鼻くそ駄文日記
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2001年11月25日(日) それだけのこと(自作詩)

鏡に向かい
ぶつぶつと
呟いてみよう

まず
つらいことを
思い出す

苦しいことを
忘れずに
先の不安もね

そして
ぼくは知る
ダメになっているのを

どうでもいい
ものごとは単純
それだけのもの

そう思うと
本当にすべてが
何でもないことに思える

これでいいはずじゃない
だけどなにもできやしない

相談はいやだ
他人に分析されるなんて
まっぴらだ

自分の心の奥底
土足で覗かれたくない
ぼくに理由を付けないで

いっそ喧嘩でもできたなら
勢いにまかせたいね

とにかくだめだ
疲れ切ってて
何もできない

愛が欲しいのは
愛が足りないから
ただそれだけのこと
愛を与えることもできない
貧しいぼくには
愛はやってこない


2001年11月24日(土) 勝負なんだから

アビスパ福岡が、この日(24日)負けて、J2落ちが決まった。
応援していた人間としてはやっぱり哀しい。
だけど、それ以上に哀しかったのは、負けた選手にムチを打つ人が意外に多いことだ。
「あいつら、勝つ気があるんだろうか!」と怒っているアビスパ好きの友達を何人か見た。
チームを愛するからこそ、罵声を浴びせたくなる気持ちもわかる。
だけど、スポーツは勝負事である。
勝つときもあれば負けるときもあるのだ。
そして、誰もが負けたくてスポーツをしているわけではない。
みんな、勝ちたくてやっているのだ。
しかし、結果として負けてしまっただけなのだ。
それなのに、全力で戦って負けた選手たちに「おまえら、やる気があるのか!」と怒鳴るのは不愉快な気持ちになってしまう。

もちろん、それ以上に哀しいのは、このアビスパの残留に無関心な人が多いことではあるが……。


2001年11月23日(金) 自慢話


人に認めてもらいたい

自分を尊敬してもらいたい

だから

彼は今日も自慢話

自慢話が

自分の価値を下げてるなんて

知らないだろうなあ

意外にも

人の話を聞く人のほうが

人から好かれるものですよ


2001年11月22日(木) 嫌いな奴

嫌いな奴でも

たまにはいい奴

だからなかなか

縁が切れない


2001年11月21日(水) もっと遠く

いまの自分も

まんざら悪くないけれど

ぼくの求めているのは

きっとここじゃない

もっと

遠くへ

行きたいな


2001年11月20日(火) 期待(自作詩)


子供の頃から
ぼくは期待されていた
親に期待されていた
勉強ができたから
学校の先生にも期待された

友達の期待に応えることが
何よりも大事だとほんきで
思っていた

そしていま
ぼくはまわりの人間の
期待に押しつぶされている

友達が遊んでほしいと言えば
遊んであげないといけない気になる
バイト先が無理してくれないかと言えば
きついスケジュールを組んでしまう
彼女の寂しそうな目を見ると
別れの言葉を伝えられない

そういつしか
頼まれたらいやと言えない
便利な奴になっちゃったのだ

みんなの期待
それはぼくを
思い通りに動かそうとする
支配欲だと
若いぼくは気づけなかった

他人の顔色ばかり
気にしてしまうよ
自分のやりたいことを
素直に言えなくなってしまったよ

期待されることを
しあわせだと勘違いして
期待に応えようとしていたから


2001年11月19日(月) 白い夜空(自作詩)


灰色の雲が空をどんより覆ってます
飛行機雲が白い直線
まるでチョークを引いたよう
それが白い虹のようだねと言ったら
君は気のない返事
ああ君はぼくとは違う人間なんだな

ふたりで一緒に楽しくなりたいと思います
だけどぼくが楽しいと思うものに
君はすごく退屈そう
ぼくだって君の趣味は理解できない
通じ合えない君とぼく
ああなんでぼくたちつきあってるんだろう

そんな小さな間違いも
許せないなんて
自分と違う考えが
信じられないなんて

君はいつも遊ぶことを考えてますね
ぼくにそんな余裕はなし
遊んでばかりいたってねえ
必死に生きたくはないのかい
君は大きなため息あきれ顔
ああ今日の夜空はとっても白いよ

宙ぶらりんの気持ちでからだばかり求めてます
心はどこかに忘れ物
恋愛だけがすべてじゃない
命を賭けた恋などできないよ
君の生活はぼくがすべて
ああ男にはまるような女ぼくは嫌いなんだ

こんな小さな溝がぼくらを
縛りつけるなんて
愛を欲しがる君の気持ちが
ぼくの心を冷めさせるなんて

ああ今日の夜空はとっても白いよ


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