天上天下唯我独尊

2016年10月17日(月) マナーモードの意味

久し振りに、クラシックの演奏会に行って来た。
ちゃんとしたプロの音楽を聴くのは何年振りだろう。
恐らく今世界中で一番この楽器が上手なのはこの人だよねという、私ですら名前を知っているぐらい有名な演奏家をゲストに招いてのプログラムで、地方オケにそんなコネがあるなんて、正直驚きである。
そしてやはり、世界一の演奏は素晴らしかった。
絶対外さないもんね。ちっとも危な気無い。安心して聴ける。
そう、一流プロの演奏って、安心感があるのだ。
頑張れ!と手に汗握らなくて良いので、聴く側にストレスがかからない。
その演奏家は演奏だけでなく指揮もしていたが、自分が出来るからなのか、同じ楽器に対する要求が高過ぎて、オケのその楽器担当の人が死にそうになっていた。頑張れ!(と心の中で応援しながら手に汗握る)

演奏は素晴らしかったのだが、残念な出来事が。
なんと、演奏中に緊急地震速報が鳴りまくったのだ。
マナーモードだと鳴るのを知らないのか。
「携帯電話などの電気機器の電源はお切り下さい」という事前の告知があったにも拘らず、何故電源を落とさない。
しかも悪びれる事無く、演奏中なのに速報の詳細を見る馬鹿もいるし。
死ね、お前ら全員死ね。
それでも動揺を見せずに演奏を続けたオケには、本当に申し訳なく思った。
音楽なんかより人命が大事!という人もいるんだろうが、そんなに大きな地震だったら速報より先に揺れてるっての。
会場側も、電波妨害機器をさっさと導入して欲しい。
それにしても、どこに行っても他人に苛々させられるのは何でだろう。
マナーも守れない奴は死ねばいいのに。



2016年10月16日(日) 殆ど2歳

実家から戻って妹に甥っ子を手渡したらすぐに帰ろうと思っていたが、予定が変わって、妹の所に1泊する事になった。
甥っ子はおかあさんにベッタリだが、母親である妹の方は仕事を持ち帰っており、PCに向かったまま。
構って貰えない甥っ子が不憫だが、妹が大変なのも理解出来るので、乳母車で散歩に連れ出した。
天気の良い日で、同じく散歩中の他の親子と擦れ違ったが、甥っ子より小さなよちよち歩きの子供は自分の足で歩いていたので、一寸恥ずかしくなった。
お前も歩こうか……と言ってみたが、乗り物大好きな甥っ子は全然気にしない。
機嫌良く、ずーっとお歌を歌っていた。

♪いーち、にーい、さーん
 (歌詞不明)
 バ、バ、バーン!♪

飽きもせず、これをずーっと繰り返している。
何のお歌?と訊いてみたかったが、邪魔するのも悪いし、何より見ていて面白かったのでそっとしておいた。
途中で「バ、バ、バーン」が1つ増えて、「バ、バ、バ、バーン」に変わったので、次にどう変化するかも楽しみだったのだが、その前にアパートに帰り着いてしまった。
嫌だまだお散歩するの!と泣き叫んで抵抗する甥っ子を、もうお昼だからねーまたねーと抱きかかえて玄関に入れて妹に訊いてみたら、アンパンマンではないかと言うが、後日「ねないこだれだ」だった事が判明。
あの本には123もバババーンも出て来ない筈だが……と思ったが、歌っているうちに自分の知っている言葉に摩り替わってしまったのではないか、という話であった。
面白かったので動画を撮っておけば良かったと後悔したが、次に会う時には同じようには歌ってくれないんだろうなあ。

そう言えば、最近はお風呂で抱きかかえて仰向けにすると嫌がるんだけど、頭を洗う時はどうしているの?と妹に訊いたら、
「立たせたままで洗ってるよ。泡で洗ってから、ハイ目を瞑ってねーって言って上からシャワーで洗い流してる」
えっそんな乱暴な……泣かないの?
「泣くよ。一寸泣くけど、ハイよく出来ましたーってすぐに顔を拭いてやれば大丈夫だから。だってもう重いし、横に抱きかかえられるサイズじゃないんだもん。これが一番楽だよ」
永い事シャンプーハットから卒業出来なかった私からすると、驚きの扱いである。
そうか、そんなんでいいのか……強いな甥っ子。


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