日々是迷々之記
目次


2004年08月17日(火) 酢豚で現実逃避

ありがたくも文章を書く仕事は順調で、今月はちょっと長めのものを書かせていただくことになった。書くのは別に苦痛じゃないんだけど、問題はそれがHTML納品なのだ。

Webサイトに載せるもんだからそんなもんかもしれないが、私はこれがめっちゃめんどくさい。miというエディタで一文字一文字打っているのだが、未だにテーブルタグとかで頭をかきむしったりするレベルなんである。

今日も結局6時間くらいかかってしまった。とほほほほ。

会社から帰ってシャワーを浴びて、お茶を飲みつつこつこつやっていたのだが、10時頃、どうしても飽きてきて、何故か酢豚を作ることにした。野菜はないので肉部分だけだ。

豚肩ロースをとんかつ用に厚めに切ったものを冷凍してあったのを取り出し解凍。それをひとくちサイズに切り、塩胡椒、片栗粉を全面にまぶし付けて、ごま油でこんがり焼く。焼いている間に黒酢、砂糖、醤油、水を同じ割合で混ぜて焼き上がったお肉にからめるのだ。弱火でとろりとするまで暖めてできあがり。

これは黒酢がポイントだと思った。これを普通のミツカン酢とかでやるとすっぱくてつーんと来るだけだが、黒酢だとまるい感じの酸味になる。冷蔵庫から作り置きのモロヘイヤのおひたし、ひじきの煮付けを取り出し、冷凍ごはんをレンジで温める。変な時間の晩ごはんだ。

結局酢豚の肉は、3つだけ食べて弁当用にしまっておいた。いくらなんでも深夜に酢豚は犯罪でしょうってことで。(うまいんだけど。)

最近料理でストレス解消している傾向がある。すじカレーに続き、今日は酢豚の肉のみ。そのうち太巻きとか作り出しそうで恐ろしい。

しかしまぁ、まだ火曜日の深夜というか、水曜日の明け方というかなので、まだまだ会社に行かなければならない。

早く寝なければ…。


2004年08月16日(月) 他人のことだけど

ひさびさの会社ねたである。

私が働く会社には大雑把に分けて3つの部署がある。私のいるところが仮にAとすれば、Aは一番取扱量が多い。なのでうちの部署Aで電子メール、郵便、DHLなんかを開封してしかるべき部署に振り分けている。月曜日は私の担当だ。

午前中一杯仕分けをして、お昼にやっと一息ついた。すると、部署Bの女の子が、書類を持ってやってきた。「うちのじゃないんですけど。」んん?そうか?確かに「過去のAとCを元にしたBの新規申請」って書いてあるから、Bの担当でいいと思うんだけども、と言うと、「違います〜。」とのことだった。

違うんならしゃーないなってことで、別フロアの他の部署も聞きに行ったら、やっぱりB部署でいいとのことだった。結局B部署の別の社員さんが受け取ってくれた。

Xさんは自分で違うと判断して私に返してきたようだった。私はそれを知って、ちょっと自信過剰じゃないのかなと思った。

この会社は基本的に部署内でペアを組んで仕事をするようになっている。仕事を始めて日の浅い者と詳しい者がペアになる。わたしも当然、勤続10年の女性と組んでいるし、そのXさんもベテランの女性と組んでいる。迷ったらまず聞け、が基本なのに、彼女は今で3か月目。ちょっと慣れてきたみたいで、基本的なことをないがしろにしつつあるようだ。

でもまぁこの場合、誰に何を言うべきなのかいまいち分からない。本人に、「自分で判断すな!迷ったらペアを組んでいる先輩社員にまず聞け!」と言いたいのはやまやまだが、それでは絵的にどう見てもババアのギャルいびりだ。かといって、彼女がペアを組んでいる先輩社員(私と同じ歳)に言うと、告げ口してるかのような感じかもしれない。何も言わずに付箋紙に「B部署で処理して下さい。」と書いて回すのもイヤミったらしい。

こんなことで色々考えてしまう方がおかしいのだろうか?Xさんを見ていると、感覚の差、考え方の差をしみじみと感じる。「わかりました!」「ありがとうございます!」極めつけは、書類を持ってくるときの「○○になります!」彼女のしゃべりはデニーズなんかのファミレスっぽい。「麦トロ御膳になります!」みたいに、「客先控え用のコピー3部になります!」とか言う。

あいにくここの会社は堅い会社で真面目というか地味な人が多いので、妙な感じすらする。よく言えば天真爛漫、悪く言えば頭をスリッパで叩くとスパ〜ンといい音がしそうなタイプだ。

しかしまぁ、彼女自身別に悪い人ではないので、これからも戸惑ったり、衝撃を受けつつ、毎日彼女のいる職場で私は淡々と働き続けるだろう。


2004年08月12日(木) 入魂!夏のカレーは牛すじ肉が命

うーん、うーんとうなり続けて懸案のコラムはOKを頂き、お盆明けのサイト更新に間に合うことになった。結果としてOKになったからヨカッタけど、ならなかったらどーなんだ、自分と思うのも事実。プロの道というのは当たり前だけどきびしい。会社勤めと違って、定時までいればお給料をもらえるわけではないのだから。でもほっとした。

そんなこんなでこの2、3日、ろくなものを食べていなかった。ということで、今日はカレーを作った。牛すじ500グラムをゆでこぼし、圧力鍋で10分。ぷるぷるな牛すじと、おいしいスープが取れた。傍らの鉄フライパンにはたまねぎ4個を飴色になるまで炒めた物がスタンバイ。薄切りにした人参と飴色たまねぎを圧力鍋に入れ、少しだけ加熱。そしてカレールーを入れる。

最近のお気に入りは「コスモ直火焼カレールー」(中辛)。ケンタロウ氏のエッセイで出てきたので、という単純な理由。使ってみたら素直にうまかった。溶けやすいし。これか、「ゴールデンカレー辛口」が好きだ。麦ごはんを炊いてごはんを準備。

ひとりだけれど、とりあえず、いただきますと言う。作り手にというより素材に対して言ってることが多い。で、カレーを一口。自分で言うのもなんですが、おいしかったです。特に牛すじサイコー。牛すじのカレーに手を染めてしまうと、「徳用カレー、シチュー用角切 100g 258円」などには目もくれず、売り場片隅の「牛すじ肉 100g 128円」に心が踊る。なるべく脂肪が少なくて、筋ばった物を選ぶようにするとプルプル感の高いカレーになると思う。

下ゆでの終わった時点で、数切れのすじ肉を冷凍庫に取り置きした。後日、キムチ、茹でたニラ、ごま油で和えて、「すじニラキムチ」を作るのだ。これは私が勝手に考えた料理だが、お好きな人にはたまらない系でうまい。まぁ、品がない味なんだけれど。

というわけで、仕事のストレスは料理して食べることで発散する。これに尽きる。問題は圧力鍋にどっしりと重いカレー8人分。こういうときは大家族っていいなぁと思う。


nao-zo |MAIL

My追加