日々是迷々之記
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2004年08月05日(木) 5分づつずれた世界

今日はコンビニなどで振り込みのできない振り込み用紙で振り込みをする必要があった。つまりそれは銀行や郵便局などに行かなければいけないということである。毎月の事なので、今日もお昼に行こうかなと思ったが、朝に行くことにした。

昼の郵便局というのは精神衛生に非常によろしくない。食事を抜く覚悟をして来ているものの、とっくのおなかは空いている。振り込み用紙を扱う窓口は2つしかなく、一つの窓口は簡易保険の相談に来ているおばあさんが陣取っている。こういうときに、「保険の相談なんか、郵便局の人に家に来てもらえばええのに。」などと思ってしまう自分が貧しくて嫌だ。あと、コンビニでも支払いのできる振り込み用紙を持ってきているおばちゃんに対しても、「コンビニ行けや。わざわざ昼休み時間帯に来るなや。」と思ってしまう。こういうところが、自分に全然精神的余裕のないことの現れだと思うが、現実に私のお昼は45分しかなく、郵便局では忍の一時で運を天に任せて待つことしかできない。

ということで朝に行くという選択をした。が、いろんな兼ね合いもあって遅刻するのは許されない雰囲気。なので30分早く出社してやるべき事をやり、9時から30分もらって抜けることにした。結果、そんなにうまく行かなかった。朝の内にやるべきことが多く、会社を出たのが9時5分。ATMに並んでお金をおろして、今度は窓口に並ぶ。会社に戻ってきたのが9時33分。最も、フレックスを採用している会社なので、出社している人はあまりいない。が、何故か私は焦ってしまう。派遣社員なので、結局は時間なんぼの労働者だもんで。結局お昼休みになってもすぐに食事に行かないで、自分の中でかみくだいて飲み込むことにした。

今日は上司が病欠で、なまけようと思えばなまけても誰も見ていないわけだが、何となくそうできないのは貧乏性なのかもしれない。何だか5分の借りがあるような一日だった。

帰り道で家の近所のレンタルビデオ屋に行った。毎月5のつく日は5本以上レンタルで半額になるのだ。今日は「フライド・グリーン・トマト」を見ようと思ったが小さな店ゆえか置いていなかった。うーん、何にしようと悩んで結局、「ドライビング・ミス・デイジー」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「パルプ・フィクション」「ペイ・フォーワード」までは決まった。パルプ・フィクション以外は見たことがないのにした。残り1本。これがなかなか思いつかなかったが、そこらへんにぽんとあった、「ガチャピンチャレンジ」にした。ポンキッキのガチャピンが、スポーツに挑戦するアレである。

なぜか青春18切符も衝動買いしたし、山田電機でメタハイ2400(充電できる単三電池)も買ってしまった。今週末は荒天ならガチャピン&映画三昧、いい天気なら18切符でどっかに行こうと思う。やっぱ、四国かな。


2004年08月03日(火) 悩める弁当

学校や会社に弁当を持って行き続けてもう20年。小学校は給食だったが、中学校はお弁当だったのでもうそれくらいになるだろう。私はそのころから自分で弁当を作っていた。というのは母親がかなりアバンギャルドな弁当を作ってくれるので、それが耐えられなかったからだ。

ただのタッパーにごはんを押し込んで、上に焼いためざしを川の字に並べてお終い。中一の私はとりあえず食べたけど、すごく嫌だったので家に帰って文句を言ったら、次の日は「彩りに」焼きたらこが追加されていた。この日から母親の弁当とは決別したのだ。

ということで弁当を作り続けて20年。夏場は最大の山場だ。というのはとにかく何でも腐るのが問題なのだ。先日、朝炊いたごはんをお弁当箱に入れ、残りをジャーに入れたまま会社に行って、帰ったら腐っていた。もったいないおばけに襲われて、地獄に堕ちてしまいそうだ。なので今日は早起きして、ごはんをうちわで仰いで冷まし、冷凍庫に入れてから家を出た。め、めんどくさ…。昔の人は一体どうしていたのだろう。

ついでに晩ごはんが弁当に入れにくい物だったときの弁当もめんどくさい。いくらなんでも、そうめんや、ざるそばを弁当箱に入れるわけにもいかないし。あら炊き、鰹のたたき、ささみの湯引きのときなんかも困る。翌朝、弁当用の調理をしないといけないからだ。

