『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2006年06月18日(日) 光あるかぎり



 
6/17のお誕生日に配信した、メルマガコラムです。
今回は甘い内容なので、
こちら(日記)に出しても差し支えないかな?と思い、転載致します。
 
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◆◇◆ Click, Clit, Cherry! ◆◇◆
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□■ Dulzin Maedchen ■□ No.59
  ∞∞ 光あるかぎり ∞∞ 
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「麻瑚、黙ってトイレに入ったな」
 
 常宿のお部屋に入ってひととおりの荷物片づけをすませ、ご主人様に気づか
れぬようそっとトイレに入ったのに。用を済ませて出てくるところを見つかっ
てしまいました。
 もちろん、プルプルと首を振って否定。
 肯定しても否定しても怒られるものは怒られる。だったら否定してしらばっ
くれるに限ります。
 つかつかと歩み寄ってくるご主人様。
 私の向きを変え、抱き寄せてキス。
 唇をそっと重ね舌を静かにあわせ、徐々に徐々に強く絡め、互いの口中深
くに差し込んでのディープキス。
 
 身体を支えるように洗面台についていた私の手が離れ、ご主人様の腕を掴み、
そして後頭部で髪の毛をまさぐるころには、ご主人様の手は私のスカートの中。
 そして、素肌のお尻を楽しむかのように動いていた手が突然止まり、右掌が
ぎゅっと締まる。そう、臀部を大きな手でわしづかみされているような感じ。
力が入るごとに掴まれたお尻は強く締め上げられ、食い込む肉にツメが突き刺
さります。
 でも、キスで舌を捉えられたままの私。
 痛いと叫ぶことすらできない。「う……ううっ」と小さく唸るだけ。
 
 やっと手からお尻が、キスから唇が解放されたところで、小さく呟く。
「いたぁい」
「麻瑚がトイレに入ったことを認めず、嘘をつくからだ」
 ああ、今日は言葉だけでお仕置きナシかと思ったら、こうきちゃったかぁ。
そう思っていると、ご主人様の唇がまた近づいて来てキス。
 
 スカートに差し込まれた手は、今度は前にまわり、Tバックの少ない布を分
けて中へ。何度されても恥ずかしい、いつものことだけどやっぱり恥ずかしい。
腰を引きご主人様の手を制止する私を軽く叱るかのように、指は更に奥へ。
 
 突起から襞をかき分け入口へ、そしてまた突起へ。2回も行き来するだけで、
ご主人様の指が濡れ、指先でくすぐる先端が滑りで逃げてしまう。
「濡れてるな」
 麻瑚は、抵抗する割にはいつも、私が指を差し込む頃にはヌルヌルになって
いるよな、そう言いたげな口調。
 必死で気持ちよさを堪えようとしている私の姿を楽しむかのように、ご主
人様が指を動かす。私が小さな呻き声を漏らす頃、やっとご主人様の手はヴァ
ギナから離れ、そのまま濡れそぼる指先は私の唇に。
 そっと口を開き、指を受け入れると、指の腹に舌を絡める。さっきまで自分
のヴァギナを愛撫していた指を舐めるというのは、不思議なくらいに興奮する
ものです。
 
 促されるまま、ご主人様の足許に跪いてお口でご奉仕。
「もういいぞ」と告げられお口を離しても、次のご主人様の言葉はない。跪い
たまま、ご主人様を見上げてみる。「麻瑚、何かいいたいことがあるだろ?」
という目。その目に負けて、私が言う。
「ご主人様……欲しいです」
「……ん。洗面台に手を着いて、尻を突き出して待ってろ」
 
 
 洗面台で立ったまま後ろから犯されて、向きを変えて洗面台に座るような
対面で犯されて。
「麻瑚、つかまれ」
 いわれるままご主人様の首に手をまわし、しゃがむような格好で洗面台に着
いていた脚を、ご主人様の腰に絡める。
 ご主人様が私を引き揚げ、そのまま移動。
 ベッドど思ったら……ソファ?
 そっとソファへ座るご主人様。自然と対面座位の格好。
 どうしたらいいかなぁ? そう思ってご主人様の顔を見つめる。ちょっとだ
け動いてみる。でも何か違う感じ。
 
