日々是迷々之記
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2004年06月07日(月) でたらめタイ風チキン・オンザライス

蒸し暑いのと仕事が煩雑なのと、帰りに夕立に遭ったのとでよたよたになって家に着いた。こんな日のゴハンは時間が勝負だ。

ナベに2合の米を入れて研いで10分ほど浸水させる。その間にシャワーを浴びる。シャワーから出たらおもむろにゴハンを炊き始める。中火で炊き始め、沸騰したらとろ火。こうばしい香りがしてきたらちょっとだけフタを開け中を見る。「カニ穴」と呼ばれる人差し指の指先ほどの穴がぷつぷつと出ている。おお、今日はええかんじ!ということで強火にしてほどよく水分を飛ばす。コンロからナベを外し、逆さまにしてそのへんに置いておく。蒸らしのつもりだ。

次はおかず。冷蔵庫から昨日購入した鶏胸肉を取り出し半分に切る。それを粗挽きの挽肉のように小さく切ってゆく。切れたらお皿に乗せる。次に冷蔵庫の野菜を適当に千切りにする。今日は黄色いパプリカ、緑のピーマンだ。冷凍庫のハンパに余っているヤングコーンの水煮も小口切りにしてスタンバイ。ニンニクひとかけらをつぶしてみじん切り。タカノツメ1つも手で粉々に砕く。下ごしらえはここまで。

中華鍋をコンロに乗せてオイル、にんにく、タカノツメを投入。とろ火にしてオイルに香りを移す。胃袋がうなりをあげるほどの香りになってきたらすかさず胸肉ミンチ風を投入。ざっと火を通したら野菜類投入。お肉を入れたら火は強火だ。胸肉がごっつい安物なせいか(29円/100g)水分がでるので焦げ付かない。途中で塩をひとつまみ。鶏肉に火が通ったら、火を止めて、ナンプラーを少々。そしてぐわっと全体を混ぜる。

次はごはんだ。ナベの中でごはんは正しくできあがっており、おこげはにこにこと鍋底に待機していた。ちょっとだけ食べてみると、生のおせんべいのような感じがした。生のおせんべいってのも変だけど。お子様ランチのごはんのように、皿の上にちいさなごはんの山を作る。そしてその上&傍らに先ほどの炒め物を乗せるのだ。そして粗挽き胡椒をがりがりと挽く。ごはんの炊きあがりから勝負は5分以内で済んだはずだ。チキン・オンザライスのできあがり。

食べてみたら予想以上にうまかった。焼けたニンニク、たかのつめ。辛さをナンプラーのにおいでうまいこと柔らげているようだ。ふと思い立って冷蔵庫に寂しく残っていたバジルの葉をちぎって入れてみた。もひとつうまかった。ナンプラーと香草。まさしくタイ風なのだ!

と、書いてみたものの、私自身はタイに行ったこともなく、タイ料理にバジルが入っているかどうかは不明だ。「マッシュルームが入ったすき焼き」とか、「ズッキーニのフリットが乗った天丼」(どっちもカナダの某都市で食べられる)みたいなもんで、それっぽいけど全然違うモノを勝手に○○風だと言っているだけかもしれない。

でもまぁそれはそれで。一日の最後に何かがうまくいくと気分がいいのでヨシということにておいた。


2004年06月06日(日) 将来はおっさん

今日、バイク屋に寄って店でしゃべっていたら近所のおばちゃんがコンビニ袋をぶらさげて通りかかったので、挨拶だけした。多分60前くらいのおばちゃんだが、へたれ倒したTシャツでノーブラだった。おばちゃんが立ち去った後、店長(40歳くらい。男性)が、「女性はいつから平気でノーブラで外に出れるようになるんやろなぁ。」とぽつっと言った。

私はあんまり考えもせずに、「んーそうすねー、お洒落とかなにより、楽やからってのを優先するとああなるんやないっすか。今日蒸し暑いですしねー。」と答えた。

答えてハッとした。自分はどーやねんと。会社に行くときはともかくとして、普段着はジーパン、アロハ、運動靴。白髪が増えたなぁと思いつつ、めんどくさいのでほったらかし。へたれTシャツノーブラおばちゃんと方向性は一緒ではないかと。自分の発言でさぶいぼ出たのはひさしぶりでした。(^^ゞ

