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最後のとき
2002年01月05日(土)

病室には6人部屋、重症のための個室、お金を払えば誰でも入れる特別室がある。
昨日もおじさんがゆっくりできるからと個室希望で特別室に転室した。

長い間家で介護されてた寝たきりのおじいちゃん。
肺炎でかなり状態が悪い。
血圧も徐々に下がっていっている。
もう皆が覚悟し、安らかに看取ってあげたいと思っていた。

しかし、現在大部屋。
家族も個室に移りたいと言うが空き部屋がない。

こんなとき、ゆったり新聞を読んでくつろいでいる特別室に移ったおじさんを恨めしく思ってしまう・・・
その、おじさんは状況を知らないから仕方ないのだが・・・

でも、できればあと何日、何時間生きられるか・・という人を家族が望むのなら静かな個室で家族だけで看取らせてあげたい。
でもなんとか他科の病室を借りることができて転室することが出来た。
よかったね、おじいちゃん。








はやり?
2002年01月04日(金)

今日も人手不足。
泣きたいくらい忙しかった。

私の担当している部屋に、午前中に脳梗塞のおじさんが入院。
午後、植物状態のおじいちゃん、肺炎を起こして入院。
その時点で、すでに私はいっぱい、いっぱい。
髪を振り乱し、顔はテカテカ。
こんな姿、誰にも見せられな〜い。

夕方、またしても脳梗塞のおじさん。

きっとこれはブームなんだ。

そうだ!はやってるんだ。

寒いし、正月で酒も飲むし、みんなが集まってタバコも増えるし。普段飲んでる薬も忘れてるんじゃないか〜〜〜??

世の中にはたくさんの脳卒中、心筋梗塞の予備軍がいるが、今はまさにラッシュなのだ!予備軍さんたち、気をつけて!
そして、もしあたるのなら人手の多いときにしてください。拝




忘れ者です
2002年01月02日(水)

正月はやっぱりバスがなかった・・・
元旦はそんなことも知らずバス停で待っていたら車で通勤しているおばさん看護婦が拾ってくれた。

今日は別の看護婦さんが車で拾ってくれる約束だった。

だった・・・

しかしっ、いつまでたっても彼女は来ない。

寒さに耐えひたすらバス停で待つ私。
そこへ違う若い看護婦が彼と一緒にご出勤。
車の助手席で満面の笑顔で両手を振って去っていった・・・・

来ない!来ない!来ない!

諦めて家に戻り自転車で行くことにした。
久々の自転車は非常につらい。
正月早々自転車で息を切らしながら鼻水たれながら出勤だなんて、悲しすぎる。

なんとかギリギリ時間に間に合い、ホッ
彼女は  ごめん、忘れてた〜

わ・忘れるなよ〜〜〜泣





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