全裸になって再び抱き合った。
三度目の挿入でまた私が崩れてきた頃、ご主人様が言葉で虐める。
この日はなんだっただろう?
忘れちゃったというか、他の日とごっちゃになって分からなくなってるんだけど……
他の男のところへ行ってsexをしてこい、もしくは調教を受けてこいと命令したら、どうする?
というコトだったかな。
私はもちろん、イヤイヤと首を振る。
面白そうにご主人様は言葉を続ける。
私は「ご主人様じゃなきゃ、イヤです」と言う。
からかわれてるって、おもしろがって虐められてるだけだって分かってる、
分かってるけれど、なんか、つい真剣に嫌がってしまう。
それが面白くてご主人様は言葉を続ける。
堂々巡りだ(苦笑)
堂々巡りな会話に疲れ、私が切り札を出す。
「でも私は奴隷だから。
ご主人様がどうしても行けって言うなら、私は……そうするしかないです」
意地悪は、ご主人様の「でも、他の男の所にはいかせないけどな(笑)」で終わった。
そして私を見下ろし、確認するように尋ねる。
「麻瑚、安心したか?」
「はい」
「麻瑚は私のなんだ?」
「……私は、ご主人様の奴隷です」
「誰のものだ?」
「……麻瑚は……全部……ご主人様のものです」
ご主人様はまた微笑むと、一気に奥まで挿入し、そのまま力強く私を責め立てた。
あーん前置き長いよぉ〜、と頭のどこか片隅で思いながらも、
そうやって段階をふまえ、
最後に確認作業的にやりとりされる言葉は、私にとって何事にも代え難き嬉しいもの。
「ご主人様のものです」と答えたときの、ご主人様の顔が好き。
その言葉を発するだけでも、もっと感じて濡れてしまう自分も好き。
心がキュンとする感じも……どの男の人からも与えられなかった感情だ。
ご主人様は私が弛緩してきたことに気づくと、耳元に囁く。
「麻瑚、蕩(と)けていいぞ。蕩けたら、私が全部ひろいあつめてやるからな」
必死にコクンと頷く。
その言葉と愛撫と責めに、私はますますトロトロになっていく。
頃合いを見計らい、「麻瑚が好きなように貪りなさい」と言わんばかりに、
上に乗せられる。
私が本気で喘いでいる最中、ご主人様は最近楽しそうにあることをして遊んでいる。
それは後で、私を虐めるためのもにもなるのだけれど(笑)
私が上に座ったままの状態で、ご主人様が起きあがった。
そのままいろいろと行為をし、最後に私はご主人様の頭を胸に抱きしめる。
トロトロになった私の胎内が訴えている。そのことを言葉に出す。
「ご主人様……ダメです、こんなの……」
「ん?」
「ダメです。だって、感じすぎて……このままご主人様を中でイカせてしまいたくなります」
ご主人様はちょっと笑うと、私の言葉を指摘する。
「イカせてしまいたくなります、じゃないだろ?
イッていただきたくなってしまいます、だろ」
私も笑って「それもなんだかなぁ……な言葉ですよ」と、続けた。
でもやっぱり、ご主人様と私のフィニッシュは、飲精。
横たわるご主人様の股間に顔を埋め、くわえこむ。
一定速度で激く頭を動かす、射精を促すためのフェラを遂行。
そして、新春初のご主人様ミルクをいただく。
姫はじめ、終了。
今回はそのままベッドに寝て、後戯らしい時間を過ごした。
「やっぱり、一緒に寝るときはコレですよね」
と嬉々と言い、力が抜けはじめたご主人様を握る。
下らない会話をしながら、ムニムニと弄っていると……
「あー! つまんない。ご主人様なんでちょっとおっきくなってくるのよ!」
「それは麻瑚がそういう触り方をするからだろ!」
……ふにゃちんがちょっと大きくなっただけのことで
責任なすりつけて揉める主従っていうのも、どうかと思うけど(笑)
しばし休憩したところでベッドから出ると、
ご主人様は、テーブルにおいたままになっていた私の時計を手に取り、
文字盤を見て苦笑する。
「二時間……(苦笑)」
まるでそれは
「今日は時間があまりないから、さっくりさっぱりと簡単に済ます
予定だったのに、どうしてオレったら、また二時間もやっちゃうんだよ
なんでオレは一回のsexが長いんだろう……」
と言わんばかりの苦笑である。
そしてその矛先が、私に向けられた。
「誰かがくわえこんで、離さないから……」
さっきまでのまどろみとラブラブ感はどこへやら。
いつもどおり、私がかるぅ〜くキレる。
「ちょっとまってよ! ご主人様、なにそれ!
まるで(予定外に2時間しちゃったこと)私が悪いみたいじゃないですか!」
「だって、そうだろ(笑)」
「ちがーう、ご主人様だって、離して下さらなかったじゃないですか」
「麻瑚が気持ちよさそーにしてるからだ(笑)」
帰る準備をしていると……あ!
