今日になって閃いたけど、単純積み立てをNISA口座で行うと税金が全くかからないので、これが一番お得かも。これを4として、まとめておく。
1。金融商品としての「個人年金」
メリット:掛け金を所得から控除できるので、税金対策になる。 デメリット:リターンが少なすぎ。昨日は書かなかったが、20年後に11%のリターンだと、間違いなく物価上昇に劣るので実質的には大きくマイナスになる。20年前の100万円と今の100万円が価値が異なるのと同様で、物価上昇率を考慮しないと騙されそうになる。同様の理由で、学資保険などの金融商品もお勧めできない。
2。単純に投資信託を積み立てる
メリット:リターンはそれなりに期待できる。 デメリット:掛け金を所得から控除できないので、税金対策にはならない。また、解約時に約20%の税金がかかる。
3。確定拠出年金で投資信託積み立て
メリット:リターンも期待できる上に、税金対策にもなる。 デメリット:はほとんどない。昨日は書かなかったが、何があっても60歳までは解約できないことくらい。ただしこれは通常の年金もそうなので、年金と割り切るのであればまったくデメリットにならない。急遽資金が必要になった時は困るかも。
4。NISA口座で投資信託を積み立てる
メリット:リターンは期待でき、税金も払わなくて良い。大きなお金が急遽必要になった場合、いつでも解約可能。 デメリット:掛け金を所得から控除できないので、税金対策にはならない。
こうまとめてしまうと、1と2はないわ。3と4は甲乙つけがたいと思う。
ので、老後の資金対策としては、割り当てる資金を2分割して、それぞれ3と4にするのがいいだろう。大病したり失職して大きな資金が必要になった場合は、躊躇なく4を解約すれば良いのだから。
というわけで、現在2を選択しているてめえは今後3と4の併用にします。そんなわけで、さっそくSBI証券に確定拠出年金の申し込みをしたぜ。NISA口座はどこで作ろうかな・・・。
不本意ながら不動産の売り買いをしたり、そのため自分でも予想していなかった「副業持ち」になってしまった結果として毎年確定申告をしたり、いろいろとお金のことについて自分なりに勉強してきた。その中の一つに「老後資金について」がある。
自分なりに老後資金の事について勉強した結果、自分なりの結論は「投資信託のインデックス型をひたすら積み立て続ける。可能であれば確定拠出年金で」であった。それが本当に正しいのかどうか、FPの試験勉強をしている手前ちょっと検証してみる。
ただし、FPのテキスト的にはまだそこまで到達しておらず、きちんと勉強していないことをここに書き残しておく。
検証前のてめえの予想は、ぶっちぎりで投資信託の積み立て(そしておそらく確定拠出年金)の勝ちであるが、さてどうなることやら。
老後資金で最も汎用されているのは各保険会社の金融商品である「個人年金」だろう。この個人年金と、単純な投資信託の積立と、これを確定拠出年金で運用した場合について計算してみる。
条件が揃うように、40歳から60歳まで毎月2万円の積み立てを行い、60歳から10年に分けて受け取るものとする。
1。金融商品としての「個人年金の場合」
自分で調べた限りでは、最も受取額の多い個人年金は「東京海上日動あんしん生命の個人年金保険」であった。
毎月2万円を積み立てると1年で24万円、20年で480万円である。そしてこの個人年金の受け取り額は総額5336200円。トータルリターンは11.1%で、プラス536200円となる。
1年あたりの受け取り額は533620円、月あたりでは44468円となる。
受け取る時には税金が発生する。この場合、「雑所得」になるので、25万円を控除した顎の10.21%の税金が発生する。
面倒臭いので計算式は書かないが、毎年の必要経費は480000円となり、雑所得は56200円。この額は25万円に遠く及ばないので、結果として税金はかからない(逆に言うと、毎月の積み立て額を増やすと税金がかかってくる可能性がある)。
したがって、この場合の月あたりの受け取り額は44468円である。
あとは計算できないメリットとして、積み立て中に積み立て額を控除できるということがあるが、これは確定拠出年金の場合も同様である。
2。単純に投資信託を積み立てる場合
てめえが粛々と積み立てている「先進国株式インデックス」は、直近の1年の利率は26.81%であった。「いやこの1年は好景気だったからだろ」という批判もあると思うので、ここ5年の平均を見てみると年平均17.49%であった。ちなみに、てめえが積み立てている間の平均は年平均19.8%。
