鼻くそ駄文日記
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2001年10月21日(日) ゆっくりと(自作詩)

今日も一日
ふったりやんだり秋の雨
また
明日が寒くなるね
冬にちょっとずつ
近づく毎日

君はもう
気が早く
クリスマスの準備
している
イヴに予定入れたら
蹴りを入れると
ぼくを睨むよ

ついこのあいだまで
夏だったのに
もうそんな季節なんだね
外の風は冷たくて
金木犀の匂いがする

ぼくたちなんだか
急いでるみたい
焦らないで生きようよ

今年ももう
あと二カ月ちょっとですよと
テレビのニュースが
連呼する
やりのこしたたくさんのこと
気づくのは苦しいね

君はまだ
ぼくの愛を
疑い続ける
ぼくは「ずっと好きだよ」と
偽りだけど本音の言葉を
決まったように呟く

水たまり、しぶきを上げて
自動車が走ってるよ
あんまりスピードが速いと
スリップしちゃうから
用事深くゆっくりと

ぼくたちなんだか
急いでるみたい
焦らないで生きようよ


2001年10月20日(土) 不調です。

ここ何日か、からだがぼけーっとしている。
季節の変わり目、疲れがとれないんです。
いやはや、きつい。
何を考えるのもおっくうで、後回しにしたい気分です。
だけど、時間はそんなぼくを待ってはくれないんですよね。
お風呂に入って、どうにか健康になろうとしています。
しかし、体調がなんか変だな。


2001年10月19日(金) ささくれた(自作詩)

尖ったガラスの
破片の上を
素足のまま
君と歩きたい
同じ痛みを
感じることが
きっと恋することだから

キスするたびに
胸を痛めよう
優しさは
かっこわるいよ
罪と知りつつ
抱きしめたいね
雨に打たれて
大泣きをして
やっと君を抱く男らしさ

泣いて泣いて
泣いておこう
これから先
ささいなことで
君を失わないように

部屋の灯りを
消してしまったのは
信じていたから
なんだよね
ティッシュにくるんで
ゴミ箱に捨てた
コンドーム
ほんのわずかの良心さ

見張ってるよ
君が甘美な恋に
酔わないように
そんなものは
きっと嘘だからね
裸のつきあいこそ
ホンモノだろう
どんなに君が戸惑っても

泣いて泣いて
泣いておこう
これから先
ささいなことで
君が傷つかないように


2001年10月18日(木) 望むこと(自作詩)

望む生き方をしたい
人に望まれたい
自分の望むことを
してくれる人がほしい

わがままなのかな
自分のペースで
生きたいのさ
でも
人は誰もわかってくれない
私が何を望んでいるかなんて

望み通りになりたいよ
もっともっと
私らしく自分らしく
生きたいんだよ

どうして誰も
私をわかってくれないの
こんなにがんばってる私
認めてくれてもいいじゃない

私の望みを叶えてよ
私の望みを受け入れてよ

あ!
他人にも
望みがあること
忘れてた


2001年10月17日(水) ショックだった一言

 尊敬する劇作家の人に小説を見てもらった。
 この先生は、ぼくの遊び半分で書いた詩を何度か見てもらったことがある。
 それで言われたこと。
「iwaくんの小説よりも、わたしは詩のほうが好きかな」
 つまりこれって、やんわりとてめえの小説はつまらんと言われたということ?


2001年10月16日(火) 迷惑(自作詩)

電車の通路に
しゃがみこむ今日この頃
座席に座れないから
座るだけ
誰にも迷惑かけちゃいない

部屋のあちこちが
ゴミで埋められている今日この頃
生活してるから
ゴミは溜まるもの
誰にも迷惑かけちゃいない

それがぼくの
いかした生き方
邪魔をしてほしくはないな

なぜ注意されるのかわからない

テレビを見るのは
ぼくの自由だ、そうだろう
好きなことのできる短い
貴重な時間
誰にも迷惑かけちゃいない

言葉は生き物なんだぜ
大人の使わないぼくらの言葉
勝手に使わせてくれよ
それが個性だ
誰にも迷惑かけちゃいない

なぜ注意されるのかわからない

すぐに切れるのは
認めてほしいからなんです


2001年10月15日(月) まだ来ない(自作詩)

半袖はまだ
からだから離れません
大嫌いな暑さが
続いています
秋が来ないんです

いつもぼくは
ひとり待ちぼうけ
待っても待っても
最後の最後には
誰も来ないんです

君は嘘つきだ
ぼくはお人好しだ

そちらはもう
秋になったのですか
いいですねこっちは
まだ夏です
秋が来ないんです


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