今日は一日時間ができたのでしこしこと作業した。「春のボーナス」と期待していたのだが、意外と副業収入があり、例年と異なり今年はなんと黒字になってしまった。なんてこった。
すわ追加で税金払わなくてはならないのかと身構えてしまったが、父の医療費が昨年は結構あったため、医療費控除まで含めると何とか還付金が発生した。ただし微々たる額で「春のボーナス」どころの話ではなかった。とほほ。
e-taxは使わなくてよかった。青色申告のソフトも去年は使用したが、国税庁のサイトで作成したもので十分だった。来年以降も同じ方法でやろうと思う。
配当所得は今年は申告しなかった。去年は知らなかったのだが基本的には申告しなくてもいいらしい。てめえの場合は帰ってこないことが明らかなので今後も申告しないでおこうと思う。というわけで、証券会社からの書類の取り寄せもしなくていいということだ。つまりエコではないか。
反省点。
副業に関して。思った以上の収入が誤算であった。これは本来は喜ばしいことなのだ。かつ収入が増えるというのは対策としてはどうしようもないので反省のしようがない。
問題は経費があまり出せなかったことだな。これは今年は何とかしようと思う。
今年は問題なければ、父の医療費は昨年ほどには発生しないはずなので、今回のように医療費で帳消しというわけにはいかない。まあトータルでとんとんであればいいか。
トータルでの収入がドカンと減ったので、納める税金もドカンと減った。まあええわ。あとは2月16日以降に提出するだけだ。
さて、確定申告に際してふと考えてみたが、税金対策としては、さらに別の副業を始めるというのも一つの手ではある。例えば、ノンフィクションライター。なんでもいいからよくわからんテーマの本を書いて出版する。これは自費でよい。自費出版なので大きく売れることは期待できず、間違いなく赤字となる。これはこれでいいのだ。
本を書くということで、取材目的として、書籍代や旅行費が経費で出せる。取材に必要だからとバイクも買える。さらに赤字が出る。これらの赤字は確定申告にて本業と相殺され、その分税金が返ってくる。税金をたいして払っていない人は税金は帰ってこないが、それなりに払っていればそれなりに帰ってくる。本や旅行やバイクは自分のものとしてその後も使うことができる。ノンフィクションライターが本業の人は必ず黒字を出さないと食べていけないが、副業にしている人は赤字になっても税金対策にしてよいのだ。
もしくは友里氏のように、毎晩食べ歩いてレストラン評論をやってもよい。夕食代は取材費として経費で出せる。これも上記と同様に、赤字でよい。その分本業で払った税金が還付される。彼の場合本業は社長さんなので、それなりの税金対策効果はあるはずである。てめえの場合は同じことをしても彼ほどのメリットはないが。まあそこまでやる気もないが。
税金を納めるのは国民の義務なので、本来は喜んで納税するのだろうが、この国の政府を見ていると「税金を返せ」と言いたくなることばかりだ。どちらにせよ、いずれは破たんするのは明らかなので自分のできる対策を考えておかないとそのうち泣くことになるわけだ。年金も破たんするのは明らかやし、もうどうでもええわ。
確定申告の時期が近付いてきた。まあ面倒くさいことこの上ないが、ある程度まとまった還付金があるので「春のボーナス」と思いしこしこと作業するしかない。毎年やっていても慣れないものは慣れないな。
毎年のように「今年はe-taxでもしてみようか」と思い、調べてみると前年と制度がさほど変わっておらず余計に面倒くさいだけだと思いなおしてやめている。
断酒はまだ続いている。これでいろいろと生活が変わった。まず、自然と禁煙することになった。今までも、すっかり酔っぱらった後に寝る前に1本だけ煙を楽しんでいたが、酔っぱらっていないので喫煙する気にもならない。
就寝時間も遅くなった。今までは酔っぱらったら何もする気が起きなかったためさっさと眠っていたが、今は読書したりなんだかんだしている。明らかに生活の質は上がったと思われる。
また、今までもただ飲むだけではなくいろいろつまみながらだらだら飲んでいたのだが、飲まないのでつまむこともなく、したがって摂取カロリーも減っているはずだ。しばらくこの生活を続けてみよう。なんだか酒をほしいとも思わないが、なんでだろうか。
正月休みが明けてから、ばったり酒を飲まなくなってしまった。こんなことはてめえが成人してから初めてだ。
大学生の時に一度、意識的に酒を抜いたことがあった。どうしてそんなことになったのかは忘れてしまったが、たちまち甘いものに目がなくなってしまったことは覚えている。ただし続いたのはほんの2-3日で、その後はそれまで通りの酒浸りにあっさり戻ってしまった。
てめえが常に飲酒するようになったのは中学1年生のころだった。母が家を追い出され、妹がそのあとを追いかけて子供はてめえ一人になってしまい、なんだかどうでもよくなっていろんなことに手を出した。他のことは続かなかった(続かなくてよかった)が飲酒だけは続いた理由は、単純に酔い加減がよかったことと、美味かったことにあると思う。
思えば最初に手を出したのは、台所に置いてあった祖母用の「赤玉」だった。ただしこれは甘いのですぐに飽きてしまった。そのころてめえは家業の手伝いとか中学生の分際で新聞配達のバイトなどをしていたので小金があったため、自分で自分の飲む分を買うことにした。
ビールは苦いしアルコール分も低く、また冷蔵庫での保管が必要となるので手を出さなかった。この苦味がよいと思えるようになるまでまだ年月がかかった。
