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脳出血での手術。頭蓋骨を手のひらの大きさほど切り取り、血腫(血の塊)を除去する。手術終了後は骨を戻さないため穴があいたままなのです。 手術後数週間で骨をかぶせ出来上がり! 昔は削り取った本当の骨をまた戻したそうだが最近はセラミック製のものを使う。 3週間ほど前に手術したKさん、骨はずっと詰め所内に飾られていた。 血の混じった液の中につけられているため結構寒いものがある。 今日セラミックの型取りのため、Kさんの骨を洗った。 もちろん素手ではしません。 ゴシゴシ・・ゴシゴシ・・・ なんか膜が張ってる・・・ はがさなきゃ・・・ ピリピリ・・・ なんだか頭がガンガンしてきた。 ムカムカ、ムカムカ。 気分最悪。 綺麗になった骨。 型取り後は本人に返却されるそう。 そんなもんもらっても困るわ! 今日はこの作業のため体調不良になり寝込んでます・・・ う〜〜ん私ってデリケートっ。ウフ。
おばさん看護婦といえば、経験が豊富で、なんでもよく知ってる。 勉強になることも多い。 配置移動で我が病棟にKさんが来た。 50代のおばさん看護婦。 そのKさんと 急患で運び込まれた男性の処置にあたった。 急患はほとんど『膀胱留置カテーテル』を入れる。 尿の出る穴に管を通して固定し、尿はそこから排出して袋に溜まるという代物。 『膀胱に入れたまんまの(留置)管(カテーテル)』 女性は簡単に入るのだが、男性はモノの大きさによって難しさが変わってくる。 急患の男性、極小、包茎・・・・ するとおばさん看護婦、むやみやたらに管をつっこむ・・・ おいおい、そこじゃないでしょ。 包茎だから剥かないと尿道口見えないでしょ! 私:あの〜そこじゃないみたいですね。 Kさん:あら、そう? 2回目、手技が早すぎてちゃんと入ったのか確認できなかった。 でも管は徐々に入っていってるようだ。 入ったかな? と思いきやモノがどんどん縮こまっていき、中に入っていった。 私:あ〜〜〜、やっぱりそこでもないんじゃないですかね〜〜〜 と言ってもおばさんは手を止めない。 とうとう陥没。はじめて見た。モノが陥没した所を・・・ い・痛そう。。。 結局本当のベテランおばさん看護婦にかわり無事完了。 私には到底入れられない・・・ そして今度はそのおばさん。点滴をしていた。 患者さんは、なかなかいい血管! Kさん:あら?? なんだなんだ!と思いふと見ると・・・・ それ血管ちゃうやん!スジやスジ! それも違うみたいですね〜〜〜〜汗 なんだか、こんなおばさん看護婦もいるんだ〜って ちょっと残念。
前にも話した有料さん。 注) 雇われている付添いさんのことです。 有料さんがついている患者さんの向かいのベット。 おじさん入院中。その娘さんが小学生の子供3人を連れて面会に来た。 有料さん、興味ありげに向かいのおじさん達を見ている。 すると有料さん、娘(30代後半)に向かって あなた達(娘と小学生達)は姉弟なの? んなわけないじゃん! どこから見たって親子やん! すると娘さん、めっちゃ嬉しそうに、 そんな〜、私の子供達です。5人の子供がいるんです。 うんうん、確かに髪は茶色いが生活疲れしてる顔してる・・・ 有料さんに年を聞かれ、 こう見えても39歳です。 うんうん、そんなとこだろう。 すると有料さん え〜〜〜、まだおね〜さんみたいだから姉弟と間違えるよ〜〜〜 う・うまい!うますぎる。 そうか〜、これが世渡りというものか〜 この有料さんの褒め殺しには感服いたしました。 私を弟子にしてください。
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