鼻くそ駄文日記
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ラムネの瓶を 軽く揺らす 夏の君は 普段の不幸を 感じさせない
今日の待ち合わせ 時間はいつもより ずいぶんと 早い
夏の晴れやかさに 身を任せ 罪と密と夢を 抱きしめよう
わらび餅の きな粉が口に ついたから 君はぼくに 唇あわせる
大学四年 来年のぼくに 夏休みは やってこない
遠い海の上 小麦色 愛と希望と絶望を 抱きしめよう
歩いていこう 一歩づつでいい 無理しなくていいから ちょっとずつ 歩いていこう
さあはじめよう じっとしてちゃ いられない 出がらしの 紅茶には なりたくないじゃん
元気じゃないとき 休みたくなる だけど休んでちゃ 誰も見てくれないんだ
歩いていこう 一歩づつでいい 無理しなくていいから ちょっとずつ 歩いていこう
行き先なんか 問題じゃ ないよね 運命なんて どうせ偶然に 決まってんだからさ
誰かに見てもらう 体中に夢が 流れてるんだから もったいないよ
歩いていこう 一歩づつでいい 無理しなくていいから ちょっとずつ 歩いていこう
葉桜を見つめながら どでかいことを 話してみたい 三年前のぼくはいま 元気なんだろうか
すれ違う人の靴紐 ほどけそうで はらはらさせる 翼は消えたんだ 神は死んだ ぼくはヒーローじゃ なかった
これからは 胸を熱くすることも 少ないだろう 長く生きても
嵐の去った夕暮れ 人は平凡を 愛してしまう 捨てるにはぼくの荷物は 大きくなってしまった
拳握りしめても 柔らかすぎて 人なんか殴れない 極楽に落ち着いた 幸せはある 夢以外はすべて 手にできた
これからは 未来を夢に見なく なるのだろう 金は持っていても
水たまりに カラスが映る 好き透った水 黒い陰 まるでぼくの 心のようだ
あいつが話せば にこにこ笑う 君が話しても にこにこ笑う 楽しい顔は 友達を大切にするね ぼくの優しさと 引き替えに
繊細な心を持つ 傲慢な人たち ぼくはおだやかに 笑ってしまう 昨日噂が耳に 入ってきたよ あいつは裏表が あるんだとね
水たまりが 泥に染まる まるでぼくの 心のようだ
手を伸ばせば 雲だって つかめるよ
その気になれば なんでもできる ぼくの力を 見くびらないで
ちょっと努力すれば ぼくにはなんでもできる 君はそんなわけはないと バカにした目で 見ているけれど 無理だとあきらめるより 信じるほうが幸せだ
苦い水を 飲まされることも そりゃあるさ
でもそんなこと 気になんかしない タコを相手にしてる ヒマはないんだ
そこらの馬鹿な連中に 潰されるほどヤワじゃない 打ちのめされ傷ついても 足は止めないよ 何があるかわわからない だけどビビらずに 前に進んでいくんだ
ラジオから 流れる曲 季節を先取り
海開きは もうすぐ 麦茶でも飲もう
去年の夏に 見た夢が 今年は 夏が来る前に 叶ってる
一緒にいるだけで こんなに うれしいなんて ぼくの荒んだ心 やっと なぐさめられた
眩しくて 目が痛い 白いブラウス
去年は 憧れで 見てたんだよ
去年の夏に 見た夢が 今年は 夏が来る前に 叶ってる
一緒にいるだけで こんなに うれしいなんて ぼくの荒んだ心 やっと なぐさめられた
今年は 静かな夏が やってくる 今年の夏 ぼくは出会いは いらないよ 君がいれば それでいいんだ
カフェのピッツァ タバスコしみて 顔をしかめた
女の子と ごはんを食べるの はじめてでは ないけれど どうして こんな気分に なるんだろう
ハンカチ持って トイレに行くと 言った君に 見とれてる
紫のピアス ぼくと君より 似合いすぎてる
君は何とも 思っちゃいないね そんなことは わかってるけれど どうして こんなに期待を してしまうんだろう
帰る前に 想いを伝えたい だけどできずに 見とれてる
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