鼻くそ駄文日記
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君の街から 北風が吹いてくる 電話の君の声も きっと北から ぼくに大事な話など ないだろう テレビのニュースが もうすぐ始まる時間だ
クレイジーな夢に 惑わされながら しめっぽい話を 君と続ける わがままと知らずに わがままを言う 君の性格は あんまり好きになれないよ
飢えた猫のように はいよってみなよ 脳みそのほうは知らないが いかしたルックスさ
ぼくのほうは もう手遅れ 君からはもう 手を引けなくなった
窓の水滴が 粒になって落ちる 答えが見つかったことは たしかに明らかなのだ だけどそれ以上に 巨大な問題 この答えが 果たして正しいのだろうか
きれいな顔のお嬢さん ぼくは見とれてるけど あの子の入る隙間は ぼくにはもうない 望みのないまま 惰性で女を抱く 新しい女が 一番興奮するのに
さかりのついた猫が 悩ましく鳴く 単純作業のリフレイン 君は飽きないのか
ぼくのほうは もう手遅れ ぼくのほうは もう手遅れ
この苦しみから
逃れられるなら
ほかの苦しみを
すべて受け入れよう
どんなにつらいことだって
今日ほどつらくはない
助けてください
ぼくは確実に
君を傷つけた
だから
それだけぼくは
傷つかなければならない
傷つく以外に
何もできないから
傷ついて傷ついて
傷つくしかないんだ
寒くなったな 耳がちぎれそうだ おれは ひとりで家に帰ろう 出歩く気なんて なれやしない
あいつは今日も 遊ぼうと誘う おれは ひとり家で過ごすぜ 出歩く気なんて なれやしない
電話が鳴る 「声が聞きたかったの」 おれは 退屈に縛られる 寂しいなんて 頭がいかれてないか
あいつを失いたくない だけど 気持ちのどこかが あいつを受け入れない 逃げろとおれに叫ぶ
前にもあったことさ 考えればわかる 昔は 恋愛がゲームだった だから 気楽に相手もできた
おれは間違っているかも知れないが 心の負担になるなら 恋人なんか いらないよ 愛なんて言葉真顔でいうと 虫酸が走る
あいつを失いたくない だけど 気持ちのどこかが あいつを受け入れない 逃げろとおれに叫ぶ
奴が女を車庫に監禁して まだ1時間 パトカーのサイレンが鳴り響く 奴はもうおしまいだ 妥協策は見つかりそうにない
奴がやらかしたのは 純粋な強姦 愛をもらうのはあきらめて ただやろうとしたんだが そうは簡単にいくものか
あいつにいっぺん 女を抱かせてみたかったな 強姦じゃなく 普通のステップで あいつも あんなツラに生まれなければ 強姦なんて考えなかっただろう
怪しい奴がいる 八つ裂きにしろと 叫ぶ野次馬 奴の母は泣きじゃくる ぼくには母の愛だけが見える
あの子は素敵な子さ 顔も体もいかしてる 残念なのは あの子があいつを好きじゃなかった 車庫の奥から悲鳴が聞こえる
あいつにいっぺん 女を抱かせてみたかったな 強姦じゃなく 普通のステップで あいつも あんなツラに生まれなければ 強姦なんて考えなかっただろう
夢があるのは
それだけで素晴らしい
神様
ぼくに想像力を
ありがとう
空想のぼくは
しあわせです
現実は
そうでもありませんが
冗談は
いったいどこまでが
冗談なんだろう
スリリングだ
うまく冗談を使えば
それだけで人気者
一歩道を誤れば
冗談は人を
いたずらに不愉快にさせる
生ゴミになる
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