帰り道にCDショップで大塚愛のマキシシングルDVD付きを買ってしまった。前から気にはなっていたが、ジャケットの写真がむっちゃかわいいー!ってことで。実はジュディマリのYUKIちゃんの声質とか、Tommy February6の航空会社系コスプレとかもちょっとツボだったのだが、今回はまさしくスマッシュ!って感じではまってしまった。CCCDだったけど、マックなんで問題なく聴けたし。

でも、何で若い女性に萌えるんか自分でも謎。アヴリル・ラヴィーンのアルバムも買ってしまったし。反面、男性は最近あんまり萌えない。ヨン様も確かにいいけど萌えまでは行かず。最近ええなぁと思うのは元祖でぶやの石ちゃんくらいか。(でもこれは食べるのが好きな人は男女問わず好感を持っているってのが大きいと思う。)

ある程度歳を取ったらおじさんになるってのもいいなぁと思ったり。そうすれば定食屋、町の中華屋だって行きやすいし、「大塚愛ってかわいいなぁ。」って口に出しても、深層に何もなさそうで全然かまわない感じがする。

でも、もし今わたしがおっさんになったら、絶対ダンナさんと殴り合いになると思う。(同族嫌悪?)それも嫌だなぁ。


2004年06月05日(土) それもまた人生かっ

最近日記を書いていなかった。ネタがないのが一番で、マックを起動するのも億劫だった。むっちゃまずいイタリアンレストランで食事をしたこととか、派遣の仕事が来年まで延長になりそうとか、自分の中でそれなりにニュースはあったのだが、どうも書く気にならない。

というのもゴールデンウィーク前のだんなさんのアパートが火事になったことが未だに尾を引いていたんである。寝たばこで火を出した青年(20歳過ぎ)は、その後もたばこをやめていなかったそうだ。火事を消し止めた後の大家さん、他の住人との話し合いの場でも口では申し訳ないといいながらたばこに手が伸びる。

「そいつまだ住んでるん?そこに。」と私が聞くと、実家に一時帰宅しているとのこと。今で火事から1か月以上が立つが、未だに電話もテレビも復旧していないアパートにその火事を出した男以外は住んでいる。引っ越せばいいのにと言ったら、近所にアパートの空きがないので引っ越せないのだそうな。うむむ。

結局、被害が一番大きかったのはうちで、20歳過ぎの青年には荷が大きすぎたようで青年の雇い主の会社が弁護士をつけてきた。弁護士も商売である。ダンナさんに「寝たばこは重過失にあたらないから免責。だから何も補償しない。」と言ってきたそうだ。そこでそれを鵜呑みにするようなキャラではないので、署名捺印のある念書(火事直後に書かせたそうだ)を突きつけたら黙り込んでいたとのことだった。

その後、会社の食堂でその寝たばこ青年とすれちがったそうだ。こっちが目を見ようとすると下を向くらしい。

うちの実質的な被害は車の外装を交換することと、塗装をしなおすことで、売るときに事故車扱いになってしまうことくらいだが、そもそも廃車になるまで乗るつもりで買った車なので別にかまわない。が、しかし、相手の青年は大変だと思う。

会社に泣きついて弁護士を雇ってもらうわけだから、当然会社に借りができる。大家さん側も弁護士を入れたそうなので、それなりに長引くだろう。寝たばこ→火事→会社に借り→職業選択の自由なし→借金は延々、となるとまだまだ長い人生にでっかい足かせを付けられた気分にはならないだろうか。全焼したわけではないので、自己破産が認められるような金額でもまたない。

つきあっている彼に借金があることがわかりました、といってマリッジブルーに陥るような女性がいる。(参考記事)それが奨学金だというから驚きだ。「奨学金=借金」というとらえ方をするのも殺伐として嫌な話だが、それほどまでに世の中はシビアだ。

火事を出した青年はぱっと見イケメン君(自分の日記でこんな言葉を使うとは思わなかった)だが、自分の生き方を考え直した方がいいのではないか。社会人になっているのに、火事の翌日に田舎からご両親が飛んで出てきたというから開いた口がふさがらない。たばこなんて吸ってる場合じゃないやろ。

というわけで、いろいろと他人の人生について考えたこの一ヶ月だった。(うわーオチがないよ。)


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