日々是迷々之記
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2004年10月19日(火) その後のモンベル

前回の日記を書いてから、私の欲しいブーツをモンベルのwebショップで見てみた。すると「完売」らしい。入荷する前から完売ってどーよ?と感じたので、今回の顛末をモンベルにメールしてみた。

数時間後に返事が来たが、具体的に何をどうするって事はなく、スタッフ間で情報の共有ができていないことを詫びる内容だった。で、こちらから提案したこと、スキー用品などの季節商品はメルマガやwebサイトで入荷状況を知らせるというのは、貴重な意見として前向きに検討してくれるらしい。

メールの返事は早いし、内容もとりあえずは誠実だ。でも、これくらいの対応はどこのネット通販サイトでもやっていることだと感じた。メルマガで新入荷の商品のお知らせをもらうと、趣味のものを扱うサイトならすぐにページを見に行っているし。

まぁモンベルはネット通販の店ではないのだが、実際の店員さんにあんまり知識がないし、店舗は結構街の真ん中にしかないので、ネット通販サイトを充実させるのは意義があることだと思う。

創業当時のシュラフ(いわゆる寝袋)しか作っていなかったころと比べると、商品数は膨大で、登山、カヤック、スキー、バイク、自転車の用品にウェア、ついでに登山靴やテントまでモンベルブランドで展開している。大阪の中小企業がとりあつかえる限界を超えているような気がするが。多分全商品を把握しているバイト店員はいないだろう。そんな気がする。

一気に日本の代表的なアウトドアメーカーになったはいいけれど、これからどうなっていくのか。静かにその行く末を見据えたいと思う。がんばってください。


2004年10月17日(日) おい、こら、モンベルよ。

前回は伏せ字にしたけれど、今回はちゃんと書くことにした。

土曜日はテレマークのブーツを見に、モンベルのとある支店に行った。先週の火曜日に問い合わせたら、週末には全モデルが揃うと言われたのだ。ちょうどだんなさんも帰ってきていたので、どのグレードにするのか見立ててもらうのにちょうどいいなぁと一緒に向かった。

店に入るなり、テレマークのブーツを見せてください、と言うとまだ入荷していないと言う。ヨーロッパで作って、船便で来て、石川県の倉庫に入って、それから出荷されるので11月中旬以降になると言う。先週の火曜日に問い合わせたら週末に入ると言われたから見に来たのに、と言うと、ああ、そうですか、すいません。と言うではないか。

何がすいませんなんだか。うちは近いからいいけれど、モンベルの直営店は街のまんなかにしかないので、他府県からはるばるやってきている人も多いと思う。それでもすいませんで済ますつもりなんだろうか。

多分、火曜日に問い合わせたときに対応した人間が適当なことを言ったのだろうが、入荷日が未定なら未定でそう言えばいいじゃないか。適当な日付を言って店に来させないで欲しい。

最近、モンベルにはがっかりさせられてしまうことが多い。バイトだと思うが「テレマークのブーツ」の意味が分からない店員がいたり、似たようなインナーシャツの違いを聞いたら知らなかったり、たびたび唖然とさせられてきた。こないだ改装し、改装セールのお知らせを送ってきた某アウトレットも置いている支店はアウトレットを店の片隅の照明も当たらないところに山積みにしてあり、ろくに商品も探せなかった。(これに関しては、メールで問い合わせたところ、その部分だけはまだ改装中だったらしい。でもみんなそこから明るいところに商品を引っ張り出して見てたけどなぁ。)

これ以上、モンベルの適当な物言いにつきあう気もないので、モンベルで扱っているメーカー(クリスピー)のブーツはあきらめて、別のメーカーにすることにした。日本橋のICI石井スポーツに向かう。ここでは三大テレマークブーツブランドの残り二つであるガルモントとスカルパを扱っていた。

残念ながらスカルパはかなり幅が細めなので私の足には合わなかった。が、ガルモントの方は大丈夫だったので、別のグレードのものを予約した。入荷は11月上旬であるようだ。

そんなこんなでモンベルの店には振り回されたけれども、とりあえずブーツは手に入りそうだ。しかし、モンベルって昔はそんな店じゃなかったと思うんだが。商品の増えすぎで売る方が全然把握しきれてない、というのが本音のような気がする。擁護する気はないけれど。


2004年10月15日(金) 安いことはよいことだ。が、しかし。

ぼんやりとブログサイトを巡回していたら、気になることがあった。それはとある専業主婦の人のブログなんだが、とりあげるネタも面白いし、読ませる文章を書くので、わたしはほとんど毎日見ている。

その人の近所のコンビニがつぶれたことに関連して、「近所の商店(米穀店、酒屋、本屋など)ってみんなあんまり行かないよね?だいたい週末に大型店舗でまとめ買いするし。それに、野菜なんかに関しては、安心なものを作っているからと言って、スーパーならひとつ98円のものを、298円でなんか買えません。」みたいなことが書かれていた。

私はそれを読んでちょっとくらい気持ちになった。お財布から出て行くお金を少なくすることだけが節約であると唱えられていると思ったからだ。

確かに近所の商店の価格というのはスーパーのちらし価格より高いことが多い。夜遅くまで開いてないし、日曜日に休みだったりもする。が、それでも私はスーパーで米は買わない。安さで言えば、もっと安いところはいっぱいあるし、出所がはっきりしているものを食べたいという感覚があるからだ。近所の米屋ではいろいろと努力をしていることが感じられる。一番安いお米は産地を変えて、ブレンド具合を変えて、その旨を表記しつつ、いつも同じ値段だ。それよりちょっと高いものはいつも値段が違う。水加減のアドバイスをしてくれることもある。

そして酒屋さん。これは缶入り以外は酒屋で購入したほうがいいと思う。まともな酒屋なら、温度差の生じやすいところにワインや日本酒を置いたりはしないからだ。ちょっと高いものなら紙に包んで静かに置かれていて、売り手の美味しいものを味わってほしい。という意志が感じられる。

最後に本屋。大きな書店は確かに楽しいが、書店員がよくない場合が多い。質問してもあんまり即答してくれないし。週刊誌一冊買うのにレジに並ぶのもめんどくさい。一方、町の本屋は楽しい。こんな本もあるで!とか言って、買った本と関連するものを見せてくれたりするし、袋も断りやすい。(まぁ、大型書店で袋なしを許可したら万引きと見分けがつかないというのもあるんだろうが。)

そんな感じで町の商店というのはそれなりに良さがあると思う。確かに半分白くかちかちになったガムを売ってるおばあさんの雑貨屋とかもあるが、大半の店は食べるのに必死で店を運営しているはずだ。

うちはまぁ下町なのでこんなことを思うのかもしれないが、「商店なんかみんなあんまり行かないっしょ。」と断定されてしまうのは少しかなしい。もし、将来商店や、商店街がなくなって、北米みたいにショッピングモールでしか買い物ができなくなったら、それはそれでつまらないのですよ。どこにいっても同じようなものしか売ってないし、チラシ価格は談合価格だし。

と言うわけで、安いことはいいことだけど、ホンの100円とか安いだけでスーパーに行かずに、その100円の価格差はどのへんで生まれ、どういったメリットデメリットがあるのかちょっと考えてみるのもいいと思う。ってそんなことをのんきに考えられるのは、私が子供のいない主婦だからかもしれない。家族がいたら食事とかって大変らしいからなぁ。


nao-zo |MAIL

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