天上天下唯我独尊

2016年04月20日(水) マツコの妻の夫

主人が、嫌な夢を見たという。

見ず知らずの女性が、今日から私が貴方の妻ですと自己紹介した。
いや、もう結婚してるんで。っていうかシオンは?シオンはどこ?と訊いたら、
シオンさんはもういません。私が今日から貴方の妻になりますので、どうぞ宜しく。と言われてしまった。
その女性の隣には、マツコ・デラックスが座っていたので、こちらは……?と女性に尋ねると、こんな答えが返って来た。
「それは私の夫です。一緒に暮らしますが、私は貴方の妻なので、どうぞお気になさらず」
えっマツコも一緒に暮らすの?
そのやり取りの間、マツコは椅子に座ったままじっと動かず、一言も言葉を発しなかったという。

美人だったのか不細工だったのか、主人の新しい妻に興味津々で訊いてみたけれど、マツコの印象が強過ぎて、女性の顔も服装も何にも覚えていないという。
夢から覚めて、私がいるのを確認して、ああ夢で良かったと安堵したそうである。
という事は、現実に多少の不満はあっても、私が妻で良かったという事だと解釈して良いのだろうか。
多分そうだな。うん。



2016年04月19日(火) 代わりの車がやって来た

先日、駐車中の車をぶつけられた。
ぶつけたのは主人の義弟で、向こうからちゃんと申告して来たし、ぶつけたと言っても擦り傷程度だし、相手は裕福ではないし、修理せずにこのままでいいんじゃない?と主人は言ったが、私は反対した。
仮令錆びない部分だとしても20cmほど塗装が剥げているのはみっともないし、割れ窓理論から言っても直しておきたいのだ。
主人は義弟の事は好きではないが、可愛い妹が経済的に苦労しているのを知っているので、修理するにしてもうちで持とうと言うが、私はそれにも反対した。
ぶつけたのが余所の車じゃなくて良かったと思うし、正直に申告したのは評価する。
しかし、相手が貧乏なのはこちらの責任ではない。義弟だっていい大人なのだから、自分のした事には責任を持って貰わないと。
車を擦ったのは、主人の甥の大学入学祝いで集まった時だったので、お祝い事に水を差したくないという主人の気持ちもわかる。
しかし食事会を提案したのは私だったので、料亭の料金はこちら持ち。おまけに向こうも物入りだろうからと、お祝い金も渡したのだ。
それなのに、更に修理代まで? 私がぶつけたんなら兎も角、ぶつけられたのに?ハァ?
心が狭いと言われようが構わない。
筋が通らない、と私は思ったのだ。

保険で修理費用を出すと向こうは言って来たが、そうすると保険料が高くなるからいいよ、と主人は断ってしまった。
私も保険を使うのが一番な気がしたのだが、事故った事が無い(というより保険を使った事が無い)ので、そこは主人に従った。
正規の車屋さんに見積もって貰ったら、8万近くかかるという。思わず「たっか!」と言ってしまった。
「補修しても、痕が凸凹しますから、目立つんですよ。だからその部分を総取り替えすると、どうしてもそれぐらいはかかってしまいます」
と言う車屋さんに、
「パッと見目立たなけりゃいいのよ。なんか、ピャピャって塗って傷が無くなる奴とかあるじゃない? ああいうの無いの?」
と訊いてみたのだが、それでも5万はかかるという。そんなに高いのかよ、車用の修正ペンって!
修理の場合を想定して、欲しかった色じゃなくて一番安い色の車を買ったというのに。何なのよ、もう!
憤慨しながら主人に報告すると、やっぱり正規の車屋さんは高いねえという事で、知り合いの伝手を辿って、修理して貰える事になった。
漸く代車の手配が出来たという事で、本日車を持って行って貰った訳だが、その代車と言うのが、軽自動車なのは仕方無いとしても、

くっさ!!

ドアを開けた途端に煙草臭くて、そっ閉じ……これには乗れませんわ。
という訳で、買い物には歩いて行く事になりましたとさ。
徒歩圏内にスーパーがあって助かった。


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