moonshine  エミ




2006年08月01日(火)  心躍る8月の初め

8時〜20時半、仕事。

私にとって8月は、一年でいちばん仕事の少ない月である。正月休みも短い会社だし職務的にゴールデンウィークも潰れちゃうので、正々堂々と(?)休める夏休みがあるのもうれしい。

・・・とはいえ、月初は前月の締めがいろいろあるし、今日は土壇場で四半期決算の数字が一部変わったので資料を片っ端から作り直したり、他の部署からの問い合わせにいろいろ答えたりして、何だかあわただしかった。

でも、いいの。8月だから、気分は軽い。

仕事が落ち着いて早く退社できるようになると、ついつい飲みに行きまくったり、家でもだらだらしたりしそうなので、気を引き締めてこの有意義な月を過ごしたいと思います。時は金なり、タイムイズマニー、少年老い易く学成り難し、春宵一刻値千金、だ。あれ? 最後のはちょっと違うか。

とりあえず、本をいろいろ読もうっと。文庫もいっぱい買いだめたし、仕事関連の書籍にもたくさん読みたいのはあるし、お料理とか生活ちっくな本も読みたいの。雑誌も読み漁りたいの。

そして早寝早起きを基本にしつつ、ちょこちょこ夜更かしを楽しみたいの。今年は世界陸上じゃないよね、確か。残念。

ああ溢るる欲望。1ヶ月じゃ、やっぱり足りそうにないわ。
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2006年07月30日(日)  あのころの無垢な哀しみを

日曜日の昼下がり、姪浜のなっちゃん家に、シズラー時代の仲良しっ子が5人集結。
6月に生まれたなっちゃんの赤ちゃんに会いに行ったのだ。

ほえほえしてて、かわいいったらなかった。生まれたての赤ちゃんって、そこにいるだけで何て周りじゅうを幸せにするものでしょうか。

なっちゃんのお母さんっぷりが板についていてびっくり。あの、確信にみちた抱きあげ方や、背中の叩き方、おしめの換えかた。確かになっちゃんは、さばけた性格で体力もすごくあって、バイトでも頼もしい人材だった。それにしても、最初の赤ちゃんで生まれて一ヶ月だったら、壊れものを扱うようにソロソロとしてても全然おかしくないのに、もう何年も付き合ってるかのように自信のある手つき、そして、限りなく優しいお母さんの顔。子供をもつってすばらしい!と掛け値なしに思っちゃった。

約半年ぶりの仲間たちと、時間の経過やそれぞれの環境の違いもなく、会うとあっという間に時間が戻る感じも、うれしかった。

「じゃ、そろそろ解散ね」となったときに、カナちゃんが「来年、結婚します」と爆弾発言。えっ、いつから彼氏いたの?!と騒然。おつきあいして4ヶ月の電撃結婚です。いちばん女の子らしくておしとやかなカナちゃん、でもそういえば確かに、この子は何かを決めるときは、そりゃぁきっぱりしてゆるぎなかった、昔から。みんな驚きつつも納得する様子もなつかしい。

それで彼女を問い詰めつつ解散したあとは、私はそのまま、姪浜の賢ちゃんちへなだれこんだ。昨日、会社の部活動で野外バーベキュー&キャンプ場に泊まってきた彼、足を何箇所も虻?に刺されて痛々しく腫れあがっている。

「見苦しいけど、このまま短パンでスーパー行ってもいい?」
「いいよ、全然」
ということで、夕飯の買い物に行く。

鶏のもも肉に塩・コショウしてジューッと焼いて、バーベキューから持ち帰ってきたいっぱいのオクラはグリルして焼肉のタレをつけて食べるのと、だし汁で煮たのと2種類、あと、ナスのおひたしと、もやしとニラのサラダ、枝豆、めかぶで、夏っぽい夕食にした。

金曜日にテレビ放映された『となりのトトロ』を見て、大泣き。

たぶん5・6年ぶりだとはいえ、初めて見るのでもないし、ものすごい感動巨編、というわけでもないのに、宮崎駿のアニメの中でこれがいちばん泣ける。どこか一箇所のシーンというのでもなく、ずっと鼻の奥がツンとしてて、いったん涙が出たら、もう最後までずーっと止まらない。

幼い姉妹、妹はおねえちゃんが大好きでおねえちゃんは妹の面倒を見て、妹が迷子になったら、お姉ちゃんも近所のおばあちゃんも、みんなしてあたりまえのように必死に探して、どうしようもなくなって泣きついたら、おっきくてふかふかのトトロが(空を飛んで!)助けてくれて、子供にとってお母さんというのは、無条件に好きで好きでたまらなくて、いてくれないと困る存在で・・・・ていうあの感じが、もう、だめ。