さらに甘く見て、年15%で計算してみる。もう気づかれたかと思うが、たった1年で上記の個人年金のトータルリターンをすでに超えている。
楽天証券の積み立てシミュレーションにこれを入れると、積立総額は29944790円。1の場合の約5.6倍となる。
仮に一括で受け取ったとすると、この総額に20.315%の税金がかかるので、この税金分を差っ引くと受け取り総額は23861506円となる。1年あたりは2386150円で、ひと月あたり198845円。
しかも、一括でなく、月あたり分を一月ごとに解約していくと、残金はさらに利率がかかるのでもらえる額はさらに増える。
1との違いは、積み立て中に積み立てている分を控除できないということ。ただし、税金の控除分など問題にならないくらいのリターンであることは言うまでもなさそうだ。
3。投信積み立てを確定拠出年金で行う場合
ほぼ2に準じるが、この場合「雑所得」になるので税率が10.21%となり、その分月あたりの分配金は増える。
しかも確定拠出年金の場合は積み立て金を所得税から控除できるので、毎年の税金対策にも役立つ。
というわけで、結論は「1<<<<<<<<2<<3」となった。てめえはこの結果を受けて、さっさと確定拠出年金の申し込みをすることにする。
おまけ
さすがに年平均15%をそのまま信用していいものかという気がしてきた。そんなわけで、ダウ平均で別のシミュレーションをしてみる。
ダウ平均は、この20年で約4.65倍になった。年平均の増加率は約8%である。というわけで、この8%でシミュレーションしてみる。
この場合、最終積み立て金額は11780408円となる。それでも積み立て総額に比して2.45倍。1の場合の受取額の倍はありそうだ。
2014年11月23日(日) |
ハルオ君とタカシ君の物語。 |
ハルオ君はモンゴルの首都ウランバートルの出身で、同郷の先輩ショウ君のお父さんに柔道を習っていた。その才能をショウ君のお父さんに認められたハルオ君は、息子のショウ君と同じように日本で相撲の道に入ることを勧められる。
タカシ君はモンゴル国の遊牧民で、ウランバートルから400km以上離れた草原でヤギやヒツジ達と一緒に育った。小さな頃から馬に乗って草原を駆け回り、馬の乳を2リットル、毎日欠かさず飲んだ。
のびのびと体も大きく育ったタカシ君は草原の相撲大会で優勝してその才能を認められ、はるばるウランバートルに渡ってショウ君のお父さんが主催する柔道教室に学び、そこで2歳上のハルオ君と出会った。
ショウ君のお父さんの柔道教室で、二人は日本の高校の相撲部にスカウトされる。そして、ハルオ君が高校3年生でタカシ君が高校1年生の時に、二人は同じ飛行機に乗り日本の鳥取県にある高校に一緒に留学した。
同じモンゴルからの留学生だった二人は、高校の寮も同じ部屋だった。そしてハルオ君が高校3年生の時、団体戦で見事日本一に輝いた。
翌年ハルオ君は高校を卒業し、そのままプロの道へと進んだ。前相撲から取り始めたハルオ君は、その後序の口、序二段、三段目、幕下と順調に昇進を重ね、大相撲に入ってから3年目の秋に十両への昇進を果たす。十両では昇進した場所でいきなり優勝し、たったの3場所で十両から幕内へと駆け上がった。それが、今年の春の話。
一方ハルオ君が卒業したあとのタカシ君は高校2年生、3年生と順調にタイトルを獲得。卒業後すぐにプロへの道を目指すこともできたが、あえて大相撲入りせずに母校に残りコーチとなった。
鳥取に残ったタカシ君は後進への指導もしながら地道に練習を続け、アマチュアの大会で個人優勝し日本一となった。
そのため、特例として序の口と序二段、三段目をすっ飛ばしていきなり幕下15枚目付け出しでプロデビューとなった。これが今年の1月の話。
タカシ君は幕下をたったの2場所で駆け抜け、ハルオ君と同じく十両に昇進していきなり優勝し、これまたたったの2場所で幕内へと駆け上がった。
幕内に入って東前頭10枚目に位置したタカシ君は、初入幕でいきなり優勝争いを演じた。最後まで優勝を争ったのは大横綱の白鵬。かつてウランバートルで柔道を教わったお父さんの息子、ショウ(翔)君だった。
ハルオくんも順調に昇進を続けていたのだが、タカシ君がいきなり優勝争いを演じてしまったため、とうとう地位が逆転してしまった。
かたや真っ当な出世街道を歩いてきたハルオ君と、高校卒業後はいったん街道からは外れるが、その後昇竜の如く駆け上がってきたタカシ君。