なので最近は新しい弁当の様式を構築しつつある。(大げさ)まずサンドイッチ。普通の食パンを半分に切り、その厚みを半分にするように切り込みを入れる。耳の方はつなげたままだ。そこに適当になんでもはさむのだ。きゅうりの薄切り、両面焼きの目玉焼き、薄切りの唐揚げにタバスコをからめたもの、などなど。それらの物体を、ごはんと一緒にお弁当箱に押し込むよりは見栄えがする。

もう一つは、天丼である。スーパーなどで見栄えのする天ぷらを一つ買う。この時期はあなご天がうまい。弁当箱にごはんを入れ、上に大ぶりに切った天ぷら、ネギの小口切りを乗せる。そして、もう一つ、液体が漏れないタッパーの小さいのを用意して、その中に天つゆを入れる。これを会社で電子レンジでぬくめてからつゆをかければナニゲに豪華な天丼ができる。

どっちもほとんど料理らしいことをしなくていいので私は好きだが、会社でそういう物を食べていると、「美味しそうだけど、変わってるネ!」などと言われてちょっと困惑してしまう。私にしてみれば、コンビニでエクレアとおにぎりとDAKARA(飲み物)を買ってきて食べる方がよっぽど変わった組み合わせだと思うのだが。

とにかく弁当は悩ましい。毎日外食できるだけの経済力と飽きない精神力があれば、やめてしまうかもと、思うこともなきにしもあらずだ。


2004年08月02日(月) 自分の中のダークサイド

最近妙に小心者だ。まず、朝会社に行くときに一度で出ることができない。家をでて、鍵をかける。すると、「あ、コーヒーメーカの電源落としたっけ?」と思い、再び鍵を開けて家に入り確認。そして家を出る。マンションの廊下を歩き出すと、「あ、全部窓締めて鍵かけたっけ?」と思い、再び確認しに帰る。その他、「アイロンの電源」「ガスコンロの火を消したかどうか」「蚊取り線香はちゃんと消火したか」などなど、家を出て、鍵をかけてから思い出す。今日は何故か全て思い出したので、5回家に帰った。結果、どれも大丈夫だったのだが。(今までに心配していたことが当たったことは一度もない。)

当然5分くらいは費やしているので会社に着くのはぎりぎりの時間だった。意味なく朝から疲れてしまった。

その他にも、明け方4時過ぎにたまに目が覚める。ぱかっと目を開くと、「あ、ここは病院じゃないや。なんでやろ。あ、もう治ったから退院したんだ。」と3年前に交通事故にあって入院したことを思い出す。

それとか、「あ、百人一首を暗記しないで寝てしまった。今日はテストなのに!」と一瞬で学生時代に引き戻されたりする。実は高校生の時、遅刻が原因で古文のテストで0点を取ったことがある。欠席ならテスト追試なのに、遅刻して名前を書いたら試験を受けたことになるという訳の分からないルールで0点を取ったのだ。そのことが30過ぎた今でも忘れられないらしい。

自分で言うのもなんだが、私はかなり気楽な立場だと思う。30過ぎて独身だと嫌なプレッシャーを感じることもあるだろうが、私は既婚者だ。といっても、一人暮らしなので主婦らしいことはほとんどしない。振り込みの類と、牛乳パックのリサイクルくらいか。平日仕事に行って、家に帰るとごはんを作って、酒を飲んで、ネットをやって、本を読んで寝る。やってることは20過ぎのフリーターのころと変わらないのに、結婚しているというだけで免罪符になる。

「自分ちょっと病院でも行った方がいいんじゃないの?」とだんなさんには言われるが、それもめんどくさい。大体、初対面の人間にいろいろ話すのが気詰まりだ。話し出すと、笑いをとらなアカンという謎の関西人魂が頭をもたげてくるやろし。病院で笑いを取りに行ってどうするよ。

というわけでどうもぱっとしない今日このごろなのだ。(夏休みが2日しかないのでよけいとぱっとしないのかも。だんなさんのとこは9連休だってのに。鬱)


nao-zo |MAIL

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