夕暮塔...夕暮

 

 

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誰が鉛を飲んだのか - 2001年11月18日(日)

誰が鉛を飲んだのか。そんな風に思う事があると告げたら、あなたはきっと嗤うんだろう。自分以外の誰がと、そう言ってくれるなら私は本当の意味で救われるに違いない。嘘を以て愛を証明することが時に陳腐でない事を、最初に教えたのはあなただ。



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洗い髪のまま外に出た。流星群は美しかった。私の住んでいるあたりは残念ながら雲と外灯が多くてそう沢山は見えなかったけれど、尾をくっきりと引く程に大きな流星を、私はこれまで見たことがあっただろうか。天体現象が人の心を動かす。とても簡単なようなのに不思議なこと。






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凪ぐように - 2001年11月17日(土)

いつの日も 誰かの心が凪ぐように そう願うことの 愚かさを知り


あなたのこと 思えば風が吹き抜ける つまらぬ女に したのはあなた



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久々に朝までコースで遊んだ。年下の男の子が、最近さっぱり飲めなくなったと言う。実際ちっともお酒が進んでいない。なんて不甲斐ない、なってないわと冗談っぽく叱咤してみるが、実は結構本気だ。でもそんな事言いながら自分は二軒目のテーブルで少し寝てしまった。ごめんね。遊び疲れた未明の空には雲一つなく、ひんやりとした空気が肌を包んだ。


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プレジール - 2001年11月16日(金)

��プレジール�燹ヾ遒咾量召髻(�げたし 我が最良の 今日という日に

 
失いし ものなど1つもないだろう 幾ばくの恋 幾ばくの夢




…………




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散る花を - 2001年11月14日(水)

春浅く 薄暗がりに 散る花を 躊躇せず踏む あなたを憎もう



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もう振り向きもしない、たとえ隣にいても目線をくれる事もないあなたの後ろを、それでも呆然とついていく。日暮れ、舗装されたばかりのアスファルトに、白い花弁が点々と散っている。美しいと思う。わたしの中に何かを賛美する部分が残っていたことを、あなたは知らないだろう。きっと知らないままだろう。





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今朝はもう、死ぬかと思った。やってはいけない間違いをしてしまった。消毒液に浸かったコンタクトレンズを、あろうことか保存液で洗うという行程を抜かして、即、目に入れてしまった。昨晩、一本で洗浄も保存もOK、というタイプの洗浄液で洗ったつもりが、実は消毒と保存が別々のタイプ(の、消毒液)で洗って漬けていたらしい。確認したつもりでいたのにな、ああ、もう。
装着した瞬間、痛いというより「熱い」という感覚が左目を襲ったので、すぐに私は自分の間違いに気付いた。しかし、時既に遅し…。それでもどうしても早く家を出ねばならない日だ。遅刻するわけにはいかない。水で洗って目薬をばしばし差して、眼鏡で出る。やばい程痛い。自転車に乗ると向かい風が痛くて目が開かない。切ない…。
今も痛くて目が真っ赤。片目だけアルビノの兎のよう。まあでも、眼科のDr.は「今回は表面がべろっと剥がれたわけではないので、充血がひいたらコンタクトしていいですよ」とおっしゃっていたので、とりあえず安心…。


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咲き急ぐ - 2001年11月13日(火)

咲き急ぐ 君を誰しも 責められぬ 時は短し 思うままゆけ



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椿油を買って来た。まずはお風呂でマッサージしてからシャンプーした後、ゆっくり湯船に浸かりながらオイルパックしよう。その間に顔もパックして。こういう些細な愉しみが点在している事を考えると、女っていいなと思う。ああ、最近は女ばかりでもないのかな、こういうことは。





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こころ揺らせる - 2001年11月11日(日)

時に泣き 煩がられても ああ君の こころ揺らせる 人でありたい



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君の背を押す - 2001年11月10日(土)

断崖で 君の背を押す 悲しみの 底知れぬ程の 深さを思う


君の背を 押す悲しみは 消せないが 手を離さずに ここにいるから



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いつか飛び降りる日が来る事を思って屋上を探す、そんな日があなたに二度と来なければいい。崖に立つあなたの片手を握る事を許してくれたなら、命の底を見下ろすその後ろに、私はじっと佇む。あなたに最期の場所を探させる、悲しみを癒せない自分を憎む事はすまい。けれど私は諦めない。冥い目をしたあなたを、決して諦めない。



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日本橋で草月のいけばな展を見てきた。睡眠不足でかなり疲れていたので、途中下車をやめて、そのまま帰って眠ってしまおうかという誘惑にかられた。土曜のデパートは人が多くて疲れる。しかし私の先生の作品が今日で展示終了なのだ。どうしても見たい、そう思い直して会場に辿り着いた。
デパートのエントランスホールの大きな作品は前回の方が好みだったな、と思いながら入場する。傾向がやはり前と違うようだ。時節柄もあるのだろう、針金や電飾を使った作品が少なく、代わりに枯れものがよく用いられている。草月は本当にいけばなというよりは現代アートだ。鮮烈で感覚的なものが多い。氷柳の鳥篭、冠のように巻き付いた白いイバラ。じわりと涙が滲んだ。


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口をひらけば - 2001年11月09日(金)

ひとことも 交わさず暗い坂下る 口をひらけば さよならになる



…………



傷付けないために傷を負う事を、美しいとは思わない。けれどもっと幼かった頃には、そんな風にしか考えられなかった時期もあった。研ぎ澄まされた両刃の剣をしまう鞘も持たず、かといってそれを振り回す程愚かでもなくて。誰の血も見たくない、そう願う事のエゴイズムから目を背け続けた。










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この混沌の年に生き - 2001年11月07日(水)

見ぬ間にも 君が変わると思い知る 夜ぞ悔しき 嵐雲近し


よくぞ今 この混沌の年に生き それでも恋を 見失わずや




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ミステリーのドラマを見て、ぼろぼろ泣いてしまった。涙ぐむ、とかそういうレベルではなく、頬を伝ってはたはたと落涙する。
浅田次郎が考えたのかと思う位切ないオチがついていて、すっかりツボに入ったらしい。ああもう、やられた。

今日はもうこれで眠ってしまいたいけれど、そうはいかないのが辛いところ…。


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会いたいと - 2001年11月06日(火)


会いたいと 伝えて「そう」と返されて 受話器の向こうで 笑む気配する




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ああお願いだから、お願いだから会いたいと言ってくれないだろうか。
一生に一度でいいんだけど。

白鳥英美子の歌うアメイジング・グレイスの入ったCDを借りた。ゆっくりと透明な歌い方は、黒人霊歌のCDに入っていたのともシャルロット・チャーチのとも違う。これが一番好きだ。


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