この二人が、とうとう今場所のしかも千秋楽で、大相撲入り後初めて激突した。おそらく今後の相撲界を、彼ら二人は背負っていくことになるであろうし、今後数々の名勝負を見せてくれるに違いない。その初対決が今場所であった。
ウランバートルの柔道場で出会って一緒に来日し、同じ高校に通って寮の部屋まで一緒だった二人。単なる高校の先輩後輩の対戦ではない。二人とも、今後大関から横綱へと駆け上がっていくだろう。
相撲は2分を超える大熱戦となった。どちらが勝ってもおかしくない勝負は、勝ち越しをかけた先輩であるハルオ君(照ノ富士)に軍配が上がった。これからの名勝負の始まりを感じさせる素晴らしい相撲だった。
ハルオ君:照ノ富士春雄(本名ガントルガ・ガンエルデネ) タカシ君:逸ノ城 駿(本名アルタンホヤグ・イチンノロブ) ショウ君:白鵬 翔(本名ムンフバティーン・ダワージャルガル)
2014年11月01日(土) |
やっぱりiMacはいるわ。 |
阪神はさっくり負けましたね。勝ち残っていれば明日てめえは甲子園に行くはずだったが、西岡のアホタレのせいでチケットがパーになりました。ほんま、史上最低の終わり方やったわ。試合の内容は悪くなかっただけに、とても残念。
てめえが愛してやまないMac Book Airが、あっという間に容量がパンクしてしまった。まあ考えてみたら当たり前のことで、iPhoneとiPad miniの母艦になっているからである。
そんなわけで、容量の大きい母艦が必要だということを身を以て知ってしまった。これも考えてみれば、Mac Book Airは母艦であることはあり得ない存在だった。
そんなわけで、さっそくiMacを求めるべくいろいろ調べてみた。求める原因ははっきりしているので、とにかく容量の大きいものが良い。
さっそくネット上のapple storeを訪ねる。まあほぼ毎日アクセスしているので、今回iPad達と同様に新たなモデルが出たことは知っていた。しかし、眺めるだけと、本気で求めに行くのとは本質的に違うということを今回いやというほど知ったのだ。
そう、VESAマウントアダプタがついたモデルがあることを、今回初めて知ったのだ。あああああああああああああああああああああApple!
様は、壁に掛けられたりできるのだ。これだと、ベッドに寝転びながらMacに入れたDVDなどを楽しむことができる。これは買いの一択でしょ。
しかしそれでいいのか? 本当にそれでいいのか? デスクトップまでAppleにしてしまったら、今度こそ本当にwindowsとおさらば。それでいいのか。
と書きつつ、全く問題はないような気がしている。まあ、要は、やっぱりiMacはいるわ。
2014年10月29日(水) |
がんばれ阪神タイガース |
#この文章は、阪神タイガースが奇跡的に巨人に勝ったときに書き始めました。しかしその後時間もなく、気が付いたら第4戦まで終わってるやんけ。とほほ。
阪神タイガースが日本シリーズに進出してしまった。こんなことってあるのかと正直驚愕している。ほんの1−2週間前には全く考えられなかったことだ。
レギュラーシーズンはなんだかぱっとしなかった阪神タイガース。一時期は4位にまで落ちてしまい、関西中に和田監督に対するブーイングが吹き荒れたが、最後まで2位を走っていた広島カープのよくわからん失速もあり、強いのか弱いのかよくわからんまま広島を僅差で抜き去り2位でシーズンを終えた。
そしてポストシーズンが始まった。今までのポストシーズンでは、シーズン中にも増して不甲斐なかった阪神タイガース。正直誰も期待していなかったと思うし、てめえも「ファーストステージでさっさと広島に負けるだろう」と全く期待していなかった。
ところが蓋を開けてみると広島に無敗で勝ち上がり、なんと信じられないことに宿敵の巨人を4タコに打ち負かして日本シリーズに進出してしまった。なんてことだ。夢を見ているようだ、というより、夢そのもので明日朝には儚く消え去っているような気がするが、これは現実である。
しかも相手は、かつててめえが愛してやまなかった南海ホークスを前身とするソフトバンクホークス。これ以上の舞台はないのではないか。
てめえがこの世に現れてから、阪神が日本シリーズに進出するのはこれで4度目。
1回目は29年前。てめえは小学生だった。当時は21年ぶりの優勝に関西が揺れた。もちろんてめえの人生の中で初めての阪神優勝。その勢いのまま、初めての日本シリーズ優勝を果たす。まだ南海ホークスは存在していたので、てめえは純粋な阪神ファンではなかったが、虎キチである父や阪神ファンが圧倒的多数を占める同級生達は激しく燃え上がっていた。
