鼻くそ駄文日記
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人に頼れ
教えたがりには
教えてもらえ
君ひとりじゃ
できることは
限られる
迷いが生じちまったね 君の心にぼくの心に 螺旋階段が目の前にあるようだ 先が見えやしない 今日がちっとも楽しくない 明日なんかとてもとても 今日を最後に 雲隠れをしたくなる
両手を広げて空を見る 脳天気に青い空でかい太陽 君の目は水たまりのようだね 悪い不安から逃れられない 気が狂いそうで叫びたいが それもままならない自分 悲しくて情けなくて寂しくて
ぼくらの出会う悲しみは ぼくらを壊しはしないはずさ 悲しみを超えたとき 新しい自分に出会えるさ そう信じなければ やっていけない だから信じよう
子供の頃には あんなに無限の可能性が あってじゃないか!
なにも こわがることは ないさ 君は なにもまちがっちゃ いないよ
汗が浮かぶように 暖かくなれば 出口が見える
泣きたいときは 泣けばいいのさ 同情なんかは しないけど 君の心が晴れるなら そのほうがきっといい
ほら お日様が見えてきたよ
ポテトグラタン 溶けたチーズが フォークに絡む
君は疲れた目で グラスのコップの 水滴を眺める
ため息ばかり 何度も吐くから テーブル空気が 鉄アレイのよう
自分の愛に 酔いしれて 押し付けていた
グラタン頬張る 君の唇ぼくのもの じゃないんだね
舌を火傷して 水を飲む君 すべては決まったね
君の愛を 知らなかった 愛を知らなかった
エンストした ちょっと クラッチを 踏み損ねたのに
そのちょっとが
喧嘩した ちょっと 君に言い過ぎた だけなのに
肌に合わない 水を飲め 早起きさせられ 時間に追われろ 汗水ながせ
金に縛られた 奴隷の人生 金がいるから 働かされる
偽りの自信で 本当のことを 見失っていた おまえ おまえの胸に 現実の刃が 突き刺さる
毎日仕事の終わる 時間を待つ 日曜日を待つだけの人生 おまえには お似合いさ
ぼくは一人じゃ 何にもできないよ 挙動不審と 笑われてるしね 自慢話をするのは きっと 自信がないから しつこいんだ
シャンプーの香りのする 女の子と一緒に 電光石火で 火遊びしよう
君はぼくには 興味がないけど ぼくの頭の中じゃ 愛が芽生えてる
春の嵐のあとは 風が心地よいし 君のシャンプー いい匂いだし
君に彼氏がいるなんて 君に彼氏がいるなんて
好きな女の子は必ず ぼくを好きじゃない でも 人を好きになるのは 悪くないことさ 電車に乗れば 女の子に目移り かわいい子は たくさんいるよね
電車で隣に 座った女の子 眠りこけて ぼくの肩に もたれかかる
ぼくの心臓は 飛び出しそうだけど 女の子は 爆睡したままで
君に彼氏がいるなんて 君に彼氏がいるなんて
君に食事を おごったぐらいで 期待をしすぎて ずっこけてしまった ぼくから気安く 誘えるぐらいなら ひとりぼっちで 空を見たりしないよ
四月ももうじき 半ばというのに 君との距離は すすみはしないさ
君を好きなのは 確かだというのに 伝える方法が 見あたらないんだ
君に彼氏がいるなんて 君に彼氏がいるなんて
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