日々是迷々之記
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2004年08月31日(火) |
(ダメ)主婦的な一日 |
昨日は台風の中、一度も休憩せずに大阪に帰ってきた。だんなさんはこれから中部地方を襲うであろう台風を警戒して早朝に大阪を出発した。
さて、と私は一人の部屋を見渡した。やることてんこ盛りなんである。昨日はゴミ出しの日だったのに家にいなかったのでゴミが置きっぱなしだ。外出中に玄関に置かれたままの某通販の巨大なカタログを一応開いてそのへんに放りっぱなしだ。そうそう、洗濯もしないと。通帳記入もせないかんわ…。と考えれば考えるほどめんどくさくなってきた。
とりあえず雑誌類を片づける。といっても、もはやしまう場所はないので整理して並べるだけなのだが。途中脱線して読み入ってしまう。いつものパターンだ。気が付くと正午を過ぎていたので、テレビをつける。福留のおっさんの「ベストタイム」を見るのだ。が、やってない。代わりに長嶋一茂が目を泳がせながら訳の分からないことをコメントしていた。調べてみると、「ベストタイム」はとっくの昔に終わっていたのだ。「幸せリフォーム計画」「お財布救助隊」とか、下世話で好きだったんだが。
とりあえず一時間「はぴひる!」を見たが、何も印象に残らなかった。うーん。やはり「みの」か「タモリ」を見た方がましだったのか。
続けて森尾由美の出ているドラマを見た。大家族ものである。大家族ものって今どきの子供達にはどう見えるんだろうか。おとぎ話くらい現実味がないんだろうなぁと思う。数日前の日経産業新聞に家族向け商品は時代遅れであるというようなことが書いてあったのを思い出した。シャンプー、歯磨き粉なんかは、家族一人一人が自分のものを使うようになりつつあるらしい。そういう空気の中で大家族ものはきっとファンタシーだ。
だらだらテレビを見ていたら、しんどくなったので意を決して外に出ることにした。だらだらしすぎてしんどいとは罰当たりな気もするが…。銀行で通帳記入をして、郵便局で振り込み。文房具屋に行って、最後は本屋へ。
昼下がりの町は親子連れでいっぱいだった。みんな元気やなぁと思わずにはいられない。会社にいると昼の気温が34度でもそんな時間に外に出ることはないので、あまり感じない。でも、親子連れたちは台風一過、炎天下の下元気はつらつである。本屋で文庫本を1冊買い、家に帰った。
ぼちぼち洗濯でもするかと思い、洗濯機を回すと、文庫本を読みながら寝てしまった。や、やばい。日が沈んだら市場に行こうと思っていたのに、外は思いっきり夜である。仕方ないので冷凍庫の骨付きチキンと、トマトの水煮缶、大豆でチリビーンズもどきを作った。
なんか、時間あっても何もしないもんやなぁと思いつつ、貴重な夏休みは過ぎ去っていった。
最後の最後で夏休みを取ることができたので、和歌山県は太地町にクジラ料理を食べに行くことにした。珍しくキャンプじゃなくて宿泊まりである。
台風が近づく中、家を6時半に出て駅まで歩く、7時15分に最寄りの駅から電車に乗り、天王寺、和歌山、御坊、紀伊田辺と乗り換えをして本州最南端の駅である串本駅に到着したのは12時25分だった。
このJR紀勢線は無人駅が多い。しかも半分以上が特急列車で、そういった無人駅には2時間に1本程度しか電車が来ない。その普通列車も2両編成のワンマン列車である。2両目は駅に着いてもドアが開かず、1両目の一番前のドアからのみ乗降できるようになっている。面白いのは車掌さんが、駅に着くとこっちを向いて、料金箱の番をしていることだ。なんか市バスみたいやなぁと思った。どの駅から乗ったらいくらという電光掲示板があったのもバスっぽい。
串本駅でだんなさんと待ち合わせをしたわけだが、まだ来ていなかった。ので、近くのスーパーを物色する。魚売り場に知らない魚が売っている。寿司売り場には「めはり寿司」や「さんま寿司」が売っている。南紀に来たなぁという気持ちになる。
ほどなくしてだんなさんがやってきたので、ここからは車で太地町に向かう。途中、那智勝浦の漁港の近所で食事をした。「まぐろうどん」なるやけくそ名物的メニューがあやしい光を放っていたが、無難に「ざるそば寿司セット」にした。ざるそばにマグロ、えび、いか、そして中トロが1かんづつ付いて、1050円。しかもおいしいのでよかった。
3時過ぎたので宿に向かう。今日の宿は国民宿舎「白鯨」。宿に着くなり、大浴場へ。ここは温泉なのがうれしい。海に向かって開けているのでときおりざばーん!と窓に波が当たる。窓の上の方に赤い海草がへばりついている。
温泉から出ると、早速ごはんだ。普通の夕食に、くじら竜田揚げ、くじらベーコン、くじらの味噌和えを追加注文。ビールで乾杯して、地酒「太平洋」を熱燗に切り替える。おかずがめちゃくちゃ多いので最後はめちゃくちゃ満腹になってしまった。食後にもう一風呂浴びたら、すぐに寝てしまった。
本当ならカヤックを出して釣りでもしようかと思っていて、台風でお流れになったわけだが、これはこれでまぁいいやと思える一日だった。
2004年08月27日(金) |
買っちまったよ!iBook |
ついにiBookを買ってしまった。
昨日、会社帰りにソフマップの実店舗はどんな感じかな?と見に行ったのが運の尽き。在庫はあるわ、メモリは本体と同時購入だと取り付け無料だったわ、店員さんは真面目だったわでその場で買ってしまった。もちろん財布に14万円など入っているわけではないのでデビットカードでびゅっと購入したのだ。
ソフマップの店員さんはとても誠実で、これなら買ってもいいかなと思わせるものがあった。アップルケア(アップル社がやってる製品保証)とソフマップワランティ(ソフマップ独自の補償)との違いの説明もわかりやすかったし、プリインストールしてあるソフトもちゃんと説明してもらえたのでほっとした。今使っているeMacから設定を引き継ぎたいのだけれど、と相談したら、firewire(IEEE1394)ケーブルで接続して、まんま引き継ぐことができて、詳細を記載したパンフレットが同梱してあるので、それを見たらできますとのことを教えてくれた。
「ウィンドウズからマックへ」の乗り換えはさかんにアップルのサイトでも勧められているが、「マックからマックへ」の移行は意外とあまり書かれておらず、ネットでさっと検索した限りではわからなかった。
5分ほどの間にメモリを増設してもらい帰路へつく。会社を出て、1時間半後にはiBookを抱えて家に帰り着く。この時点で疲れる仕事のことは忘れ去って、iBookのことで気持ちが一杯だった。
即firewireケーブルでつないでデータを移し、早速DVDを見てみた。今流行のぴかぴか液晶ではない昔ながらの普通の液晶画面なので、寝転がって見るにはほどほどでいい感じだった。
データも完璧に移っており、当たり前のことだけど感動した。てんこ盛りのゴミバコまでしっかり引き継がれていたよ。
というわけで今とても幸せだ。
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