先週からBSで始まった、「あまちゃん」の再放送(最初の方は何話か見逃していたのだ)の録画を消化した。 本でもドラマでも、1度見れば大抵の物は見返さない私だが、「あまちゃん」はやっぱり面白い。 何度見返しても視聴に耐え得る事が、良い作品の証左なのだろう。 これから半年、またあのテーマ曲でワクワク出来るのだ。
金曜日から放送の始まった、Dライフの「アタックNo.1」と「エースをねらえ!」も観てみた。 「アタックNo.1」はちゃんと観た事が無いのだ。 一応主題歌は知っているが、正確に歌えるほど覚えていなかった。 そして意外と、子供には難しい。えっそこ頭から入るんじゃなくて一寸前から引っ張るの?みたいな箇所とかあって。 昔のアニメなので色々と酷いが、取り敢えず観続けようと思う。 「エースをねらえ!」は、学生時代に友人から借りた漫画で全部読んだので、初回で切る事にしたのだが、なんと。 主人が主題歌に合わせて、そらで歌っていた……。 「何で? 私ですら歌詞を見ないと歌えないのに、何故貴方が知ってるの?観てたの?」 と驚くと、 「何でだろう……観てないのに、でも知ってる」 と、本人も驚いていた。 更に、エンディングまでも歌える事が判明! 私なんて全然知らないのに! もしかすると子供の頃、主人の妹が夢中になって観ていたのを、同じ部屋にいた主人が耳にしていたのかも知れない。 今度義妹に会ったら訊いてみよう〜♪
五月人形と鯉幟に関しては、買ってもいいか?という打診は、事前にあったのだ。 しかしその時に妹は「やんわり」断ったらしい。 私の妹なのに、何故か外面だけは良いのだ。 その時も相談されたので、 「要らないんならハッキリそう伝えればいいじゃん。お前が何で困っているのかがさっぱりわからんね」 と言ってやったら、 「そりゃお姉ちゃんの性格ならハッキリ言えるんだろうけれど、嫁の立場としてはホラ……」 と言い澱む妹。 いや、私も一応嫁の立場にあるんですけど。自覚と責任が無いだけで。 ったく面倒くせえ。 「嫁だから何なのさ。黙って言いなりにならなきゃならないって事? だったらそうすればいいんじゃね?」 「えー、でも……ゴニョゴニョ」 「『淵に臨みて魚を羨むは、退いて網を結ぶに如かず』! 角が立たずに済むような、魔法の言葉なんざねえんだよ。理詰めで行きな。何故要らないのか、欲しくないのか、寧ろ迷惑なのか、片っ端から思い付く限りの理由を並べて、プレゼンとやらをして納得して貰うしかないだろ。それでも買いたいって向こうが言って来たら、買うのは自由だが持って来られても迷惑、どうせ孫のために金を遣うんなら現金で渡してくれた方がよっぽど有難い、そんなもん買うのはジジババのオナニーに過ぎない、こっちに押し付けんな!という事をハッキリ告げたまえ」 そう言ってやったんだけどなあ。 私の妹なのに、馬鹿だから出来なかったらしい。 そして現在困っているというね。 本当に馬鹿。馬鹿のスパイラルである。
リサイクル店や不用品バザーを見ると、五月人形が結構並んでいる。 ジジババが可愛い孫に買ったであろう人形が、ご家庭でどれだけ邪魔者扱いされているかがわかろうというものだ。 伝統的な人形というのは、職人さんが手間隙かけて作る工芸品である。 ハンクラーの端くれとして、職人というものを尊敬する者として、職人さんが心を籠めて作っただろう作品が邪険に扱われるのは、とても悲しい事なのだ。
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