 するとご主人様がソファの横へと手を伸ばし、小さな袋を取ると、そのまま
私の胸の前へ。
「誕生日プレゼントだ。すまないな、1週間早くなって」
 ううんと首を振る。
 でも、挿入されたままプレゼントを受け取るって、なんか変な気分。どうし
ていいかわからない。
 
「ありがとうございます」
「開けないのか?」
「……開けていいんですか?」
 袋を覗くと、小さな箱がひとつ。
「ご主人様……本当に買っちゃったんですか〜?」
「ああ」
「……いいのに」
「首輪がわりだ」
 
 (ここで「指輪」と思った人、残念ながら不正解です(笑))
 
 箱を取り出し、蓋を開けると、白い腕時計。
 私は仕事柄、ちょこちょこと時間をメモするので、腕時計は自分にとっての
必需品だったりします。
 欲しかった種類の時計の……見たこと無いので、新バージョンかな?
 
 時計の画面をじっと見てみると、「TOUGH SOLAR」の文字。
 
「ご主人様、これ、太陽電池?」
「ああ」
 太陽電池。太陽……光ある限り消えない文字盤、止まらない時計だ。
「ほら、ここ、ピンク色になってるだろ?」
 文字盤の周りと小さなボタンは薄ピンク色。三連の遊環は透明からピンクの
グラデーション。
「本当だ。ここ、ほらピンクのグラデになってる、かわいい」
「ん? それは知らなかった」
「なんで!?」
「箱に入ってたら裏側まで見えないだろ。貸してみな、はめてあげよう」
 時計をご主人様に渡すと、私の左手につけて下さいました。
 
「……ご主人様ありがとう……でも、キツイ。そこまできっちり止めなくてい
いです。もいっこ緩めて」
「なんだよ!」
 そんなことを笑って会話。
 そして私が顔を近づけると、わざと逃げるご主人様。
「ご主人様、ありがとうのちゅ〜!」
 キスをして、静かに笑って、そのまま腰を動かして。
 
 普通のカップルだったら、いやもしかしたら主従の方でも、きっとこういう
身につける一般的なプレゼントが先にくるかもしれません。
 でも今ここで、4回目のお誕生日プレゼントに、エロでもSMグッズでも、食
べれば消えて無くなってしまうものでもなく、毎日身につけられるものをプレ
ゼントして頂いたということは、限りなく嬉しかったりするわけです。
 
「普段したいけど、白だから汚れちゃいそうでもったいない……」という私に、
ご主人様は「首輪がわりだから、毎日つけなさい」と。
 普段私の首に掛かっている見えない首輪の他に、見えるカワイイ枷。
 基本的には緑色が好き。それはしょっちゅう言っていたのだけれど、実はこ
の春からとても気になっていた色はピンク色。
 日記にしかそのことを書いていないのに、ご主人様はちゃんとチェックして
いたのね〜。
 これでお仕事中も、光あるかぎり、ご主人様と一緒です(笑)
 
 

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> Today's Dessert
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 休憩時間。
 このブランドの時計って、何パターンかあるのだけれど……この時計は何が
出来るのかな? と説明書を見ていたら、どうやら電話帳機能があるらしい。
「ご主人様ぁ、これ電話帳付きですね。
 じゃあ、ご主人様を1番に入れて差し上げましょう♪」
 無邪気に言う私に、ご主人様が水を差すような口調で語る。
「でもそれで電話帳登録って、すっごく面倒くさそうだぞ」
「?」
「いろいろ弄ってみたけどな……(〜以下略)」
 ご、ご主人様!
 私にプレゼントして下さる前に、ひととおりこの時計で遊んだな!?(爆)
 

 
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(↑以上、転載ここまで)
 





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2006年06月17日(土) バースディ・ケーキ




 
 
17日23時。これから食べます(苦笑)
 


谷藤 麻瑚 MAILスウィート・ハノンHP(改装・再開予定)

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