当時、日本シリーズはナイターではなくデイゲームだった。まだドーム球場が一般的ではなく、夜は寒すぎて試合が出来ないと考えられていたためである。
もちろん小学校では、試合時間中は授業の真っ最中なのだが、生徒及び教師の圧倒的多数の支持を得て、授業は休止されてみんなでテレビ観戦をした。
日本一を果たした阪神タイガースの熱狂的なファンは、集団で海に飛び込むレミングの如く(注:この話は単なる伝説で、レミングは集団自殺しないそうです)次々と道頓堀に身を投げた。おまけにカーネルサンダースさんが胴上げをされ一緒に道頓堀に投げ込まれたのは記憶に新しい。
とばっちりを受けた彼の呪いにより、その後の阪神タイガースは低迷を極めた。
2回目は11年前。てめえは医学部6年生だった。卒業試験と国家試験を控えるこの大切な最終学年の秋に、よりによって阪神タイガースは優勝してしまった。野球部に所属していたてめえの学友は、優勝に狂喜乱舞し道頓堀の汚水に身を投げた。そんなベタ過ぎる彼も今や立派な医者になった。
貧乏学生だったてめえには、日本シリーズのチケットは高嶺の花で、手に入れることはおろかトライすることも出来なかった。その代わりではないが阪神タイガースのハッピを購入して自宅で観戦した。
しかし、どうにも我慢が出来なくなって、とうとう甲子園でのパブリックビューイングに足を運んでしまった。もうてめえの沖縄行きも決まっていた。もしかしたら二度と甲子園に足を運ぶことはないかもしれないという思いもあった。
甲子園のスクリーンに映し出されるプレーに、てめえはあらん限りの声援を送ったが、残念なことに阪神はあっさりと負けてしまった。
3回目は9年前。沖縄では、驚くべきことに日本シリーズのテレビ放映自体がない試合があった。BSだかケーブルテレビだかでは観ることが出来たのだが、てめえはそのいずれも契約していなかった。
そもそも研修医の身分では、日本シリーズを放送している時間に仕事を終えて帰宅することが不可能だった。
そんなある日、たまたま仕事が早く終わったので、てめえは日本シリーズを観ようと急いで帰宅した。しかし、なんとその日はテレビでの放映がなかったのだ。そんな日に限ってこんなことがあるのかとてめえは愕然とした。
だが、待てよ。そういえばその街唯一の繁華街の中に、タイガース一色の居酒屋があったはずだ。もしかすると、その店に行けば試合を見ることが出来るかもしれない。
淡い期待を胸にてめえはその店に向かった。存在は知っていたが、訪ねたことはなかった。沖縄にある阪神タイガース居酒屋は違和感しかなく、足を運ぶ気にはなれなかったのだ。
やがて店に着いた。外壁はタイガースイエローに染め上げられ、阪神タイガースの旗が店の前にはためいていた。正直、やはり一人でしかも素面で店の中に入ることが躊躇された。
しかしてめえは日本シリーズを観戦するのだ。そう思い直し、少しの勇気を出して店の中に歩を進めた。
もしかすると沖縄には数少ない阪神ファンで足の踏み場もないかも、という考えは杞憂すぎた。手前のカウンターにはくたびれた親父が一人座り、てめえの方をみてうんざりと「いらっしゃい」と言った。
よく見ると奥のカンターにもう一人客がいるだけだった。なんだか居心地の悪さを覚えながら、てめえは目の前のカウンターに腰を下ろした。どこかから野球中継の音が聞こえる。ああ、よかった、ようやく日本シリーズを観戦できる。
ほっとしたてめえは、まずはビール、もちろんオリオンを注文してから店の中をあらためて見渡した。もちろんテレビを探したのだが、なんと見つけたのは電源の入っていないくたびれたテレビだった。そう、野球中継はなんとラジオだったのだ。
正直、その後のことはあまり良く覚えていない。おそらくラジオをうんざりと聞きながら適当に飲んで帰ったのだろう。この年の日本シリーズは、パリーグを2位で終えたにも関らずポストシーズンを勝ち進んだロッテが阪神に4連勝したシリーズだった。阪神は全く良いところもなくパリーグ2位のチームにぼこぼこに負けた。なんせ、第1戦から第3戦まで3戦連続して10点取られて負けたのだ。
そして今年。ほぼ棚ぼたのような日本シリーズだが、逆に楽しめると思う。てめえは第7戦のチケットをゲットしたので、ぜひ最終戦にまで縺れ込んでほしいが、さてどうなることやら。
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