『人生、一度きりよ』

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七倉 薫 /MAIL


2001年12月07日(金) 欲望

たのしいことをなにか考えようと思ったけど、
たのしいことがなにも考えつかなかった。

さいきんは腹の底からつきあげてくる欲求というものがない。

1年ほど前までは、
うおー、デパート丸ごと欲しーぜえ、とか、
世界各国、どこでも行ってみたいぜえ、とか、
美味しいレストランで値段を気にせずなんでも注文したいぜえ、
なんて、考えてた。

で、いまは以前より小金持ちだ(もちろんデパートは丸ごと買えないけど)。
だから欲しくない。

つまり、それらの欲求は金の代償としてのものだったのだ。
欲望のない人生は発展のない人生だ。

お金の大好きな人がお金を持つというのは、
じつは、あんまり幸せなことではないのだね、と感じた。
(それが小金だとしてもね)


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2001年12月06日(木) いちおう電話はつながるらしい

笠原真澄「もぎたて果林舎設立物語」など読みつつ。

この本は、ライターである著者が、仲間とともに自ら興した出版社の設立記録、なのだが。
いやあ、どう考えても潰れるでしょう。
ここまでピントがずれてると、見事だとしか言いようがない。

事業に失敗する要素を完璧に満たしている。

1.イキナリ設備投資(下北沢に一軒家の事務所を借りる。しかも家賃33万円。はは)
2.イキナリ社員を雇う(何人も!)
3.設立にあたりいちばん苦労した人の著作を、ねぎらいをこめて初回出版物に決める。
おまけ.「美人出版社」として売り出すために、洋服を買いまくる。

たぶん、破滅が好きな人たちなのだろう。
金持ちのお遊びならいいけど、本を読むかぎり、みんな貧乏そうだし。

この本を貸してくれた人が、この出版社に電話してみたところ(なんのために?)、
誰も出なかったという。

あ、でも留守電にはなってたって。


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