「ご主人様、これ! 持ってくるように言われたから、もう時間無いなか
必死に入れて持ってきたのに」
そう、綿ロープ。
「『一本だけ縄を持ってこい』って言われたから持ってきたのに、使わなかったじゃん〜」
「それはあれだろ、麻瑚が遅刻したからだ!」
うっ……ソレを言われると……(苦笑)
予定を10時→10時30分と伸ばし、当日朝に「30分遅刻」と連絡し→11時、
なおかつ現地でプチ迷子になったお陰で、お逢いできたのは11時半近く。
もうなにも言えない私。
そんなこんなな言い合いをしつつ、着替え終わったご主人様を見ると。
「あ……やっぱり。どうしてご主人様は学習しないんですか……はぁ」
ご主人様のシャツの前裾、いつものごとく、また汚れちゃってた。
そしてこの「汚れ」の原因についても、いつものごとく責任なすりあい。
結局今年も、最後はいつも通りの主従なのでした(笑)
その後の初デートについては、写真日記にちょっと書いたし、
ご主人様に「絶対どこにも書くな!」と言われてることもあるので、
以下略☆
《 2005.01.24 17:20 記》
--***--
2005年01月08日(土) |
ひめはじめ(その2) |
ひめはじめ、続きです。
こちらは、コラムからの転載です。

さて。
足許に跪いてフェラチオ奉仕をしていた私。
軽くおねだりした後、ご主人様に促されるまま立ち上がり、
そのままお傍に座ると……ゆっくりと押し倒されました。
ご主人様の手がスカートの中に入り、そのままヴァギナに触れる。
周囲を少し愛撫された後、熟れてしまった私の中にゆっくりと指が……。
「あ……」
おチンチンを抜かれて疼いていた私の中が、ご主人様の指で満たされて、
思わず声がでちゃう感じ。
ご主人様は指を数回出し入れした後、指先を曲げて私のポイントをノック。
「はうっ……あ、……あんっ」
私の声が変わる。
Gスポット責めに喜ぶ私の体内は奥に広がり、子宮がぐっと上がっていく。
それを追いかけるように、ご主人様の指は更に奥へと。
さすが「私は麻瑚のポイント探すのが上手いよな」と自慢されるだけあって、
私のポイントを本当に見事に突いてくださる。
というか、ここ(Gスポット)は、ご主人様が開発した私の性感帯でもあるから、
当たり前と言えば当たり前なのだけど〜。
Gスポット周辺を軽く指先で撫でること、ほんの数分。
ご主人様の動きがストップ。
たぶんご主人様は、私が待ちきれなくなって腰をくねらせ、
おねだりする展開を予想していたのだろうけれど……
私の中では違う感覚が生まれはじめていたのでした。
指は全く動いてないのに、私の身体はどんどん興奮してきちゃった。
それは、
『はぁ……はぁ……はぁはぁ……はぁはぁはぁっ!』と、
徐々に呼吸が上がってくるような、不思議な感覚。
責められていないのに、ずっと責められているかのような興奮。
でも的確な発生源がわからない、身体の奥からこみ上げてくるような、
妙で大きな快感。
実際に私は呼吸が上がっていました。
どんどん早く、荒く、深く。
その深い呼吸の合間を縫って、短く高い喘ぎ声。
ご主人様の指も私の下半身も動いていない。
動いているのは、何かを掴もうとしている私の手ぐらい?
ううん、もしかしたら手も動いてなくて、ただ仰臥しているだけだったかも。
うろ覚えだけど。
そんな状態なのに、どんどん激しく感じ上り詰めていく私を、
ご主人様はどう思っていたのかな。
そして、
どうしていいか分からなくなってしまった私は、
とりあえず悶え、腰を動かすことに。
ご主人様の指を貪るように腰は動いてはいるけれど……
なんというか、動くことによって
内からこみ上げてくる大きなエネルギーを発散させている、
という感じだったかも。
私はご主人様を見つめ、
「指だけ……なのに、どうして……こんな……」と息絶え絶え訴えるような目で現状を呟くと、また激しく動いて。
だって、
とにかく動いてでもいなきゃ、もうおかしくなっちゃいそうだったんだもん。
後日、ふと思ったのだけど。
これってもしかしたら、ポリネシアンセックスで得られる快感の、
疑似的で軽い版(笑) みたいなだったのかな?と。
前戯も短かったし、抱き合ってもいなかったし、
挿入されたモノはおチンチンじゃなくて指で、
なおかつ挿入時間も停止時間も短かったんだけど。
本当は、私は動かず、そのままの体勢でご主人様に抱きしめて頂き、
意識的に深い呼吸を繰り返してしていればよかったのかもしれない
……というのは、今だから言えるのだけど、ね(苦笑)
そんなこんなで、2005年も
「ご主人様にますます開発されてイク、麻瑚の身体」でございました。
--***--