鼻くそ駄文日記
目次へ|前へ|次へ
2001年12月02日(日) |
気休めの夢より(自作詩) |
もはや 夢なんて形のないものに 期待している場合じゃない 気休めに夢を見るより 自分を見極める時だね
サンタクロースはいるんだと だまし続けていた両親 もしぼくが大人になっても サンタクロースを本気で信じて クリスマスイブの寝る前に 靴下をベッドにぶら下げたら どうするつもりだったんだろう
夢なんて しょせん子供が人生の残酷さから 目を背けるための大人の知恵 そんなものにだまされちゃいけないよ 大人は夢を見せてくれたけど 汚いことは直視できないんだから
北から吹いてくる風が ぼくにあの子を教えてくれた あの子は遠いところから ぼくを見てくれる ぼくもあの子を見てみたい
退屈な仕事はぼくの脳を退化させる タバコを吸いすぎてノドが痛い 思う存分ポカリスエットを飲みたいけど 心と同じようにノドは渇いたまま そんなぼくだから あの子の言葉を待ってます
気になり始めたときが最高なんだ それ以上踏み込めば 人は傷つけあってしまうものだから 触れてはいけないものはそっとして 腫れもののように臆病にあの子と触れあおう
光と影があるなら光になりたいさ 星のない夜なら朝を待つよ そんな自分勝手なぼくだから 利口に責めるよりも愚かに許して欲しい 誰かを悪く言うより友達になるほうがきっといい
明日はどんな朝がやってくるんだろう あの子はきっと明日もやってきてくれる それを楽しみに ぼくはつまらぬ一日を過ごしてみる
今日は寒いからと マフラーをつけてみた それでも寒い 冬の日本 カブールよりも暖かいらしいけど
カンダハルで震える少年 中にはぼくぐらい気の小さい男も いるんだろうなあ 先のことを考え苦しみ 遠いファイザーバードにびびってるのかも
日曜しか休めないと悔しがっても きっとラマダンよりは安息だろうよ 難民の子供の笑顔に戸惑うね ずっとましな生活を送ってるはずなのに ぼくは素直に笑えない
ニューヨークで何十万者人が死んでも ジュリアーノもブッシュも 温かいコーヒーを飲めるんだよなあ もちろんぼくも
人の命が絶えるとき 人は何を思うんだろう 人の命が生まれるから 日本の人は笑っています
誰もやったことのないことを やってみたい もうやりつくされてると 弱音を吐かずに 新しいことを見つけたいんだ
他人の考えない領域に 足を踏み入れよう 陸を歩くのがばからしくなったダイバーが 海に潜るように 誰も見たことないものを独り占めしたいんだ
ガキっぽい権利の主張じゃないけれど 世の中や 強い人たち そしていまの時代 そんな当たり前に力のあるものに 風穴を開けてみたいんだ
みんな教えられたことを 素直に受け止めすぎてるよ 表向きはね! それで裏でごちゃごちゃ言ってるけど 表を変えないと何も変わらないよ だから変えちまおうぜ
こんな時代だから冷めるのではなく 心の中に情熱を持とう 傷つきながらも牙を剥いて立ち向かおう なわばりを守る鳥のように 結局ひとはひとりなんだから
感じるんだよ ここで何かが生まれるのが ぼくが創造できるのを
夜からの雨は 街を濡らす まるで恋人のように 空が泣いてるね
恋愛なんて 人生のひとつ すべてじゃないから ぼくはまるで気にしない
人を傷つけた後味悪さも 人に脅かされた悔しさも ぼくの命の糧になる 心が痛むのは生きてる証だ
くよくよ悩まずに 創造しよう 新しい命を生むんだ
いまのぼくの声は 遠くの人には届かない 知らない人にも届かない だからもっといいものを 創造するんだ
枯れ葉がつま先で踊っています これで雨でも降ってくれるなら ぼくの気持ちは鬱ぎこめるでしょう 冬だから雨は似合わないかもしれないけど 冬の雨に濡れるのもいいものです
夜明けは必ずやってきます だからそれほど思いこまずに 強くなるために羽根を休めましょう いつもの笑顔でいるあの人ですが 目の奥にはやばいものしかありません
ぼくの帰るところはどこなんでしょう がむしゃらに楽しかったあの頃 キレイゴトをたくさん言いました 人を感動させる立派なことなんて言うだけなら いくらでも言えるもんなんです
冬の雨はいつかは雪になるんです ぼくは熱い心を思い出し拳を突き上げて いまの心の寒さに震えるでしょう 灰色の空を見上げながら人生は難題の連続だと 血を搾ることの繰り返しだと目をつぶります
静かに目をつぶっていればいいんです それだけでいいんです 雪が降ってきましたね ぼくは喜び庭かけまわり君はコタツで丸くなる それでいいんです
2001年11月26日(月) |
君に会おう(自作詩) |
北風が吹いたから 君に会いに行こう 理由なんかなんでもいいんだ いますぐ君に会いたい
毎日こなすノルマの連続 ロマンスを語る場所もない 現実にすれてる友人と 同じようにはなりたくない
君に会うよ 五年前に愛した君に もう一度会いたいんだ よりを戻す気はないんだけど あの頃の気持ちを思い出したい
いつもぼくだけはみ出してる 嘘が少しずつうまくなる 歌手になると本気で言ってたあいつは いまでは頭をぺこぺこ営業マン
身近な幸せに吸い寄せられて 本物の夢を忘れていたよ もう一度奮い立たせるんだ あの頃の気持ちのようにね
君に会うよ 五年前に愛した君に もう一度会いたいんだ よりを戻す気はないんだけど あの頃の気持ちを思い出したい
|