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2連休明けで出勤。 たった2連休なのに病棟の雰囲気はすっかり変わっていた。 年を越せなかった患者さんが数人。 数ヶ月入院して、回復は望めなかった患者さんばかり。 4名の患者さんが12月最後の一週間で次々に亡くなった。 人が亡くなるとき誰かを連れて行くって聞くことがあるけど本当なのだろうか? そのうちの3人の方がいつも付きっきりで看病している家族が家に帰ってしまったときに亡くなった。 いつも愛情いっぱいでご主人の看病をしている奥さんは亡くなってから1時間後に駆けつけ、最後にオムツを替えてあげたかった。なんでそんなに急いでいっちゃったの。って泣いていた。 いつも傍にいる家族がいなくなると患者さんも気が緩むのだろうか?それとも少しでも悲しませないように・・・なのでしょうか?確かめることは出来ないけれどなんだか自分が逝くタイミングもはかっているような気がするのは私だけでしょうか?
病院には掃除をして頂いている業者さんがいる。 おばちゃん、おにいさんが数人。 今日は年末ということもありワックスをかけて念入りに掃除をしてくれていた。 ほんとにありがたい限りです。 でも、私たちの使う職員トイレまでお兄さんが掃除するのはやめてくれ〜 ある日見た。 汚物入れに入っているティッシュにくるまれた生理用ナプキンをお兄さんが素手で掴んでいるのを・・・ ちょっとそれは、ないんじゃないかい?
漁業を営むおじさん。 いつも世話になるなぁ。今度鮭がとれたらあげるよ。退院したら絶対遊びにおいでね。 こういうことは度々あるが・・・そういえば以前、こんなおばあちゃんがいた。 他の看護婦さんにはナースコールが多く、手のかかる患者さんで嫌われていた。 でもなんとなくそんなおばあちゃんがかわいくて、おばあちゃんから頼まれることも別に苦ではなかった。 ある日おばあちゃん、 お礼がしたいから住所と電話番号教えてくれない? 基本的には患者さんにそんなことは教えない。 年賀状もなんにしてもすべて教える連絡先は病院のものを教える。 どうしてもダメ? なんて言われても丁重に謝り、おことわり。 マツタケをあげたかったの・・・ マ・マツタケ〜〜〜〜〜!! そうなのだ。おばあちゃんはマツタケ山を所有してたのだ。 おばあちゃん、それを早く言ってよ。 住所でも電話番号でもなんでも教えたのに〜
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