2週続けて、妹宅にベビーシッターに行って来た。 先週はちゃんと赤ん坊が保育所に行ってくれたお蔭で、昼間はそれなりに自由時間があり、私の仕事はほぼ家事代行だけで済んだのだが、今週はそうも行かず。 まず、火曜日に妹宅を訪ねると、妹が家にいた。午前中に赤ん坊が保育所で吐いたために呼び出され、仕事を休んで一緒に自宅で過ごしていたという。 なのに、病院には連れて行かなかったという。 正直、馬鹿なの?と思った。思ったので素直に口に出した。 「馬鹿なの?」 「だって、吐いた割りに元気だし、『これぐらいの事で連れて来るな』って思われそうだし、面倒だし」 多分「面倒」が一番大きいのだろう、妹的には。 親がそれじゃ駄目だと思うんだが。
翌日、水曜日。 洟垂れの赤ん坊は取り敢えず元気なので妹が保育所に連れて行き、私は洗濯と朝食の後片付けと掃除を済ませ、買い物に行くべく身支度を整えていると、妹から緊急出動要請キター!! 赤ん坊が再び吐いたらしい……想定の範囲内ではあったが、脱力である。 仕方が無いので、お迎えに行く。 帰りに病院に寄るつもりで車で行ったのだが、保育所経由で妹から渡された診察券を見ると、「水曜日曜休診」となっていた。 再び、「馬鹿なの?」と言いたい衝動に駆られた。 本当に馬鹿としか言いようが無い。死ななきゃ治らないレベル。 お前、本当に子供が可愛いのかよ?と訊きたくなる。 実際可愛いんだろうし、本人は可愛がっているつもりなんだろうが、子供はいい迷惑だろうよ。 そして思った、嗚呼私はこの子が可愛いんじゃなくて、可哀相なんだ。 不憫だから他所の子だけど仕方なく面倒見てやってるんだと。 保育所の帰りには、病院ではなくてスーパーに寄って、買い出しを済ませた。
木曜日。 今日こそ小児科へ!と意気込んだが、赤ん坊の事情優先なので、様子を見ながら家事を済ませる。 ミルクとおしめの交換が終わった、機嫌の良い頃合いを見計らって、車に乗せて連れ出した。 幸い、行きつけの小児科は空いていた。混んでいたらおしめとミルクどうしよう……と一応用意はして来たが、この分なら大丈夫そうである。 看護婦さんが凄かった。服を脱がされて聴診器を当てられて驚いたのか、ふえぇ……と泣きかけた赤ん坊を、「大丈夫よ〜もう終わったからねえ」と上手に声をかけながら、手早く着せるのには目を瞠った。 いつも「バカタレ! 動くんじゃあない!」と悪戦苦闘している私とは大違いである。 そして診察を済ませた医師に、もっと早く連れて来るようにと何故か私が注意される理不尽。私も母親にそう言ったんですがねえ……。 一寸した事で連れて行けば「こんなんで来るな」という顔をされ、行ったら行ったで「もっと早く来い」と言われるのだから、親はどうせなら一寸した事でもいちいち医者に行った方が良い。 万一何かあったら大変なのは子供だし、しかもその子供には決定権すら無いのだから、親は子供の健康には自分の事以上に気を遣うべきであろう。 それが親の責任と言うものではないかと思うのだ。
そして金曜日。 これからがほんとうの地獄だった……。(つづく)
来週は一寸忙しくなる。 行くなら今日しかないかなと思い、ネットで探して市内の美容院に電話してみた。 最近はどこも予約制なのかと思ったら、予約制じゃないんだって。いきなり行っていいんだって。 行き当たりばったりの人生を送っている私のような者には、こっちの方が有難い。
小まめに通うとお金がかかるし何より面倒なので、暫く切らなくてもいいように、更に短くしてもらった。 そしてまた褒められた。「頭の形がいいですね」って。 頭蓋骨の形が綺麗な人は頭がいいと言うけれど、ええまあどちらかと言えばいい方かな〜ふふふ。 と、誰も言ってくれないので自分で言ってみる。 但しこの頭、余り世の中の役には立っていない。
主人に見せると、 「カリメロみたいだな」 と言われた。 カリメロ知らないけれど、褒められていない事だけはわかった。
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