日本酒は不味いうえに悪酔いするのでこれもまたすぐにやめた。なんでそんなことになるのだろうといろいろ調べて、それが日本酒に添加されている「醸造用アルコール」及び「糖類」に起因するものだと知るのはもう少し後のことである。それ以降てめえは純米酒しか飲まない。そもそも純米酒以外は日本酒と認めたくない。たとえそれが大吟醸であってもだ。アルコール添加したワインなど存在しないのと同じ理由である。
結局当時入れ込んだのは焼酎だった。当時は芋焼酎がとても安かったので、いつも芋焼酎ばかり飲んでいた。一部のマニアや金のないプロレタリアート以外は好んで芋焼酎を飲んでいなかったのだろう。気が付くと芋焼酎のブームが到来しいい値段で取引されるようになったが、てめえは今でも芋焼酎を飲むと、あの何とも言えない悲しい中学生時代を思い出す。
仕事を始めても、飲酒量は減るどころかストレスに比例して増加した。皆がよく飲む地域であったことに加え、あまり知られていないことだがかの南の島は日本本土と酒税制度が違うらしく安くで酒が手に入った(泡盛の新酒であれば1升1000円以下である)。当直の日以外は毎日よく飲んだ。当直明けは浴びるように飲んだ。
アルコール中毒患者が体調を崩す時は、「酒がのめなくなった」という訴えでやって来る。その場合、黄疸が出ていることも多く予後も悪い。てめえもそろそろ年貢の納め時なのかもしれないとふと思ったが、黄疸もなく手も震えない。今回は意識的に断酒したわけではなく、気が付くと飲まなくなっていた。なぜか欲しいとも思わないのが自分でも不気味だ。なんてこった。
今日でひとつ仕事の区切りがついた。とても解放された気分だ。例えて言うならば夏休みに入る前日の夜のような気分だ。
橋下大阪市長が知事を退任した次の日に、ツイッターで「普通の生活の寝起きって言うのがどれだけ最高のことなのか。痛感しました。」とつぶやいていたが非常によく理解できる。いつも職場からの緊急連絡を気にして携帯電話を枕元に置いて眠りにつき、少しの物音でもすぐに目を覚ます。という風に24時間緊張を強いられているわけだ。
心の底からリラックスできるのは、絶対に連絡が来ない休暇中、および学会出張中だけだった。皆が面白くもない学会にこぞって参加するのはこういう理由があるからだろうと思う。以前の勤務先では学会参加は自費だったが、それでも皆こぞって参加していた。
というわけで、今日は起きるまでぐっすりと眠る。
大学時代の友人たちと飲み会をした。久しぶりに楽しい時間を過ごしたわけだが、驚いたことがあった。それは、彼らの中には大学院生がおり、そうでないものもてめえを除いて皆大学院への進学を予定していたことだ。
もともととても優秀な方々なので、今までの経験をもとに大学院に進んで研究を行い、さらに世界へ貢献されるだろう。それはそれで素晴らしいことなのだが、話を聞いていた感じではそんな積極的な理由ではないらしい。どうやら「臨床に疲れた」ので一休み、といった印象を受けた。
てめえは大学院に進む気は全くないが、その理由を挙げてみる。まず第一に、研究する気がない。これでほとんど詰んでいる。研究に没頭するのは優秀な人たちでよい。凡人はただ時間を浪費するだけであるし、そもそも研究好きでないとやってられない。一体どれだけの研究が、最終的に人々の役に立っているのだろうか。もちろん裾野が広くないと良い研究は生まれないが、大変申し訳ないがてめえは研究に没頭する気は全くない。テーマすら思いつかない。
医学系の研究というと、基礎医学と臨床医学に分かれる。前者は医学の土台を調べるもので、基本的には全く臨床から離れる。医学部でない理系のラボと基本的には同じである。後者は臨床を行いながらの研究となる。多くの人が進むのはこっちである。
大学院に入学するのはとても簡単で、基本的に手を挙げるだけでよい。特にその大学の卒業生であればまず落ちることはない。なぜならば、(てめえの出身校の場合)募集定員が学部生より多いからである。
入学したら学生なので授業料を払う。といっても、大した授業があるわけではない。多くの教室では、大学院のはじめの1-2年は病棟での仕事をすることになる。学生なので恐ろしいことにただである。さらに恐ろしいことに外来を持たされることもある。しかも当然だが大学病院の。
これでは食べていけないので、休日や夜間にアルバイトをすることになる。もちろんコンビニバイトをするわけではなく、当直や外来のバイトをする。夜中に病院を受診すると、日中には見たこともない、その病院のこともよく理解していない医師が出てくることがあるがあれはバイトの大学院生である。
結構悲惨な生活ではあるが、それをわかっていても大学院生になるものが減らないのは、それほど日常勤務がつらいからだと思っている。要は一時期のモラトリアムを得るために大学院に行く。大学院生活にはまって立派な研究者になるものもいるし、研究では食っていけないことをあらためて理解して過酷な現場に戻ってくる者もいるということだ。
仕事に疲れたのであれば、仕事を減らしてはどうか、とてめえは至極当たり前の提案をした。が、みなさん真面目なのかやっている以上は全力を尽くすのだろう、てめえの提案を受け入れる友人はいなかった。てめえがおかしいのだろうか。よくわからんが、世間一般的な考えとしてはてめえの方が近いと思うがいかがでしょうか。
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