昨年から、習い事をやっている。 始めて間も無く、先生が主人の元上司の奥様であったという事が発覚。 世の中って狭い……特に田舎は。 余裕を持って出掛けようとしても、何故かいつも遅刻ギリギリになってしまう私は、主人からも、 「夫婦揃って遅刻魔だって言われてるんじゃないのか」 と言われる始末。 て事は、貴方もしょっちゅう遅刻していたって事ですよね?
今日も習い事で出掛けたのだが、先生から思わぬお誘いが。 「春さん、一緒にフランスに行かない?」 「え?」 フランスって、欧羅巴にある、首都は花の都巴里の仏蘭西? 先生のお話によると、毎年秋に文化交流で欧羅巴へお出かけになるそうで、毎年教室の誰かをお供に連れておいでだという事だった。 しかし何故、新入りの私に白羽の矢を。 「いやあ、でも私は下っ端ですから……」 国内なら兎も角そんな時差の激しい遠くまで出かけるなんて、と私が尻込みすると、1人目のお供に決定している人が、 「大丈夫よ〜。一寸したお手伝いをするだけだから、一緒に行きましょうよ」 と言ってくれたので、参考までにと渡航費用を訊いてみた。 「そうねえ、1週間ぐらいで35万だったかしら。確かそれぐらいよ」 さ、35万円……旅行代金だけでそれなのだから、お土産だの何だので総額50万円近くかかりそうだぞ。 そうか、それで先輩達が行きたがらないのか。 取り敢えず、主人と相談してみます、と返事を保留した。
帰宅した主人にその話をすると、案の定、 「いいじゃん、折角誘って貰ったんだから行っておいでよ」 とあっさり承諾してくれた。 「私が居なくても貴方がちゃんと身の回りの事を出来るのはよく知っているけれど、1週間も留守にするのよ。寂しくない?」 「ちゃんと帰って来るんでしょ。偶には出掛けておいでよ」 そりゃ飛行機が落っこちなけりゃ、帰って来るけれどさ……ぶーぶー。 基本的に、旅行って面倒なんだよね。 2泊3日でも帰宅後の洗濯を考えると億劫になるのに、1週間しかも海外となれば、宿のバスルームで下着を洗濯しなければならない。 フランスにもコインランドリーぐらいあるかも知れないが、外国の物なんて信用出来ぬ。(第一、説明書きだって読めないし) 洗剤とハンガーと洗濯ばさみを持って行かねばならないのかと思うと、もうそれだけで億劫。 それに外国に行くと、3日で和食が恋しくなるのだ。 昔アメリカ旅行に行った時も、和食シックにかかって非常に苦しかった。 ベニハナとかいう和食レストランに連れて行って貰ったが、あんなの和食じゃねー! パフォーマンス付きで調理しているのは東南アジア系だし、味付けは全てアメリカナイズされているし、この売国奴が!とロッキー青木をこっちがロッキーになって殴りたくなるほど酷い物だった。 日本のおフランス料理さえ碌に食べた事が無い私が、本場のおフランス料理について行けるのだろうか。 取り敢えず、お許しが出たので行きますと先生に電話をしたものの、不安が尽きない私を尻目に、ダーリンはパンフレットを見ながら、 「ボルドーにも行くのか! フランスはワインとチーズの本場だからなあ。いいなーシオン、代わりに僕が行きたいぐらいだよ」 などと暢気に羨ましがっていた……。
花の都巴里には憧れるが、私、英語だって自信が無いのに、フランス語に至っては全く解らないのだ。 どうするアイフル。 取り敢えず、第2外国語でフランス語を学んだという妹に頼んで、CD付きテキストを送って貰う事にする。
☆6月25日分加筆、6月26日分を新たに追加しました。
俳優の渡辺裕之が、破綻した資産運用会社の広告塔ではなかったとの弁明記者会見を開いた。 この「ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン」という会社に、渡辺は1億2000万を投資したという。 配当は無かったのかという記者の質問に対し、「ありました」。 金額を聞かれると、470万ほどだったと答えた。 3箇月で40〜60%の高配当を謳っている会社に、470万程度の配当で1.2億も注ぎ込むって……。 1億が5〜6億になればいいと思ったって……。 悪いけど、アンタ馬鹿でしょ? しかも奥さん(女優・原日出子)には内緒だったって、有り得ないだろ! 幾ら自分で稼いだ金で、妻にも稼ぎがあったとしても、それは夫婦の共有財産でしょうよ。 奥さんは何と言ってましたか?との質問に対し、 「やっぱり騙されたのね、と言っていました。怒られる事も覚悟していましたが、しょうがないわねえという感じで。夫婦の危機という事は無く、却って絆が深まったかなあと」 などと答える渡辺が、益々馬鹿に見えた。 そりゃ奥さんも、怒りを通り越して呆れるしかないでしょうよ。
1箇月ほど前にも、「リッチランド」とかいう健康食品販売会社が、出資法違反で調べられていたが、豊田商事事件以降、こういう話は後を絶たない。 (尤も豊田商事で騙された老人達は、配当が目的と言うより、セールスマンに話を聞いて貰えるのが嬉しくて買っちゃったらしいが) マルチに嵌まる人と、こういう甘い話に乗る人は、殆ど同じだと思う。 よく考えてみれば解る筈なのだが、そんなに美味い話なら、誰にも教えないって、普通。 それに、マルチのように勧誘した人間の数に比例して儲けが入るものは、もし全世界の人間が勧誘されてしまったら、その先に発展は無いのだ。 絶対おかしいだろ、それって。
先日うちにも投資会社からの電話があった。 何故うちが標的になったのかは知らないが、電話の相手は若い男だった。 「昨日お電話しました○○という会社です。アンケートのご協力有難うございました」 ああそういや入ってたなあ、電子声のアンケートが。 「いえ、うちは別に協力してませんけれど。留守にしていたので勝手に録音されていましたが」 「そ、そうですか」 しかしそこで怯む相手ではない。 「投資や配当に興味はありませんか」 「ありません(きっぱり)」 「でも、誰でもお金儲けには興味がある筈でしょう」 「ありません(更にきっぱり)。今ある分だけで充分です。人間、欲をかいたら碌な事になりませんから」 「でも、お金はあった方が嬉しいですよね?」 流石百戦錬磨のセールスマンだ。このままでは勝てん。 「そりゃあ無いよりはあった方がいいですが、あり過ぎても不幸なものですよ。(勿論あり過ぎた事なんて経験した事がないが、それを言っちゃあおしめえよ)」 「でもですね、」 「メシの支度があるんで失礼しますわ。金儲けにゃ興味無いし、忙しいんで。じゃっ」 そうして私はさっさと受話器を置いた。 そんなに儲かるならてめえがやれよ!
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