日々是迷々之記
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今日もいい天気だった。起きるなり、シーツ、タオルケット、枕カバーを洗濯機に入れ、昨日購入したTideで洗う。干すときにほんのりいい匂いがした。洗濯物を干し終えて、5日前に仕込んだ塩豚を圧力鍋で茹でても、まだお昼前だ。自転車で街へ出た。
まずはお気に入りの和食器&雑貨の店「我楽屋おかめ」に行く。このちいさなお店は、全体が私好みのもので埋め尽くされている。無骨なかんじの和食器に和布を使った小物、手拭い、石けんなどが並んでいる。焼酎お湯割り用に、内側に線が入っている、大きな湯飲みのようなものが気に入ったが、今日はカバンが小さいので、手拭いを一枚だけ買う。本当は目移りしてなかなか選べなかったのだが、欲しいものはひとつづつ買う方が好きなのだ。
この手拭いは半分に切って、布端をまつり縫いしてハンカチとして使う。吸水性が良く、すぐ乾くので、お気に入りだ。一枚の手拭いから2枚のハンカチのようなものができるのでちょっとお得な気がする。
その後、無印良品へ。ここはビル全体が無印良品という好きな人にとっては夢のようなビルだ。ここではテーブルクロスを物色。うちのテーブルに合うサイズは4500円くらいしたので、買わずにおく。ただの布きれが2メートル足らずで4500円って高いような気がする。
まぁ、自分で作るか…。と思い、近所の「とらや」という布地屋へゆく。ここで藍染めのブルーと紺の細かい模様の入った布と、エンジのピアノカバーのような雰囲気の布を買う。藍染めの方はなんと120cm幅で1メートルあたり100円。エンジのほうは280円。
布を切ってもらっている間、その辺の棚を見ていたら、さらしの布が売っていた。値段を見てみると、10M保証で680円である。10M保証というのは最低10メートルはありますよ、という意味らしい。幅は35センチくらい。これも一緒に買った。
夕焼けの中家に帰り早速手拭いとさらしを切る。切り口を三つ折りにして、アイロンで折り目を付ける。そしてかがる。テレビを見たりしながら4枚分のハンカチ風のものができた。さらしの方はふきんとして使うつもりだ。
そんなに手芸が好きってこともないのだが、たまにこうやって針仕事をしたくなる。学生の時は授業でやるのがかったるかったが、一人で自主的にやるのは楽しい。
結局一人で遊ぶのが好きなんだと思う。ホームページを作ったり、料理を作ったり、手芸をやったり、自転車でうろうろしたり。バイクツーリングも結局走っている時は一人だ。
もうすぐ冬が来る。こんどは編み物の季節なのだ。
昨日とはうってかわって晴天の今日、私は美容院に行って10年ぶりくらいにパーマを当てた。結果は良好。以前当てたのは20歳過ぎの頃で、当時は髪の毛を梳くとかシャギーを入れるというのがそんなに一般的でなかったので、私はヘビ女のごときぐりぐりアタマになった。
それから10数年。技術は進歩してる。ショートに切ってパーマなので、北島三郎みたいになったらどうしようと心配したが、全然そんなことはなく(当たり前?)普通になった。気をよくした私は久しぶりにドン・キホーテへ行くことにした。通称ドンキ。
関東地方ではかなり流行っているらしく、芸能人のヒトも行ったりするらしいが、わたしが一度だけ行った印象では、「なんか疲れる店。」である。が、今日は敢えて行くのだ。というのは、友人がネットの日記で「ダウニー最高!」と書いていたのを見て、それを買ったドンキに行きたくなったのだ。ダウニーとはアメリカのスーパーで売っている柔軟剤なのだが、アメリカっぽく、大胆で分かりやすい日なたのいい匂いがする。
柔軟剤に1000円。というのは高いが、干したあとに取り込んで顔を埋めるとほんわりいい香り。そういえば、カナダに住んでいたときは乾燥機に入れる香り付きシート(バウンスという)をつかってたよなぁ、と思い出し、懐かしくなったので敢えて疲れるドンキに向かうのだ。
今日行ったのは前とは違う店舗。郊外店らしく、ちゃんと駐輪場があってよかった。中に入るなり、ローラーシューズ子供の洗礼を受ける。ううう…。鍋に毛布にシャンプーに、相変わらず無秩序だ。やっとのことで輸入物の洗剤コーナーを発見。残念ながらダウニーは詰め替え用しかなかった。例の乾燥機に入れるシートを発見。が、うちには乾燥機がないので買わずにおく。その代わりに粉石けんのTideが特売だったので購入。これもいかにもアメリカンな匂いがする。明日はこれでシーツとタオルケット、枕カバーを洗おう。
Tideと、カップのスープパスタ「ピリ辛あんかけパスタ」2個100円、それにベルギーのお菓子、「ロータスオリジナルカラメルビスケット」を購入。成城石井より100円くらい安くてちょっと得した気分だ。
ま、いいよね、たまにはドンキも。そんなことを思った。いやはや現金なもんである。
会社帰りにいつもと違う道を自転車で走っていたら、スキー&アウトドアの店があった。よく見ると、テレマークのブーツを売っているではないか。珍しい!と思い店に入ってみた。すると、そこはテレマークの店、ではなく、パウダースノー遊び全般を扱う店だった。スノーシュー、モーグルスキーなどを扱っていた。
私のテレマークブーツは革ブーツなので、今年はプラスチックのを買おうかなーと思っていたのでじろじろと見たら、あるにはあるんだが、滑りに徹したモデルしか置いていなかった。うーん、残念と思いつつ、別のメーカーorトレッキング寄りのブーツはないのか聞いてみた。サイズは?と聞かれたので、うううと思いつつ正直に25センチですと答えた。
すると店員さんは、え?という顔をして、まぁ、測ってみましょうと言って、体重計にものさしが付いたような板を持ってきてくれた。靴を脱いで乗ってくださいと言われて私は乗っかってみた。すると衝撃の事実が!
なんと、足のサイズは靴下をはいた状態で23.3センチしかなかったんである。が、幅は25センチの人の標準の幅。そうか、長さはそんなに小さかったのか…、と私は呆然とした。店員さんは申し訳なさそうに、「スカルパ(その店で唯一扱っているテレマークブーツのメーカー)は特に幅細ですからねー。」と言ってくれた。そのとおり。うちのダンナさんがそのスカルパのブーツを履いているのだが、27.5センチのブーツのくせに、私が足を突っ込もうとすると、入り口がもの凄くきつく、やっとこさ中に足を押し込むと足の甲が圧迫されてスキーどころではない。で、つま先はじゃんけんができるくらい豪快に余っている。
思えば、今までものすごくでかい靴を履いてきたのだ。小学校の時はサッカー部だったのだが、スパイクは小五で24センチ。カナダのレンタルスキーで借りたブーツは27センチ。(それでも足が痛くて泣いた。)、バイクのモトクロスブーツは一応日本人の木型を使っているので24.5センチを履いている。(だんなさんも同じモデルを履いているが、中敷きを入れてバックルを一番締め込んだ状態で履いている。イヤミなやつだ。)
「スキーのブーツはフィット感が大切やからな。」とだんなさんは口癖のように言う。だからといって、足を突っ込むこともできないブーツがいいわけない。
なんかめんどくさいなー、スキーシーズンが始まる前からこんな調子では先が思いやられる。今年こそは華麗にテレマークターンを決めるつもりでいるのに。2シーズンがんばって靴伸ばしスプレーで伸ばした、旧時代的革ブーツで行くしかないのだろうか?
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