理由なんてない、ただ自分のもっとも近くにいる人たちが、損得なしで大事で、大事にされたくて、子供の頃ってそうだった。そんな当たり前のことが、日本人なら誰もがなつかしく思える風景、燃えるような夕焼けや、ずっと蝉が鳴いてる音がする背景の中で、ただただ描かれてるのが、たまらない。だめだ、トトロ、泣けるよー! あまりに泣きすぎて情緒不安定になるほどだった。ごめん、賢ちゃん・・・。でも君が見せるからいけないんだよ。収拾つかないまま、寝る。
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2006年07月29日(土)  金曜日、仕事の後のデートはいと楽し。

監査も無事に終了し、ほっと一息つく昨日の金曜日のこと。

私の上司はこの日、1年に1度か2度しかとらない、有休を申請していた。が、どうしてもこの朝に常務会で稟議しなければいけない議案があり、その時間だけ、出勤することになった。

前の議案が長引き、予定の時間よりもだいぶ遅れてはじまった上司の議案。かわいそうになーと思いながら自分の席で仕事をしながら待っていると、10分ほどで終わるはずの稟議なのに、20分を過ぎても帰ってこない。
「ずいぶん遅かったですね、なんか揉めたんですか?」
やっと戻ってきた上司に聞くと、
「いつもの通りの、専務との押し問答よ。『おまえは言われたとおりにすればいいんだ!』『そうは言いましてもですね!』ってねー」
と、涼しい顔でおっしゃる。
うちの会社で絶大なる権力を誇る専務と押し問答にまで発展する頑固さと信念を持ち合わせてるのは、ほんとにこの人くらいのもんである。

上司もいないんで夜は早めに切り上げ、賢ちゃんと大名に飲みに行った。
金曜日の夜ということで、ちゃんとお店を予約していった。店選び係は私。「新鮮なお魚を安く食べられる」コンセプトで選びました。
魚介サラダ、ごまカンパチ、塩カマスのお刺身、芝エビの唐揚。
生ビール3杯ずつ。
飲み食いしながら、仕事のことなどいろいろ話す。

「俺、最近、仕事がおもしろくないのは、上司がかわったせいだと思ってたんやけどさ、そうじゃないことに気づいたんよ。
 今年から担当がかわってさー。(注:彼の仕事のことなので、守秘義務考慮して、詳しい内容は中略します)
 やっぱり、仕事はやりがいがないとダメやね。
 でも俺、文句は散々言うけど、いちお、やることはやるけんさ、使い勝手がいいんよ。このまま行くと、来年も飯塚から出られずに、さらにめんどくさい担当になりそう」

「そうだよね、やりがいが大事だよねー。
 今朝さ、私の上司がさ、(・・・と、前述の様子を話す)。
 ほんと、あの人、頑固で意志が強いんよねー。権力をものともせんし」

「俺、そういう人、大好き。上の言うことに疑いもせずハイハイ言う奴、嫌なんよね」

「それで私の上司はさ、強きをくじき、弱きを助けるタイプなんよ。上にはさんざん歯向かうけどさ、自分より若い人とか、地位の低い人の悪口は、絶対言わんけんね。私のことも、私に面と向かっては、いろいろ嫌ごと言うけどさ、私のいないところで、他の人に私のこと悪く言ってることは、絶対ないと思う」

「立派な人やん。おまえの仕事、夜も遅いし大変そうやけん、異動とか転職とか考えれば?ってたまに思うけど、いつも話し聞いてると、上司がほんとにいい人そうやけん、できるだけ続けたほうがいいって思うんよな」

などなど。
お互い、同じ業界で同年代のサラリーマンなので、こういうとき、話がすごく通じておもしろい。

興が乗ってきて2軒目に行くことにする。飛び込みで知らないお店に入ったら、半個室みたいになってるところに通された。
「おお、雰囲気あるねー」
「なんか、エロいね〜」
しかし、そこでの話は、
『この1年で一緒に行ったラーメン屋さんのベスト3をそれぞれ発表!』
という、色気のかけらもないものだった・・・。
お互いリポーターに扮してマイクを握り、相手のベスト3について聞き出すのだ。

ちなみに、
えみ
「3位、皿山の丸八ラーメン!
 2位、熊本の大黒ラーメン!
 1位、久留米の龍の家ラーメン!
 番外編、元祖長浜!」
賢一郎
「3位、北海道ラーメンのすみれ!
 2位、東区の濃麻呂!
 1位、熊本の支那そば、北熊!
 番外編、久留米龍の家!」
であった。

今後も麺道を極めていく決意を二人して固め、最後に、TVチャンピオンを真似して、
「賢一郎さん、あなたにとって、ラーメンとは何ですか?!」
なんて聞いてみると、間髪入れず、
「強敵と書いて、友と読む!」
と力強い答えが返ってきました。
アホな二人・・・。

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